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EC-CUBEコラム

らくうるカートとEC-CUBEの違いを徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由

らくうるカートとEC-CUBEはどちらも人気のECサイト構築サービスとして注目を集めています。らくうるカートは、ヤマトグループが提供する初心者向けの総合型サービスで、EC-CUBEは、初心者からECサイト構築の専門家まで対応可能な国内最大手のオープンソースプラットフォームです。この記事では、異なる特徴を持つらくうるカートとEC-CUBEを比較し、ビジネスに最適な選択をするための方法を提案します。

 

◎ヤマトグループでデータを一元管理できるらくうるカートとは

2018年にスタートしたらくうるカートは、ヤマトグループの「ヤマトファイナンシャル株式会社」が運営するECサイト構築サービスです。らくうるカートはヤマトグループでデータを一元管理できるため、必要な機能をまとめて導入・管理できます。農家などの一次産品事業者から飲食店、同窓会事務局、路面店、車内販売にいたるまで、さまざまな業種のニーズに対応できるらくうるカートで、ネットショップ開業にかかるさまざまな準備と高額なコスト問題の解決が可能です。

らくうるカートでは、ネットショップの商品設定・商品分類設定・デザイン設定・フリーページ作成・ランディングページ作成ができます。ネットショップで会員登録した顧客情報や受注のステータスをらくうるカートで管理し、作業の効率化や省電力化が図れます。支払いや配送、決済手数料や送料の設定が簡単で、B2クラウドと呼ばれるヤマト運輸独自の送り状発行システムと注文情報との連携もワンクリックで可能です。送り状を手書きすることなく履歴はPCかららくうるカートの管理画面で確認できます。

らくうるカートのスマートフォンに特化した機能では、チラシやカタログに貼り付けたQRコードから簡単に商品ページにアクセス、販売が可能です。スマートフォンで写真を撮影し、簡単に商品登録・販売までをらくうるカートが実現します。 ビジネスの売り上げが増加し、追加したい機能ができた場合や、よりコストパフォーマンスの高いプランに変更したい場合などは、気軽にらくうるカートのプランの確認や変更が可能です。ほかにも、らくうるカートではスマートフォン完全対応・クロネコクレカ払い・コンビニ、ロッカー受け取り・アナログ受注登録(代理注文)、会員限定クローズドサイト・複数配送先設定のギフト対応・レスポンシブ対応のテンプレートなど、購入者のライフスタイルに合わせて購入しやすい機能も備えています。

ヤマトグループでデータを一元管理できるらくうるカートとは

◎らくうるカートとEC-CUBEを徹底比較

らくうるカートとEC-CUBEは、いずれも日本で開発されたECサイト構築プラットフォームです。日本語での情報収集が簡単で、操作性や信頼性の面でも高く評価されていますが、特徴やサービス内容には違いがあります。それぞれの特性を踏まえ、目的や事業に応じた選び方が大切です。

◯初期費用・コストの比較

らくうるカートでは、初期費用は3,300円、ひと月330円から利用できるプランがあり、30日間無料でお試しできます。EC-CUBEは、オープンソース型のECサイト構築プラットフォームのため、ダウンロード版なら無料でインストールして始められ、初期投資をおさえたECサイトの構築が可能です。月額費用は、全体でらくうるカートが安価になる場合もありますが、豊富な機能が揃っているのはEC-CUBEです。らくうるカートであとからプランを変更する場合は、アップグレードのみ可能です。EC-CUBEなら、らくうるカートと比較して必ずプランをはじめから決定する必要がなく、あとから必要な機能と予算のバランスで追加・調整が自由にできます。

◯操作性の比較

らくうるカートは、スマートフォンで商品ページの作成が可能で、受注から入金、配送までを1画面で確認できます。Webに詳しくなくても、らくうるカートなら40種類以上の好みのテンプレートから選択、メインのビジュアルをスライドショー形式で表示するなど、トップページの情報も自由に編集可能です。らくうるカートは、画面サイズに応じて適切な表示をするレスポンシブデザインにより、スマートフォン表示にも対応しています。EC-CUBEは、ドラッグ&ドロップでサイトの構成を直感的に組み立てることが可能で、すぐにプレビューの確認ができ、管理画面が見やすく操作性に優れています。らくうるカートと比較してスムーズなサイトの構築が可能です。

