EC-CUBEコラム
ECサイト運用を効率化するネクストエンジンとEC-CUBEを外部連携するメリット
ECサイト運用を効率化するネクストエンジンとEC-CUBEを外部連携するメリット 複数のECサイト運用を行う企業のなかには、サイトごとに商品登録や在庫管理を行っている場合も多く、作業時間や人員確保に悩む経営者の声を多く聞きます。自社で運用するECサイトをまとめて一元管理すると、社内における業務の効率化を実現し、売上アップや新規サイトの立ち上げも行いやすくなります。ECサイトの一元管理には、連携できるプラットフォーム数が業界最大数のネクストエンジンと、カスタマイズの自由度が高いEC-CUBEの組み合わせがおすすめです。この記事では、ネクストエンジンとEC-CUBEそれぞれの特徴と連携するメリットをご紹介します。
◎複数のECサイトを一元管理できるネクストエンジン
ネクストエンジンとは、複数のECサイトを一元管理できる受発注管理システムのことです。ECサイトを複数運用するHamee株式会社が2007年に稼働を開始し、翌年2008年より外部提供を行っています。実際のECサイト運用者が開発しているため、利用者目線で操作がしやすく、業務効率化につながる機能も豊富な点がネクストエンジンの特徴です。ネクストエンジンは日本を代表する大手企業でも多く導入されており、利用店舗数は52,000店以上にものぼります。ネクストエンジンに対応可能なECモールやカート数は業界最大級の50種類以上あり、自社に合ったECプラットフォームを選んで連携させることが可能です。また、ネクストエンジンは複数のECサイトを一元化し、サイト運用を効率化するための機能を200種類以上備えており、機能追加だけでなく基幹システムや外部サービスとも連携できることが強みです。
ネクストエンジンを導入すると、ECサイトにおける商品の在庫管理や受発注業務、顧客管理、出荷作業など、サイト運用に必要な一連の作業を自動化し、効率的に運用できるようになります。複数のECサイトを運用する場合、各プラットフォームごとに販売する商品の登録や在庫管理、受注対応などの作業が必要です。それぞれのECサイトの売上規模が一定以上になると、各サイトへの入力作業だけで多くの時間や手間がかかります。そのため、コストの増加や人員の確保に悩むケースや、新たなビジネスチャンスはあるものの、店舗の拡大に踏み切れないというECサイト運用者も少なくありません。
さらに、ネクストエンジンを導入により、各ECサイトごとにログインすることなく、異なるプラットフォーム上の情報を一元管理できます。そのため、ECサイト運用における作業工数や人員を削減し、新規ECサイトの立ち上げも行いやすくなります。ネクストエンジンでは、30日間の無料体験を提供中です。無料期間中に利用できる機能やサポートに制限はないため、実際にネクストエンジンが自社の体制に合うかを確認してから導入できます。
◎国内ECサイトで利用率No.1のEC-CUBE
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発を行う、純国産のECプラットフォームです。EC-CUBEはオープンソース型のプラットフォームのため、一般公開されているプログラムを無料でサーバーにダウンロードでき、簡単にECサイトの構築を開始できます。EC-CUBEは常にアップデートを続けており、現在は2024年にリリースされたEC-CUBE4.3.0が最新版として利用されています。初期費用・月額費用も無料で、費用をおさえてスモールスタートができるのが、EC-CUBEの大きな魅力のひとつです。
EC-CUBE4を利用するメリットとしてまずあげられるのが、インストールしただけでECサイト構築に必要な機能が揃い、すぐに利用開始できる点です。EC-CUBE4では、サイトトップページや商品一覧ページ、マイページ、お問い合わせフォーム、注文内容確認ページなどが基本機能として搭載されています。ユーザー向けだけでなく、ショップオーナー向けの管理機能も充実しているEC-CUBE4は、受注に関する負担軽減や業務効率化につながる機能が豊富です。また、HTMLやCSSのコーディングルールをまとめたスタイルガイドも提供されており、デザイナーがより簡単にデザインのカスタマイズを行える仕様です。
EC-CUBE4の特徴や機能については、こちらのコラムもご覧ください。
