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ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022受賞!訪問鍼灸マッサージ向けレセプトアプリ「spotlog」
当社開発の訪問鍼灸マッサージのレセプトアプリ「spotlog」が、ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022の社会業界特化系ASP・SaaS部門にて「ASPIC会長賞」を受賞しました。平成31年1月1日より導入された「受領委任制度」により、提出書類が増えるなどレセプト業務が重くのしかかり、悩みを抱えている訪問鍼灸マッサージの店舗は多いのではないでしょうか。この記事では、レセプト業務をより簡単に効率良く行うことができるレセプトアプリspotlogの魅力をご紹介します。
◎優秀なクラウドサービスを表彰するASPIC IoT・AI・クラウドアワード
ASPIC IoT・AI・クラウドアワードとは、総務省などの後援によって一般社団法人ASP・SaaS・AI・IoTクラウド産業協会が開催している日本国内で提供されている社会に有益かつ、安心安全なクラウドサービスなどを表彰する取組みのことです。
このIoT・AI・クラウドアワードは、国内のIoT・AI・クラウド関連業界の活性化や市場創造、情報基盤の確立、企業の生産性向上に尽力すると共に、持続可能な豊かな社会の実現と国際社会への貢献を目的としています。10部門での受賞企業決定にあたっては、各分野の有識者からなる審査委員会により審査を行い決定します。
今回、当社の訪問鍼灸マッサージ向けレセプトアプリspotlogが受賞したのは、そのなかでも社会業界特化系ASP・SaaS部門のASPIC会長賞になります。
◎訪問鍼灸マッサージ市場とレセプト業務
高齢化社会となり病院や施設から在宅へシフトした地域包括ケアの推進によって、訪問鍼灸マッサージの需要が増加しました。そんな訪問鍼灸マッサージ市場の拡大によって、療養費の適正化のため受領委任制度がはじまりました。受領委任制度とは、訪問鍼灸マッサージなどを受ける患者の経済的負担を軽減し、安心して施術を受けられるように設けられた制度のことです。これにより患者はレセプトに署名することで自身の負担分のみ支払って、保険者負担分のレセプト請求を訪問鍼灸マッサージ施術者に委任することができるようになりました。
その一方で事業者は、今まで以上に高精度の帳票作成が求められるようになり、レセプト請求に関する提出書類が増加しました。今まで以上にレセプト業務が複雑となり、訪問鍼灸マッサージを行う治療院の負担が大きくなりました。もし制度をしっかり理解せずに違反した場合は、5年間の保険取り扱い中止処分など厳しい措置がとられる場合があります。そのような状況により、一層レセプト事務作業に注意するべく、時間と手間がかかるようになりました。さらに毎年のように制度改定があり、訪問鍼灸マッサージの保険請求業務は難しくなる一方です。訪問鍼灸マッサージの治療院にとって、レセプト業務の負担増加は本来の施術業務を圧迫しかねない状況に陥ってしまったのです。
◎電子レセプトの普及率96%レセプトアプリとは
訪問鍼灸マッサージの治療院にとって、負担が増えつつあったレセプト業務を簡単するべく開発されたのが、レセプトアプリです。レセプトアプリとは、レセプトコンピュータアプリの総称を言います。以前は、紙ベースでのレセプト管理が主流でしたが、現在はレセプトアプリを含む電子レセプトは訪問鍼灸マッサージの治療院も含め病院・診療所・調剤薬局などで90%以上にも上り、医療機関では当たり前のように使用されています。
レセプトとは診療報酬明細書のことで、医療費の領収書のようなものです。支払い機関は、医療機関よりレセプト請求を受けることで、保険診療などが正しく実施されているかを審査し、診療報酬を支払います。これらは患者ひとりひとりの情報を扱うため、膨大な量のレセプトを管理しながらも、セキュリティ対策も必要となります。また毎月行う必要があるレセプト請求は、病院や訪問鍼灸マッサージなどを行う治療院などに大きく負担がかかります。そのため、いかにスタッフの負担を減らせるかを考える必要があります。
