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EC-CUBEコラム

ecforceとEC-CUBEの違いを徹底解説!EC-CUBEが選ばれる理由とは

ecforceとEC-CUBEは、純国産のECサイト構築プラットフォームとして人気の高いサービスです。どちらも国内ビジネス向けで使いやすいサービスですが、特徴は大きく異なるため、それぞれの違いを理解して利用するサービスを選ぶことが大切です。この記事では、ecforceとEC-CUBEを比較し、EC-CUBEが選ばれる理由をご紹介します。

 

◎D2Cに特化した法人向けのECプラットフォームecforceとは

ecforceとは、株式会社SUPER STUDIOの提供するD2Cに特化した法人向けのECプラットフォームです。株式会社SUPER STUDIOは、自社でアパレル・食品・ホームケアなど数十のD2Cブランドの企画・運営を行っており、メーカーとしてのノウハウや経験をいかして、顧客の売上を最大化するためのサービスの提供を行っています。ecforceは、スタートアップ企業から大企業まで、業界問わず幅広く利用されています。SaaS型のecforceは、自社でサーバー管理やセキュリティ対策を行う必要がなく、申し込み後すぐにECサイトの構築をはじめることができます。
 
ecforceでは、ECサイト構築に必要な商品管理・カート機能・顧客管理・受注管理・分析機能などが揃っており、外部システムとの連携も可能です。ecforceでは、定期販売機能が標準機能として搭載されていることも特徴で、ユーザーから高い評価を得ています。ecforceにはセット販売機能もあり、ユーザーが商品の購入時に商品の詰め合わせの中身を選ぶことが可能です。高級食材や地方の特産物などを販売する際、定期回数ごとに異なる商品を設定できて便利です。ecforceの利用は、単一商品のリピートに注力したい企業にも向いているといえます。
 
急速に変化するEC市場のニーズへの対応として、30ヶ月連続で毎月平均10~20個の新機能をリリースしています。新機能の実装スピードが速く、売上を最大化させるための機能が充実しています。常に新たな機能が追加され、ECサイトが最適化されている点は、ecforceの大きな特徴です。ecforceには、自動チャット機能を利用したユーザーの入力データを分析したり、カスタマーサポート業務を効率化する機能も揃っています。また、ユーザーにECサイト上でアンケートを行った結果をもとに、ユーザー1人ひとりに最適な商品を提案できる機能などがあります。
 

D2Cに特化した法人向けのECプラットフォームecforceとは

◎ecforceとEC-CUBEを徹底比較

ecforceとEC-CUBEは、どちらも国産のサービスですが、コスト面・カスタマイズ性・マーケティング機能・サポート体制にそれぞれ大きな違いがあります。
〇コスト面の比較
EC-CUBEには、ダウンロード版とクラウド版の2種類が用意されています。ダウンロード版は初期費用・月額費用共に無料で利用ができますが、サーバーの用意やセキュリティ対策は自社で行う必要があります。EC-CUBEのクラウド版では、LiteプランとStandardプランが用意されています。Liteプランはコストをおさえて運用したい事業者向けで、初期費用が無料・月額費用は6,800円です。Standardプランでは、初期費用が7,000円、月額費用は49,800円から84,800円に設定されています。Standardプランでは、月間販売額が300万円を超えると月額費用49,800円に超過分×0.5%の金額が上乗せされますが、1,000万円を超えると84,800円で固定となります。EC-CUBEを用いたECサイト構築には専門知識や技術が必要となるため、専門業者への依頼を行う場合は、その構築費用も予算に入れておくことがおすすめです。
 
ecforceは、大規模ECサイト向けのプラットフォームであるため、プランに関わらず初期費用が発生するほか、月額費用もほかのプラットフォームと比較して割高に設定されています。ecforceの料金プランには、スタンダードプランと、売上が数億円規模の事業者向けのエキスパートプランが用意されています。スタンダードプランの初期費用は148,000円、月額費用は49,800円です。エキスパートプランでは初期費用が248,000円、月額費用が99,800円と設定されています。ecforceの初期費用・月額費用は、EC-CUBEやほかのECサイト構築プラットフォームと比較して割高のため、スモールスタートには不向きといえます。
 
〇カスタマイズ性の比較
EC-CUBEは、外部連携に関する制限がなく、自由にカスタマイズできることが大きなメリットです。社内の基幹システムや経理システムなどとも連携できるため、ECサイトの運用で売上アップを図りながら、自社業務の効率化を行うことが可能です。EC-CUBEは、プラグインを用いた機能追加が可能で、無料・有料のものを合わせて1,500種類以上のなかから選ぶことができます。オリジナルのデザインテンプレートを作成することで、競合他社との差別化を図れます。EC-CUBEでは、機能面もカスタマイズが可能で、カート機能や管理画面・配送方法・販促機能や分析機能など、ほぼすべての機能を自由にカスタマイズできます。BtoCだけでなく、BtoB販売にも対応可能です。
 
ecforceで用意されているデザイテンプレート数は無料・有料のものを合わせて20種類ほどと、EC-CUBEと比較すると少なめです。ecforceではオプション機能であるAPI連携機能を利用することで外部連携が可能ですが、APIのリクエスト数には制限があり、制限を解除するには料金が発生します。ecforceはEC-CUBEのようなオープンソースではないため、EC-CUBEと比較するとカスタマイズの自由度には制限があります。EC-CUBEのようにありとあらゆる箇所をカスタマイズできるわけではない点は、事前に認識しておくとよいでしょう。また、ecforceではBtoB販売への対応は行っていません。
 
