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ITコラム

ホームページとSNSの連携で集客を効率化する活用方法

スマートフォンやタブレットが普及し、多くの人が日常的にSNSを利用するようになった昨今、企業のマーケティング戦略にSNSを活用する動きが顕著になっています。なかでも効果的なのが、自社ホームページをSNSと連携させる方法です。幅広い層が利用するSNSからホームページへの導線を確立できれば、従来ターゲット層として想定してこなかった顧客へのアプローチが可能になります。この記事では、企業のホームページをSNSと連携させる必要性やメリット・デメリット、活用方法について詳しくご紹介します。
 

◎ホームページとSNSの連携が必要な理由

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、スマートフォンやタブレットが普及した現代社会において欠かせない情報収集ツールです。ネットワーク環境さえあれば誰でも簡単に、無料で導入できるとあって、若者から年配者まで幅広く利用されています。日本に限らず全世界へ向けて広く情報を拡散したり、新しい情報を網羅的に収集する際などに役立ちます。SNS利用者数は年々増加しており、ある調査では2022年時点でのSNS国内普及率は80%を超えました。とくに利用率の高いSNSはLINE、Youtube、X(旧Twitter)、Instagram、TikTokとなっています。
 
普及率の高いSNSを企業のマーケティング戦略としてホームページへ連携させることは、集客を効率的に加速するために有益な方法といえるでしょう。SNSの種類によっては拡散力が非常に高いため、たとえば新商品のプロモーションやイベントの告知、ブランドの情報発信に最適であり、ホームページと連携させることによって高い集客効果を発揮します。SNSとホームページを並行して適切に活用することは、企業がトレンドや最新情報、情報発信に前向きであることを示し、ユーザーの信頼性や好感度を高めることにも寄与します。
 
一方で、企業からは「SNSは開設したものの、活用方法がわからない」という悩みもよく聞かれます。多くの人がコミュニケーションツールとして活用しているSNSは個人色が強いため、企業アカウントがあからさまなPRをすると却って悪印象を持たれる可能性があります。結果として、企業からの情報発信の内容は当たり障りのないものになってしまい、ユーザーから見て面白みのない、魅力の低い投稿になってしまうという悪循環を生み出します。この悪循環から脱却するために効果的なのが、ホームページとSNSの連携です。企業マーケティングにおけるSNSは、ユーザーとのライトなコミュニケーションによって見込み客を増やし、自社ホームページやブランドとの接点を作る場所と位置付けられます。
 
SNSはあくまでホームページ集客のための入り口であり、一般ユーザーのように面白さや話題性を追求するものではないことが理解できれば、SNSの活用方法はおのずと明らかです。SNSでは拡散したい情報の発信や呼びかけをメインとして、共感を呼ぶライトな雰囲気を心がけ、自社ホームページへ誘導するよう内容を練ります。投稿を見たユーザーが「なるほど」「知らなかった」「役に立った」と感じ、続きをクリックしたくなるような投稿にすると、ホームページへ誘導しやすくなります。そして、流入先であるホームページでは、独自性や専門性を出しつつブランディングを意識した内容にします。こうすることにより、ライト層を自社ホームページへ流入させ、ブランドを強く印象付け、あるいは認知度を向上させる仕組みが完成します。
 
IT技術が発展し情報が飽和する現代にあって、消費者の購買行動は従来のようなマス思考から「AISAS」など新しいモデルへと変化しました。AISASは「注意(Attention)」「興味(Interest)」「検索(Search)」「行動(Action)」「共有(Share)」という5つのプロセスの頭文字を取ったものです。何らかの情報によって注意や認知が生まれ、興味を持ったものを検索し、行動したら口コミやレビューでシェアするという流れになります。SNSからホームページへの流入は、注意から興味を喚起するものであり、ユーザーの実際の購買行動を促す重要な役割を担っています。
 