これらレセプト業務はかつて手作業で行われていましたが、レセプトアプリの登場により、正確性とスピードアップが叶えられたと言えるでしょう。さらに、レセプトアプリを導入することによって請求データを活用して、経営分析に役立てることも出来ます。紙ベースでのレセプト管理だと気づけないことも、電子化されることで明らかになることもメリットのひとつです。長期的に見ても、訪問鍼灸マッサージといった治療院でも導入は必須と言えるでしょう。
またレセプト業務が行えるソフトやアプリは、いくつか出ていますがメーカーによってさまざまな特徴があります。実際に使用している電子カルテとの連動や、求める機能があるかなどによって選ぶことがポイントです。なかには少人数での運営だからと躊躇している訪問鍼灸マッサージの治療院もあるかもしれません。しかし少人数だからこそレセプト業務などの事務処理の時間減らして、より訪問鍼灸マッサージの時間を捻出することが重要なのです。レセプトアプリを使うことで業務効率向上を目指し、多くの患者に対応することが可能となります。それぞれの業務に特化したレセプトアプリも出ているので、内容に合ったレセプトアプリを使用することで、業務の軽減につながります。
◎訪問鍼灸マッサージ向けレセプトアプリ「spotlog」
YTC・PLUSでは、訪問鍼灸マッサージ向けに適切な請求業務を自動化・効率化・高精度化を実現するレセプトアプリ「spotlog」を開発しました。spotlogでは治療院の訪問鍼灸マッサージの施術スタッフができる限り治療に専念できるように「SNSによるチェックインの手軽さで実績報告」「CRMの管理画面のように整理された構成」「カレンダーアプリ感覚で予実を管理」といったレセプト開発を行いました。
spotlogは、PC上で管理するだけでなくスマートフォン専用のレセプトアプリがあるため、スキマ時間に訪問鍼灸マッサージ先の施術報告をすることが可能です。そのため休憩中や訪問鍼灸マッサージ帰りの移動の合間に施術録を残すことができるようになり、レセプト業務の効率化が図れるようになりました。入力された訪問鍼灸マッサージ先の情報は、リアルタイムでほかのスタッフやあらゆる機器に連携されるため、請求業務の7割がレセプトアプリで完結します。さらに施術録のほか、いままで訪問鍼灸マッサージ先では確認できなかった患者の情報にもその場でアクセス可能となることで、より良い訪問鍼灸マッサージのサービス向上が期待できます。
なかでもspotlogのレセプトアプリを使用する上で注目されるのが、GPSチェックイン機能です。スマートフォンのGPSを用いることで、訪問鍼灸マッサージに行った証跡が残ります。これにより正確な位置情報を基にしたルート計算が可能となりました。月末にはレセプトアプリにて計算済のレセプトを印刷するだけのワンクリック作成となり、事務処理の時短につながります。また万が一監査があった場合も、GPSの証跡があるため安心です。GPSチェックイン機能は本業界の先駆けと言えるでしょう。アプリとクラウドによる操作性は、これまで複雑だったレセプトを手軽で簡単に作成できるようにしました。
レセプトアプリを利用していくなかで気になるのは、後々発生する可能性がある料金改定や制度変更ではないでしょうか。レセプトアプリspotlogなら新たな作業は不要で、システムは自動でアップデートされます。平成31年1月1日より導入された「受領委任制度」のように新しい制度が施行されても問題ありません。新制度に対応したバージョンへ無料でアップデートすることができます。患者の膨大なレセプトデータもクラウド上に保存されることで、すべての機器から瞬時にアクセスすることが可能となりました。制度変更の度に色々な情報を収集しながら時間を費やしてきた方々には、自動で無料のアップデートは朗報ではないでしょうか。
また医師や保健者へ書類を提出する際も、簡単に作成ができます。現在プリセットされているフォーマットには、「療養費支給申請書」「往療内訳表」「総括表」「請求明細書・領収書」「再同意依頼書」「施術報告書」があります。さらにケアマネジャーへの報告書や各種報告書も開発中で、今後のさらなる機能向上に取り組んでいます。
