EC-CUBEコラム

主要5サービスと徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由【前編】

ひとことでECプラットフォームといっても、利用できる機能や制作できるデザインはプラットフォームによって大きく異なります。シンプルなECサイトを短時間で制作できるものもあれば、スモールスタートを行いながら事業の拡大に合わせて機能追加ができるものまで実にさまざま。そのため、各サービスの特徴を丁寧に比較してECプラットフォームを選ぶことが求められます。この記事では、EC-CUBEと主要5サービスをさまざまな観点から徹底的に比較し、各サービスのなかからEC-CUBEが選ばれる理由についてご紹介します。

 

◎ECプラットフォームを選ぶポイント

ECプラットフォームを選ぶポイントは大きく3つあげられます。それぞれのポイントをおさえてECプラットフォームを選ぶことで、売上アップが期待できます。

〇自社に必要な機能が搭載されているか

ECプラットフォームは、それぞれの機能を丁寧に比較し、自社の求める機能が備わっているものを選ぶのがポイントです。機能が豊富なECプラットフォームであっても、自社に必要な機能が備わっていなければ、コストをかけたものの売上につながらなかったり、業務が非効率となってしまったりする恐れがあります。ECプラットフォームの移行は、予想以上に多くのコストや時間が必要となるため、定期的にプラットフォームを乗り換えるのは現実的ではありません。「自社の基幹システムと連携し、ECサイトを運営しながら業務の効率化も図りたい」「ECサイトのデザインにこだわって他社と差別化したい」など、ECプラットフォームを構築して自社で実現したいことをまず明確にしましょう。目的のために必要な機能が備わったECプラットフォームを選ぶことが重要です。

〇セキュリティ対策は万全か

ECサイトでは顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱うため、万全なセキュリティ対策が欠かせません。ECプラットフォームを選ぶ際は、セキュリティ性能の高さも比較しておくことがポイントです。近年、大規模なECサイトのセキュリティが強化されてきていることもあり、中小規模のECサイトはとくに狙われやすい傾向にあります。ECサイトで起こりやすいセキュリティ関連のトラブルは、情報漏洩やサイト改ざん、クレジットカードの不正利用、ランサムウェアなど、さまざまです。これらのトラブルは、顧客の信頼の損失につながるだけでなく、損害賠償問題に発展するなど、結果として企業の存続が難しくなる恐れもあります。顧客情報漏洩の被害額は、1憶円弱にのぼる場合もあります。安全性の高い環境でECサイトが運営できるかは、ビジネスの成功を左右する重要な要素です。セキュリティ強化に有効なプラグインを提供しているか、ECサイト構築前後でセキュリティ支援を行っているかなどを、事前に確認しておくことが大切です。

〇サポート体制は充実しているか

ECプラットフォームのサポートは、サービスごとに体制や提供する内容が大きく異なります。各ECプラットフォームのサポート内容を比較したうえで、自社に必要なサポートが整ったものを選ぶと、ECサイトの運営担当者は安心して本来の業務に集中できます。万が一のシステム障害で迅速なサポートが受けられるか、メールだけでなく電話や対面でのサポートが受けられるかなどは、事前に確認しておきましょう。障害対応だけでなく、ECプラットフォームの操作方法に関する困りごとや、売上アップのための機能追加の提案、営業戦略まで相談できる場合もあります。自社のECサイト制作や運用保守に関する知識やノウハウに応じて、必要なサポートが受けられるECプラットフォームを選ぶことで売上アップが期待できます。

ECプラットフォームを選ぶポイント

◎EC-CUBEと主要5サービスの比較

EC-CUBEと主要5サービスを比較すると、主にカスタマイズの自由度やサポートの手厚さに違いがあります。各サービスを比較し自社にもっともあったサービスを選ぶことが大切です。