EC-CUBEは国内のECサイトで利用率No.1のプラットフォームです。EC-CUBEが業界問わず多くのECサイトに選ばれている理由には、豊富な機能に加え、国産のプラットフォームならではの使いやすさ、サポート体制の手厚さなどがあげられます。また、EC-CUBEはカスタマイズの自由度が高いため、ブランドイメージに合わせたオリジナルのサイトデザインはもちろん、業態やサイト規模にあった機能の追加が可能です。EC-CUBEプラグインを利用すれば、決済サービスや配送サービス、サイト分析などのカスタマイズも行えます。さらに、オープンソース型のEC-CUBEはソースコードの自由な改変も行えるため、カスタムオーダーや定期販売、オンライン予約なども実現可能です。
EC-CUBEの詳しい実績については、こちらのコラムもご覧ください。
◎ネクストエンジンとEC-CUBEを連携するメリット
ネクストエンジンとEC-CUBEを連携するなら、複数のECサイトを一元管理でき、業務の効率化につながるさまざまなメリットを得られます。
ネクストエンジンとEC-CUBEを連携するメリットのひとつに、運用するすべてのサイトの在庫状況を一元管理できる点があげらます。ネクストエンジンとEC-CUBEを連携すると、在庫状況が24時間365日自動で反映され、キャンセルや返品による在庫変動にも対応しています。運用するすべてのECサイトの在庫が一覧で可視化できるため、各プラットフォームごとにログインして在庫の調整作業を行う必要がなく、ネクストエンジン上で必要に応じた在庫の振り分けが可能です。また、ネクストエンジンとEC-CUBEの連携により、各サイトの在庫数を連動させられます。たとえば、EC-CUBE上で商品が売れた場合、ほかのプラットフォームでの在庫数をネクストエンジンが自動で減らし、在庫調整が瞬時に完了します。
ECプラットフォーム間での在庫の振り分けを適切に行えると、過剰在庫が防げるほか、せっかく受注を受けたのに実は在庫がなくキャンセルせざるを得ないという事態も防止できるでしょう。過剰在庫を防ぐことは、コスト削減にもつながる重要なポイントです。また、在庫の適切な管理は、顧客満足度の向上にも大きなメリットをもたらします。
ネクストエンジンとEC-CUBEの連携は、商品登録作業の負担軽減にも効果的です。EC-CUBE上で販売したい商品をネクストエンジンに登録すると、自動で各サイトに一括登録を行えます。EC-CUBEのようにネクストエンジンに対応しているECプラットフォームであれば、各サイトによって異なる商品ページの仕様やサイトデザインに関わらず一元管理されるため、商品登録作業の大幅な効率化が実現できるでしょう。
また、ネクストエンジンとEC-CUBEの連携では、商品情報の書き換えや値段の変更も一括で簡単に行えます。ECプラットフォームごとに商品登録のフォーマットが異なっていても問題ありません。手入力作業やCSVファイルの加工作業なども不要です。大規模なセールや急な販促キャンペーンの実施など、一時的な値段の変更が必要になった場合も、作業担当者の負担をおさえられます。ECサイトごとに異なる画像をアップロードしたり、テキストの追加や削除といった作業もすべてネクストエンジン上でまとめて行えます。
ネクストエンジンとEC-CUBEの連携は、ECサイト運用における業務の効率化にも効果的です。ネクストエンジンとEC-CUBEを連携すると、自社で運用するすべてのECサイトにおける受注から出荷までの状況が、「注文ステータス」としてひとつの画面で確認できます。全店舗の受注状況をネクストエンジンでまとめて管理できるほか、発注書や出荷伝票の作成、注文確定や出荷完了メールの送信もすべて自動化が可能です。優先して対応すべき注文や、出荷待ちの商品などが一目で把握できるため、作業担当者の属人化を防ぎます。また、情報共有に割いていたリソースを別の売上アップにつながる施策に充てられるのです。
さらに、ネクストエンジンとEC-CUBEの連携では、あらかじめECサイトごとに各商品の在庫数を指定しておき、残りの在庫数に応じて発注数を自動計算することもできます。発注商品が入庫するとECサイト上の在庫数に自動で反映されるため、発注から仕入れまで一貫した在庫管理ができ、業務負担の軽減につながります。ほかにも、ネクストエンジンとEC-CUBEの連携することにより、仕入れ先管理や分析機能の利用も可能です。分析機能では、ECサイトごとの売上や粗利分析だけでなく、キャンセル商品や手数料、送料、ポイントなど売上につながる幅広い分析を行えます。
◎まとめ
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