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ITコラム

ホームページからのお問い合わせを増やすために意識すべきポイント

Webマーケティングにおいて、ホームページからのお問い合わせ件数が多いかどうかは、売り上げを大きく左右するポイントです。ホームページからのお問い合わせ件数が少ないことに悩んでいたら、自社ホームページのコンテンツや導線を見直すことが大切です。この記事では、ホームページからお問い合わせを増やすために企業が意識すべきポイントについて詳しく解説します。ホームページからお問い合わせにつながるアイデアについても合わせてご紹介します。

 

◎ホームページ集客からお問い合わせにつなげることの重要性

Webマーケティングにおいては、ホームページでいくら集客を行ってアクセス数を増やしたとしても、コンバージョンに結びつかなければ自社の収益になりません。コンバージョンとはマーケティングにおける成果であり、ユーザーがホームページから商品購入や資料請求、お問い合わせなどの直接的なアクションを起こすことを意味します。ユーザーがホームページのコンテンツや導線に飽きることなく滞在し、実際に行動を起こしたいと思えるようなホームページのコンテンツや導線づくりが求められます。たとえば、ホームページの表示が極端に遅かったり、求めている情報へホームページから直接アクセスできない、ホームページのコンテンツの内容がそもそもわかりにくいなど、些細なマイナスポイントによってユーザーがホームページへの興味を失ってしまえば、ただちにホームページから離脱されてしまいます。
 
ホームページからコンバージョンを獲得するためには、ユーザーの離脱を防ぐようなユーザビリティの高いコンテンツ作りが不可欠です。お問い合わせはホームページからコンバージョンへ至るための、いわば入り口のような役割を持っています。ホームページからのお問い合わせ件数が多いということはすなわち、そこから高い確率でコンバージョンへつながる可能性があることを示唆しています。ホームページのアクセス解析などを行うGoogleアナリティクス(GA4)を利用すれば、ホームページからお問い合わせ画面へのアクセスをコンバージョンとして設定できます。GA4の旧バージョンであるユニバーサルアナリティクス(UA)では、ホームページのお問い合わせフォームから「送信」などのボタンが押された際に、イベント処理などをプログラミングによって実装する必要があり、ITスキルの高くない人にとっては難易度が高いという課題がありました。
 
GA4ではこの課題を解消し、管理画面上の拡張計測機能を利用するだけで簡単にホームページのコンバージョンを計測できるように改善されました。またGA4ではホームページからのお問い合わせ件数をレポートで容易に確認できるため、コンバージョン数やアクセス数の改善につなげられるようになりました。Googleアナリティクスの仕様変更は、多くの企業にとってホームページからのお問い合わせが売り上げに大きく貢献していることを示すことになります。
 
ホームページ集客からお問い合わせにつなげることの重要性

◎お問い合わせを増やすために意識すべきポイント

ホームページからのお問い合わせが増えないことに悩んでいる企業は、6つのポイントを意識して見直す必要があります。ホームページのコンテンツはもちろん、SEO対策や導線、最適化など、ホームページ内で見直すべき内容は幅広くあり、どれかひとつでも欠けることでユーザーの離脱を招く恐れがあります。
 
○SEO対策
まず見直すべきポイントとして、ホームページのSEO対策があげられます。どれほどホームページのコンテンツを充実させても、SEO対策を怠ってしまえば検索対象からは除外されてしまい、アクセス数のアップどころかユーザーの目に触れることさえありません。まずはホームページのアクセス数を強化するために、コンテンツの見やすさや読みやすさ、デザイン、UI(ユーザーインターフェイス)やUX(ユーザー エクスペリエンス)など、ホームページ全体についての再検討を行いましょう。商品やサービスのピックアップ、コラムなどを展開しているホームページであれば、そこから商品やサービス購入へつなげやすい導線を見直したり、見知った商品やサービスをすぐに検索表示できるようUIを工夫することも大切です。近年では、多くのユーザーがスマートフォンから情報収集を行う傾向があり、スマートフォンに特化した視認のしやすさを見直す必要もあります。スマートフォン対応に関しては、レスポンシブデザインにすることでGoogle評価が向上し、SEOで上位に表示されやすくなります。
 
○お問い合わせフォームへの導線
ホームページ内のコンテンツからお問い合わせフォームへの導線も意識すべきポイントです。コンテンツを見ていて興味を持ち、いざ「お問い合わせをしたい」と思っても、すぐにお問い合わせフォームへアクセスできなければ、ユーザーは「もういいや」と諦めてしまうかもしれません。そのため、ユーザーがホームページ滞在中にコンテンツの何かに興味を持ったタイミングで、すぐに行動喚起できるようなCTA(Call To Action)施策が必要になるのです。たとえば、「お問い合わせはこちら」のようなボタンやテキストリンク、アイコンなどを設置し、色や大きさ、デザインが目につきやすいように工夫する方法があります。お問い合わせフォームを固定で表示させる、矢印などの記号を用いて目線をお問い合わせフォームへ誘導するなどの方法も効果的です。
 
○SNSからの導線
スマートフォンが普及した現代において、多くのユーザーはSNSを利用して情報収集を行っているため、SNSからホームページ、あるいはSNSからお問い合わせへの導線を工夫することも大切です。SNSから自社の商品やサービスに興味を持ってくれたユーザーに対して、「さらに詳しく知りたい」と思える訴求内容を考え、自社ホームページへ誘導しましょう。SNSでのコメントやメッセージのレスポンスが早い企業は、ユーザーから好意的に評価される傾向があります。
 