例えば、地域で高評価を得ている治療院で共通して行っている「ケアマネ向けの報告書」ですが、訪問鍼灸マッサージの施術報告書のように料金はレセプト請求出来ません。それでも、患者のケア品質の向上とともに営業面での信頼を高めるためにも必要なものです。そこで、レセプトアプリ内で「日報を入力しやすいようにアプリ化」「報告書にAIアシストを使用」「アプリから人体図に手書き」など、質の高い日報と報告書が簡単に作れるように現在開発を進めています。ほかにも利用者様の声を反映しながら、より良いサービスのお手伝いをいたします。
既存のレセコンは多機能過ぎるため、訪問鍼灸マッサージの施術者が実際に使用するとなると使いづらくて見づらいという声がありました。そこで当社のレセプトアプリspotlogは徹底的に使いやすさにこだわり、直感的に使用できるように設計・デザインされています。普段使用しているクラウドソフトの操作に合わせつつも、レセプトがシンプルに作成可能になるようにとの想いから形になりました。
◎さまざまな治療院の活用事例
レセプトアプリspotlogは、個人開業の事務所を中心に高い評価をいただいています。特に、訪問鍼灸マッサージ事業は個人開業される方が多いのも現状です。
一方では、上場企業の子会社や500名以上の総合介護事業所の1部門に採用されています。
導入例として、10名程の施術スタッフを抱える訪問鍼灸マッサージの治療院では、月末のレセプト業務を経営責任者の方とアルバイトスタッフにて行っていました。しかし治療院の事務所が県境にあり複数の県に訪問鍼灸マッサージに出向いているため、レセプト業務が複雑だったのです。
そんななか訪問鍼灸マッサージ事業拡大に伴い、レセプトアプリ「spotlog」の導入を決めたとのことです。そしてレセプトアプリを導入したことによって、日々の訪問鍼灸マッサージの成果を積み木のように記録に残すことが出来て月末のパンク状態が一気に解消しました。また法改正があると今までは自分で調べながら解釈していく必要がありましたが、spotlogは毎月のようにアップデートがあり、法改正にも対応しているため安心感があるとの声もいただいています。また普段使いなれているスマホを使用するため、20~60代と幅広い年齢層の施術スタッフでもすぐに使いこなすことができました。
ひとりや2人など少人数で運営している訪問鍼灸マッサージの治療院では、患者が増えるにつれてレセプト請求業務やカルテ管理が煩雑になったとの声がありました。当時他社のオンラインカルテやレセプト請求システムを使用していましたが、訪問鍼灸マッサージのカルテとレセプトが連動していないため使いにくさを感じていたようです。
そこでPCとスマホどちらかでもログイン可能でカルテとレセプト管理ができ、さらに充実したサポートや格安な料金によりspotlogの導入を決めたとのことでした。元々使用していたレセプト会社からのデータ移行も、サポートがあったため難なく完了しました。導入後はカルテ管理とレセプト請求が、すべてspotlogで完結するため、月末の料金請求やレセプト申請業務がとても便利になりました。
さらに多くの導入先で聞かれるのが、導入前と比べて勤務時間に余裕が生まれたとの声です。レセプト業務が簡略化されたことで、確認作業も少なくなったとのことでした。今までエクセルやワードで管理していた際は、訪問鍼灸マッサージ終わりに1度事務所に戻ってから作業という流れだったものが、移動時間に簡単な入力を済ませるようになりました。ひとり当たりの労働生産性が向上した結果、新たに訪問鍼灸マッサージの患者を受け入れることができました。
実際に導入が決まり移行する際は、訪問鍼灸マッサージ以外の業務量が増えることはあるかと思います。しかし、慣れていけばレセプト業務が圧倒的に簡易化されるためメリットの方が大きくなります。
◎まとめ
高齢化に伴う地域包括ケア推進により、今後も訪問鍼灸マッサージ事業のニーズは増えていくことでしょう。複雑なレセプト業務やカルテ管理は、レセプトアプリで一元化して効率化を図ることで、施術スタッフが患者への施術に専念できる環境を整備できます。本業界の先駆けであるGPSチェックイン機能で月末のレセプト請求をワンクリックで行えます。データの移行など複雑な作業も、導入から運営までサポートするのでご安心ください。各分野の有識者により選ばれASPIC IoT・AI・クラウドアワードで受賞したspotlog。詳しくはspotlogホームページをご覧ください。