ホームページとSNSの連携が必要な理由

◎ホームページとSNSを連携させるメリットとデメリット

SNSは、ネットワーク環境さえあれば誰でも無料ではじめられるため、広告費にそれほど予算を掛けたくないと考える企業でも簡単に導入できるというメリットがあります。SNSはホームページ集客の入り口という位置づけになり、ホームページへ多くのユーザーを流入させることが認知の向上やブランディングに繋がります。ユーザーの認知が向上することでSNSのフォロワー数が増加し、ホームページへの流入数も増加します。SNSは、若年層から年配層まで幅広く利用しているため、ホームページと連携させることによって幅広いユーザー層へのアプローチが可能になるのもメリットです。情報の新鮮さが重要になるSNSを活用すれば、リアルタイムでのユーザーの反応や口コミを集められるため、反応を見ながらホームページを改善できるのです。
 
話題性が大きな集客力を生むSNSは、同時に炎上しやすいというデメリットも含んでいます。SNSの投稿内容によってはユーザーの反感を招き、ホームページへの流入どころか企業としての信頼性が損なわれるリスクがあるのです。幅広いユーザー層を持つSNSだからこそ、ホームページ集客の入り口であるSNSの投稿は細心の注意を払い、特定の誰かが不利益を被ることのない内容にする必要があります。また、SNSを入り口としたホームページへの誘導は効率的な集客を可能にしますが、フォロワー数が少なければ効果は限定的なものになってしまう点もデメリットといえるでしょう。ホームページとSNSとの連携による効果を最大限に得るなら、SNSでフォロワーをいかに増やせるかが大きなカギになってきます。
 
ホームページとSNSを連携させるメリットとデメリット

◎ホームページと連携したSNSの活用方法

企業がWebマーケティングにおいて効率的に集客を加速させたいのであれば、ホームページと連携したSNSの強みを最大限に発揮し、活用していくことが大切です。双方向コミュニケーションが可能なSNSだからこそできるアプローチで、ユーザーをホームページへ誘導してコンバージョン率を上げていきましょう。
 
○新商品・新サービスのプロモーションに活用する
情報の鮮度が重視されるSNSマーケティングにおいては、新商品や新サービスのローンチ前後にプロモーションとして活用することが高い効果を生み出します。企業やブランドの新商品・新サービスに関する最新情報をSNSへ投稿し、ホームページへの集客を狙いましょう。プロモーションで注目を集めることによって、商品やサービスの認知が向上するだけでなく、ユーザーの購買意欲を刺激し、ホームページへ効率的に集客できるようになります。
 
一般的にSNSという場は、「楽しい」「面白い」という個人の好みによって支持されることが多く、伝える内容もさることながら「切り口」「伝え方」が重視される傾向があります。SNSは「投稿者の人格」によって共感を呼びやすいという特性もあり、企業がホームページへ誘導する目的で無難な情報発信を行ったとしても、情報が広がりにくい可能性があるため注意が必要です。企業アカウントとしては、ホームページへ誘導する入り口として、新商品や新サービスへユーザーの興味・関心を引き付けるような工夫を検討する必要があります。たとえば、アカウントの「中の人」のような形で運用担当者のキャラクターを際立たせたり、マスコットやバーチャルキャラクターに話させるなどといった方法もあります。
 
○企業ブログへの誘導に活用する
企業ホームページでブログを運用している場合は、SNSとの連携によってブログへの誘導も可能になります。ホームページのブログでは新商品や新サービスをピックアップして紹介したり、商品開発の裏話、開発現場の紹介など、ユーザーの関心や想像力を引き立てる内容を投稿しましょう。SNSではホームページのブログの内容を序盤だけ軽めに紹介し、「続きはこちら」「詳しくはこちら」などとつなげることで、ホームページへの自然な流れができます。
 