◯拡張性・柔軟性の比較

らくうるカートでは、販売・決済・伝票発行・配送・受け取り・清算などの必要な機能をまとめて導入することができ、管理も簡単に行えます。コラムやキャンペーンなどに使用できる自由編集ページもらくうるカートで作成可能です。より専門的なプログラミングによるカスタマイズやシステム全体の大幅な変更には、らくうるカートは対応していません。高度なカスタマイズ性よりも使いやすさに重点が置かれているのが、らくうるカートの特徴です。EC-CUBEでは、Webアプリケーション開発のための強力なオープンソースツールを採用したことで、らくうるカートと比較してもカスタマイズ性が向上しました。基本機能を拡張するための仕組みであるコア拡張機能の実装により、簡単で自由なカスタマイズもEC-CUBEなら安全に行えます。効率的でセキュリティ性の高いWebサイトにするためのHTML/CSS設計の整備とFLOCSSの採用で、デザインの変更もらくうるカートと比較して豊富に揃っています。ホームページ制作におけるガイドブックの役割を持つスタイルガイドとHTMLコードエディタの提供により、効率的なデザインコーディングもEC-CUBEで実現できます。よくある利用者のサイト内での一連のやり取りに合わせて設計図を作り直し、これまで拡張しづらかった箇所に拡張機構を追加したことで、ビジネスニーズに合わせてEC-CUBEで柔軟に機能追加やデザイン変更が可能になりました。

◯セキュリティ面の比較

らくうるカートは、大手のヤマト運輸が運営しており、過去に個人情報が流出したという事例がないため、セキュリティ面で安心感があることが特徴です。一方EC-CUBEは、セキュリティ専門企業の「EGセキュアソリューションズ」とアドバイザリー契約を結んでいます。クラウド版では、スタンダードプランに常時SSl化やセキュリティパッチの自動適用などセキュリティ対策が含まれており、安全に利用できます。プラグインによるセキュリティ強化機能の追加も可能で、それぞれのセキュリティ要件に合わせた構築と運用ができます。新規で発見された脆弱性は、EC-CUBEサイトと情報データベース検索に公開されているため、運営中も継続してセキュリティ診断が可能です。EC-CUBEのコミュニティ全体で「バグバウンティ」と呼ばれる脆弱性や不具合の報告に対して報酬が与えられる取り組みも実施されています。EC-CUBEは、らくうるカートと比較して具体的な対策を自分で組み合わせることができるため、用途にあった最適なセキュリティ対策が可能です。

◯サポートの比較

らくうるカートでは、メールでの問い合わせのほかに「らくうるカートサポートセンター」というカスタマーサービスがあり、土日祝・年末年始を除いて9:00から17:00まで、30分以内を目安に電話でのサポートが受けられます。EC-CUBEには、開発者・制作会社・決済代行などの豊富な開発コミュニティがあり、ユーザーマニュアルやよくある質問なら、EC-CUBEのウェブサイト上からでも一覧で確認可能です。問い合わせ内容に応じて、各種お問い合わせフォームも用意されており、らくうるカートよりも充実したサポートを受けることができます。

らくうるカートとEC-CUBEを徹底比較

◎ECサイトの構築はカスタマイズ性の高いEC-CUBEがおすすめ

EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが提供するECサイト構築プラットフォームです。2006年にリリースされ、2019年にはEC-CUBEのクラウド版として共創型クラウドECプラットフォーム「ec-cube.co」もリリースされました。EC-CUBEの機能をクラウド環境で利用できるようになったため、より多くの企業やオンラインショップで活用されるようになり、日本国内だけでも30,000店舗以上、180万ダウンロードを突破しています。大阪発のベンチャー企業グループであるイムグルムグループのグループ会社で、グループのマーケティング総合支援体制を活かしながら、一連のECビジネスの流れをワンストップで支援できる仕組みを持ちます。EC-CUBEはカスタマイズ性が高く、開発者向けの機能も充実しているため、細かな要望に対応できます。

セキュリティ面では、クラウド版のプランに含まれた対策や、プラグインで必要な対策を追加するなどのアプリケーションでの対策支援に加え、セキュリティ対策を行いやすい環境づくりや、利用者のセキュリティリテラシー向上のための支援など、三位一体で手厚く行われていることが特徴です。サポート面においても、EC-CUBE公式パートナーとして専門企業がセキュリティアップデート、システム障害時の調査・復旧、メールやチャットでの運用サポート、バックアップ代行、サーバー・ドメイン管理代行、コンサルティングサービスなどに対応しています。公式のサポート以外にも全国に広がるパートナー、ユーザーとのコミュニティが問題解決や情報共有に活用可能です。より柔軟で多様なサポート内容から、ビジネスに合った最適なサポートの選択ができます。EC-CUBEは、まずはECサイトの運営を小さくはじめてみたい方から、高機能にこだわった高付加価値のECサイトの構築まで、幅広いニーズに対応しています。

ECサイトの構築はカスタマイズ性の高いEC-CUBEがおすすめ

◎まとめ

らくうるカートは、低コストでECサイトプラットフォームの構築が簡単で、配送や決済などもヤマトグループのサービスと連携できることが特徴ですが、高度なカスタマイズを必要とするECサイト構築には向いていません。国内での豊富な導入実績と高い認知度のあるEC-CUBEなら、初期費用をおさえつつ幅広いビジネスニーズに対応可能で、理想のECサイトの構築が実現できます。

 
らくうるカートとEC-CUBEの違いを徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由