〇ShopifyとEC-CUBEの比較

Shopifyは、カナダ発のASP型のECプラットフォームです。ShopifyとEC-CUBEを比較すると、海外発と純国産のプラットフォームであることから、機能面やサポート体制において大きな違いがあります。純国産のECプラットフォームであるEC-CUBEは、日本国内のビジネス事情に対応した機能が充実しているのが特徴です。EC-CUBEには、商品発送における配送時間の指定や代金引換のサービス、商品の購入額に応じてポイントが付与されるポイント機能などが搭載されています。これらはすべて基本機能として備わっており、カスタマイズやプラグインなしで利用可能です。一方、カナダ発のECプラットフォームであるShopifyは世界中で利用されているサービスのため、多言語や他通貨への対応が基本機能として搭載されており、越境ECなど海外で事業展開を行いたい事業者に向いています。

サポート内容を比較すると、EC-CUBEは運用に関するマニュアルや、開発者向けのドキュメントなど、公式情報を含めてすべて日本語で用意されています。EC-CUBE利用者が情報交換できるコミュニティや、定期的にセミナーが開催されているなど、サポート体制が充実しているのが特徴です。また、EC-CUBEには、インテグレートパートナー制度があります。インテグレートパートナーとは、EC-CUBEを用いたECサイト構築や運用保守を行う専門業者のことです。インテグレートパートナーは、EC-CUBEからセキュリティなどに関する最新情報を受け取り、定期的に講習会に参加しているため、安心してサポートを受けられます。

Shopifyにも、ECサイトを構築するうえでの困りごとの解決に利用できるチュートリアル動画や記事が用意されていますが、公式情報を含め基本的にはすべて英語です。EC-CUBEのようにECサイトの構築や運用をShopifyパートナーに依頼できますが、こちらもやり取りが英語になる点には、注意が必要です。自社のECサイト運用担当者に英語への苦手意識がある場合、万が一のシステムトラブルの際には、やり取りが大きな負担となるほか、迅速な対応が難しくなるなどのリスクがあります。ShopifyとEC-CUBEの違いについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

〇カラーミーショップとEC-CUBEの比較

カラーミーショップは、国産のASP型のECプラットフォームです。カラーミーショップとEC-CUBEを比較して見えてくる違いは、主にカスタマイズ性やコスト面です。カラーミーショップでは、ECサイトの基本的なデザインが変更できる初級モードと、HTMLやCSSに対応し基本デザイン以外の箇所もカスタマイズできる上級モードを用意しています。ほかのASP型のECプラットフォームと比較すると、カラーミーショップはカスタマイズがしやすいプラットフォームです。しかし、オープンソース型ではないため、カスタマイズできる範囲には制限があります。オープンソース型のEC-CUBEはカスタマイズ性が非常に高く、ECサイトのデザインはもちろん、ほぼすべての機能を自由にカスタマイズできるのが特徴です。ユーザー向けの機能はもちろん、管理画面や販促機能、分析機能までカスタマイズできます。また、EC-CUBEは自社の基幹システムとも連携できるため、売上アップを実現しながら業務効率化を図ることが可能です。

カラーミーショップとEC-CUBEには、どちらも初期費用・月額費用が無料で利用できるプランがあります。カラーミーショップは、商品が売れた際に販売手数料が引かれる仕組みのため、ECサイトの規模が小さい間はコストをおさえられますが、売上規模が拡大すると販売手数料も大きくなります。比較してEC-CUBEでは、月額販売額が1,000万円を超えると月額費用が固定となるプランもあり、ビジネス拡大後もコストをおさえた運用ができる点が魅力です。カラーミーショップとEC-CUBEの違いについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

〇STORESとEC-CUBEの比較

STORESは、国産のSaaS型ECプラットフォームです。STOREはEC-CUBEと比較して、主にサービス形態に違いがあります。STORESは、主に小規模事業者や個人事業主に利用されており、有料プランでも月額1,980円から利用できるサービスです。ECサイト制作初心者向けに設計されているため、ITスキルに自信がなくてもデザインの変更や商品管理、SNSとの連携を手軽に行えるという特徴があります。短時間で手軽にECサイトが制作できる一方で、オリジナルデザインを制作したり、事業規模の拡大に伴った機能拡張は難しい場合があります。