○採用サイトへの誘導、採用情報の発信に活用する
就職活動や転職活動としてSNSを活用する人は多く、ある調査では「Z世代の就活生の半数以上がSNSを利用して情報収集をしている」という結果も出ています。企業として優秀な人材を確保するためには、就職の詳細情報やストーリーをホームページへ掲載するだけでなく、SNSで情報発信することでホームページや採用サイトへ誘導することも必要なのです。なお、就活生の多くが活用するSNSの種類は「X」「LINE」「YouTube」「Instagram」「note」などとなっています。
 
○カスタマーサポートとして活用する
エンドユーザーとの接点を容易に作れるSNSは、カスタマーサポートとして活用するのも効果的です。投稿や更新頻度の高いSNSだからこそ丁寧なサポートが可能になり、ユーザーにとって役立つ対応ができます。さらに良い対応として口コミが広がれば、ブランド認知度や企業の好感度、信頼性が高まり、ホームページへの集客にもつながります。
 
ホームページと連携したSNSの活用方法

◎ホームページとSNSを連携させる際の注意点

SNSは投稿・更新の手軽さや情報発信のしやすさがメリットであり、ユーザーとの距離が近いためホームページへの効率的な誘導が可能になります。一方で、個人の主観によって大きく左右されるSNSは炎上などの発生リスクが高く、適切な対応を取らなければ企業の好感度や信頼性が低下し、ホームページへの誘導もできなくなる恐れがあります。企業アカウントとして、炎上リスクを回避しつつ適切にホームページ集客を実現するためには、どのユーザー層にアプローチするかというターゲットを明確に設定すること、パフォーマンスを上げられるようなホームページ・SNS運用体制を構築することが求められます。ホームページとSNSを並行運用しながら効果を測定し改善を行っていくことが大切です。
 
とくにWebマーケティングの場合、継続的に効果を測定しつつ改善していくことが大切であり、持続可能な運用体制の構築が大きなカギを握っています。効果測定には、Googleアナリティクスなどの分析ツールやSNSのアナリティクス機能などを活用すると良いでしょう。ホームページ解析などには専門知識が必要な場合もあるため、難しいと感じたらマーケティングの専門会社などへ依頼するのもひとつの方法です。
 
ホームページとSNSを連携させる際の注意点

◎オリジナルCMSによるホームページとSNSの連携

当社のオリジナルCMS「更新プログラム+」は、ホームページ制作において必須とされるSEO対策、サイトデザイン・レイアウトの充実、コンテンツの充実を実現できるツールです。シンプルで直感的に操作できる管理画面が特徴で、ブログを投稿するような気軽な感覚で簡単に更新ができます。セキュリティ性能に優れているため、高いセキュリティ技術を組み合わせることでホームページをハッカーの攻撃から守ります。さらにパスワード忘れやウイルスの不安、誤操作などがあった際のサポート体制も万全です。「更新プログラム+」は15年以上、1,000以上の企業で採用されており、「ホームページのSEOって何をすればいいの?」というお悩みを解決できます。
 
「更新プログラム+」でホームページと連携できるSNSは、「X(Twitter)」と「Facebook」です。そのほか、「アメブロ」「ライブドア」などの外部ブログとホームページも連携できます。実際のホームページとの連携方法は、記事投稿画面でタイトルやディスクリプション、キーワードやコンテンツを入力するのと同時に、「記事連動」にあるSNSにチェックを入れるのみです。最大6サイトの記事を同時にホームページと連動できるため、時間短縮にもなります。
 
オリジナルCMSによるホームページとSNSの連携

◎まとめ

アプリは効率的に店舗のリピーターを増やすのに優れたツールで、集客に役立つ多くの機能を持ちます。利便性を高めるプッシュ通知やポイントカード、会員証機能のほか、顧客管理や予約管理など業務効率化を実現する仕組みもあります。店舗アプリの開発を成功させるには、ユーザー分析にもとづいた総合的なマーケティング知識が必要です。YTC・PLUSでは、Webマーケティングに精通した担当者が対面で丁寧にヒアリングいたします。店舗アプリの開発をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
ホームページとSNSの連携で集客を効率化する活用方法