○入力フォーム最適化(EFO)
ホームページのコンテンツを見ているユーザーがお問い合わせをしようと考えても、入力する内容があまりにも多かったり、選択肢が多かったりすると、途中で断念してしまう可能性があります。そのため、お問い合わせを行おうと考えたユーザーが最後まで入力を完了できるよう入力フォームを最適化すること、EFO(Entry Form Optimization)も大切です。お問い合わせフォームに入力する項目は多すぎても少なすぎてもよくないので、ユーザー分析のために必要な項目を維持しつつ不要な項目を省き、ユーザーの負荷にならない項目数やバランスを見極める必要があります。また必須項目とそうでない項目をわかりやすく表記し、自動入力やプルダウンなどを活用して入力の手間を省く工夫も効果的でしょう。
 
○コンテンツの定期的更新
ホームページからお問い合わせへつなげるためには、コラムなどのコンテンツを定期的に見直して情報を更新する作業も大切です。掲載されている情報が古かったり間違っている場合、Googleの評価基準であるE-E-A-T、すなわちExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)に欠けていると判断されてしまい、ホームページが検索結果の上位として表示されなくなります。検索結果に出なければアクセス数さえ獲得できなくなるため、実はコンテンツの定期的更新は非常に重要といえるのです。定期的に更新しているホームページや鮮度の高い情報を届けているホームページは、お問い合わせ件数の増加が期待できます。
 
○定期的な効果検証
これまでにご紹介したさまざまな方法をホームページへ実装したとしても、それらの施策が想定したとおりに効果を発揮しているかどうかを測定し、客観的に評価しなければ意味がありません。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソール、その他有料のツールなどを利用して、ホームページからのお問い合わせが施策に対して増えているかどうかを検証しましょう。計測する際には一定の期間を設け、定期的に効果検証を行うことも大切です。
 
お問い合わせを増やすために意識すべきポイント

◎ホームページからお問い合わせにつながりやすいアイデア

SEO対策や導線の見直し、定期的更新など、ホームページからお問い合わせにつなげるためにはさまざまな施策が必要ですが、AI(人工知能)やメールマガジンを活用するといったアイデアもあります。近年注目を集めているAIを活用したチャットボットは、お問い合わせを簡略化する効果的な施策です。基本的にはAIチャットボットがホームページの画面上に常駐することになるため、お問い合わせフォームまでの導線を考える必要がありません。またカスタマーサポートやコールセンターを設置する必要がなくなり、従業員の業務や生産性向上が期待できます。ユーザーにとっても、従来のように細かい入力フォームにひとつひとつ入力していく方法とは異なり、対話形式によって直接やりとりが行えるため、ストレスなくお問い合わせを行えるメリットがあります。導入にはそれなりのコストがかかる点が難点ではありますが、時間や人件費を削減できる方法として検討する価値があるといえます。メールマーケティングは、ホームページからお問い合わせを増やす効果的な施策のひとつです。新商品や新サービスに関する耳寄りな情報をはじめ、キャンペーン情報やお役立ち情報などをメルマガで配信することによって、ユーザーとの関係性を強化でき、かつ申し込みやお問い合わせへ直接つなげられます。SNS時代においてメルマガはややアナログ感がありますが、多数のユーザーに対して配信しても運用コストやコミュニケーションコスト、担当者の手間がそれほどかからず、さらにお問い合わせを行うユーザーを育成できるというメリットがあります。
 
ホームページからお問い合わせにつながりやすいアイデア

◎ホームページ更新のしやすさも重要

ホームページから実際のお問い合わせへつなげるためには、コラムやコンテンツの定期的な更新が不可欠です。そのため、ホームページの更新頻度に応じた更新のしやすさも重要なポイントになります。多くの企業がホームページ運用として利用するワードプレスは、テーマやテンプレート、プラグインなどの機能が充実しているメリットがありますが、画面が重い、機能が複雑でわかりにくいなどのデメリットもあります。またワードプレスは世界的にシェアが高いため悪意を持ったユーザーに狙われやすく、ワードプレス本体やプラグインなどの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が後を絶ちません。ある調査によると、ワードプレスの脆弱性を狙った攻撃は1日で5,000万件以上に上るとされており、自社ホームページや情報をどのように守っていくかは喫緊の課題といえるでしょう。
 
ホームページを安全に、かつ定期的に更新したいと考えるなら、更新担当者がストレスなく作業を行えるような更新がしやすいCMSへの引っ越しを検討しましょう。当社のオリジナルCMS「更新プログラム+」は、15年以上の実績と1,000以上の企業で採用された実績を有し、ワードプレスで作ったホームページのメンテナンスやSEO対策に苦慮している企業に最適です。軽量で直感的な操作によって入力できるシンプルなUIになっているため、ブログやワード感覚で記事を投稿でき、Webの専門知識がない人でも簡単にホームページの更新を行えます。また「更新プログラム+」は高いセキュリティ性能を有しているため、悪意のあるユーザーから不正に侵入されたり、意図せず改ざんされるリスクからホームページを保護できます。サポート体制も充実しているため、万が一ウイルスによってホームページが改ざんされたり、セキュリティパッチ適用で意図しない動作をした場合、誤操作によってデータを破壊してしまった場合にも、担当者が迅速に対応できます。
 
ホームページ更新のしやすさも重要

◎まとめ

ホームページからお問い合わせを増やすためには、SEO対策やお問い合わせ画面への導線、UIやUXなどの見直しを行う必要があります。同時に、コラムなどのコンテンツを定期的に更新し、最新で正確な情報を伝えられる体制づくりがとくに重要です。ホームページの定期的な更新によってお問い合わせを増やし、売り上げやコンバージョンにつなげていきましょう。ホームページの更新がしやすいCMSをお探しの企業は、当社の「更新プログラム+」をご検討ください。
ホームページからのお問い合わせを増やすために意識すべきポイント