EC-CUBEも基本機能は無料で利用できますが、利用開始にあたり、サーバー費用など一定の初期投資は必要です。しかし、EC-CUBEは拡張性が高いため、はじめは基本機能だけをつかってスモールスタートし、事業の成長に合わせて機能を追加するといった柔軟な運用が可能です。EC-CUBEでは、自由度の高いカスタマイズによって、他社との差別化につながるオリジナルデザインを実現できます。また、SEOによる集客戦略の展開や豊富な決済手段が用意されているなど、規模の大きな事業者はもちろん、成長志向のある事業者にとってもメリットが大きいプラットフォームです。

オープンソース型のEC-CUBEで制作したECサイトは自社の資産になるため、プラットフォームの急なサービス停止によってサイトの閉鎖を余儀なくされる心配もありません。STORESとEC-CUBEの違いについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

〇らくうるカートとEC-CUBEの比較

らくうるカートは、ヤマトグループが運営するECサイト構築プラットフォームです。らくうるカートとEC-CUBEと比較すると、カスタマイズ性やサポート体制に違いがあります。高度なカスタマイズよりも使いやすさに重点を置いているのが、らくうるカートの特徴です。EC-CUBEのように、初期費用をおさえてはじめることができ、事業の成長に合わせて必要な機能を追加できるというメリットがあります。販売・決済・配送などの管理が簡単に行えたり、販促キャンペーンなどに利用可能な自由編集ページが作成できたりする一方、プログラミングやシステム全体を大幅にカスタマイズすることはできません。

その点、EC-CUBEはHTML・CSSなどを用いたサイトデザインから、自社の業務効率化のための機能追加まで対応可能です。また、EC-CUBEではらくうるカートと比較して充実したサポートが受けられます。専門知識に不安がある場合は、EC-CUBE公式のインテグレートパートナーに構築から運用保守まで依頼できますし、日々EC-CUBEを運営するうえでの困りごとの相談からシステムトラブルまで対応しています。一方でらくうるカートは、メールもしくは電話で、土日祝や年末年始を除く9:00〜17:00まで、30分以内を目安にしたサポートがメインです。らくうるカートとEC-CUBEの違いについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

〇ecforceとEC-CUBEを比較

ecforceは、D2Cに特化した法人向けのECサイト構築プラットフォームです。ecforceとEC-CUBEを比較すると、コスト面やサポート体制に違いがあります。ecforceもEC-CUBEと同じく国産のサービスですが、複数あるプランに関わらず初期費用が発生します。初期費用・月額費用ともに無料で利用できるEC-CUBEと比較すると、コスト面では割高です。また、ecforceは大規模ECサイト向けのプラットフォームであるため、売上が数億円規模の事業者向けのプランなどが中心です。そのため、EC-CUBEのようにコストをおさえて運営を開始し、事業の成長に合わせて必要な機能を追加していくスモールスタートには不向きといえます。さらに、ecforceではマーケティングに特化した機能が豊富に用意されています。売上分析やアトリビューション分析が可能なほか、ECサイトから離脱しようとしたユーザーへのクーポン表示など、売上アップにつながる施策も充実しているのが特徴です。商品のセット販売・定期販売なども行っています。

一方EC-CUBEでは、割引機能やポイント機能が基本機能として搭載されています。EC-CUBEはカスタマイズ性に優れているため、搭載されている分析機能だけでなく、Google Analuticsなど外部の分析ツールとの連携も可能です。ecforceでは、ひとつのショップにつき、平均3名の専任サポートチームが配置されます。しかし、電話窓口はないため、トラブルシューティングの対応を含めて、基本的にはすべてメールやチャットでの対応です。EC-CUBEは構築から運用保守まで、公式インテグレートパートナーへのアウトソーシングを依頼できます。EC-CUBEは日本国内でもっとも利用されているプラットフォームでもあり、さまざまな事業者がパートナーとして登録しているため、豊富な選択肢のなかからサポートを依頼したい業者を選べるのも魅力です。ecforceとEC-CUBEの違いについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

EC-CUBEと主要5サービスの比較

◎まとめ

EC-CUBEは、ほかの主要5サービスと比較してカスタマイズ性が高く、運用保守サポートが充実しています。EC-CUBEではスモールスタートが可能であり、事業の成長に合わせて必要な機能を追加することができます。制作したオリジナルのECサイトが自社の資産になる点も、EC-CUBEを利用する大きなメリットといえるでしょう。
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