〇マーケティング機能の比較
EC-CUBEは、標準機能として割引機能・ポイント機能・メールマガジン配信機能などが搭載されています。リワードプログラムや会員ランクに応じた特典など、新規顧客やリピート顧客の獲得に向けた施策を行うことができます。カスタマイズ性に優れたEC-CUBEは、標準機能として搭載されていないGoogle Analuticsなど外部の分析ツールとの連携も可能です。プラグインやカスタマイズによって、自社に必要なマーケティング機能だけを導入することができます。
 
ecforceは、マーケティング施策や売上アップにつながる機能が豊富な点が大きな特徴です。ecforceは広告の測定機能も優れており、コンバージョン率や継続率など、さまざまなデータを分析できるほか、購買に関する分析機能も充実しています。売上分析はもちろん、アトリビューション分析も行えるため、データをもとに客観的な分析と改善を繰り返し、売上アップを図ることが可能です。ecforceにはECサイトの離脱防止機能も搭載されており、ECサイトから離脱しようとしたユーザーにポップアップでクーポンやメッセージを表示させることが可能です。ecforceのパーソナライズシステムを利用すれば、ECサイトを訪問したユーザーにアンケートを行い、回答したユーザーの属性や購買歴・行動履歴をもとに最適な商品を提案することもできます。ecforceではセット販売機能も備えており、ユーザーは定期配送商品の組み合わせを選択することが可能なため、クロスセルの実現や顧客単価の向上につなげることができます。
 
〇サポート体制の比較
EC-CUBEは、サポート体制が充実しており、管理画面や運用に関するマニュアルや開発者向けのドキュメントが用意されています。EC-CUBEは日本国内でもっとも多く利用されているECサイト構築プラットフォームでもあり、情報収集が容易にできる点は、自社のECサイト運用者にとってメリットといえるでしょう。また、EC-CUBEでは認定パートナー制度を導入しています。EC-CUBEの認定パートナーは、セキュリティなどに関する重要情報をEC-CUBEから先行して受け取っており、EC-CUBEに関する豊富な知識やノウハウを保有しているため、ECサイトの構築から運用保守まで一貫して任せられます。
 
ecforceでは、ひとつのショップにつき、平均3名の専任サポートチームが配置され、ecforceを用いたECサイト運用の課題解決やトラブルシューティングのサポートを受けることができます。ecforceの問い合わせはメールでの対応が基本で電話窓口はありませんが、オプション機能を利用することで、チャットでのサポートを受けることが可能です。
 

ecforceとEC-CUBEを徹底比較

◎EC-CUBEならコストをおさえてオリジナルのECサイトが構築できる

EC-CUBEは、カスタマイズ性に優れており自由度が高いことが大きな特徴です。EC-CUBEを用いることで、コストをおさえながら自社のニーズや業務フローにあったECサイトが構築できます。EC-CUBEのデザインは、無料・有料のデザイテンプレートから選択できるだけでなく、独自に作成することが可能なため、自社のブランドイメージを体現し、競合他社との差別化を図ることが可能です。機能のカスタマイズ性にも優れており、ECサイト運用に必要なさまざまな機能を使いやすいようにできます。
 
EC-CUBEでは、商品管理・在庫管理・決済・分析機能など、ECサイトを運用するうえで必要な機能が標準機能として搭載されています。純国産のプラットフォームであるEC-CUBEには、日本国内の商習慣に合った機能が充実しています。EC-CUBEを利用して商品を購入したユーザーは、商品の配送時間の指定が可能です。ECサイト上で利用できる割引クーポンやポイント機能も標準機能として無料で利用しながら、顧客満足度の向上を図ることができます。EC-CUBEは、初期費用・月額費用ともに無料で利用できるため、まずは標準機能だけを利用してECサイトをはじめてみたいという企業にも最適です。EC-CUBEは、イニシャルコストとランニングコストが明確なため、予算の見通しが立てやすいのもメリットといえるでしょう。ビジネスが広がった際もプラットフォームを変更する必要がなく、コストを一定におさえた運用が可能です。
 
EC-CUBEを用いてオリジナルのECサイトを構築するには、専門知識や技術が必要なため、専門業者へ依頼を行いましょう。自ECサイト構築の目的やゴールを洗い出し、専門業者とすり合わせることで、自社の要望にあったサイト構築が実現できます。また、EC-CUBEはパートナー制度を設けています。EC-CUBEの認定パートナーは、EC-CUBEから直接セキュリティなどに関する重要情報を定期的に受け取っているほか、講習なども受講しており、EC-CUBEに関する知見やノウハウが豊富です。EC-CUBE認定パートナーには、ECサイト構築に限らず、運用保守まで依頼できます。運用や保守を外部に依頼することで自社の担当者の負担を最小限におさえることができるほか、万が一のシステムトラブルの際も安心です。
 

EC-CUBEならコストをおさえてオリジナルのECサイトが構築できる

 

◎まとめ

EC-CUBEは、ecforceと比較してコストが低く、カスタマイズの自由度が圧倒的に高いのが特徴です。初期費用・月額費用が無料で利用できるプランもあるため、スモールスタートで事業の拡大に合わせてユーザーや自社のニーズに必要な機能を搭載していくことが可能です。EC-CUBEを用いたECサイトの構築は、EC-CUBE認定パートナーに構築を依頼することで、よりクオリティが高く、セキュリティも強固なECサイト構築が実現できます。EC-CUBEに関するご相談は、神奈川県最上位ランクのEC-CUBE認定パートナーである当社まで、ぜひお気軽にご相談ください。
ecforceとEC-CUBEの違いを徹底解説!EC-CUBEが選ばれる理由とは