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ITコラム

成果につながるWebサイトリニューアルとは?タイミングや整理すべきポイントを解説

「Webサイトのアクセスが伸びない」「更新しづらい」「問い合わせにつながらない」などの悩みを抱えているなら、Webサイトリニューアルを検討しましょう。Webサイトを長年運用していると、社会情勢やトレンド、事業内容の変化に伴って情報やデザインが古くなってしまうもの。リニューアルというプロセスを経ることで、今よりも成果の出るマーケティングが可能になります。この記事では、成果につながるWebサイトリニューアルの方法、タイミングや整理すべきポイントについて詳しく解説します。
 

◎成果につながるWebサイトリニューアルとは

企業のマーケティング活動において広告塔のような役割を果たすWebサイトですが、作ったまま何もせず放置してはアクセス数アップや問い合わせ、売り上げ向上につながりません。Webサイトで着実な成果を得たいと考えるなら、数年に一度、または社会情勢やトレンド、事業内容の変化に応じてリニューアルを行う必要があります。

Webサイトリニューアルとは、社名や事業内容のアップデートはもちろん、古びたデザインを時代にマッチした新しいものへ改善したり、ユーザビリティ(UI)の改善、あるいは全体的な構造やデザインを一新して集客力を強化するためのマーケティング施策の一つです。一部の情報を変更する「更新」とは異なり、デザインや操作性も含めたWebサイト全体にかかわるアップデートのことを指します。そのためWebサイトリニューアルでは、どのような意図でリニューアルを行いたいのか、あるいは、会社としてこの先どのような方向性へ向かうのかといった定義・戦略を明確化させ、整理すべきポイントをしっかりと社内で取りまとめ、適切なタイミングで実施を進める必要があります。

ただ単に「古くなってきたから」という理由だけで行っても、コストを浪費するだけで逆効果になりかねないため注意が必要です。顧客のニーズにマッチしたUIやユーザエクスペリエンス(UX)を備えたWebサイトへリニューアルすることで、アクセス数や問い合わせ、認知度、売り上げのアップやブランディングにつながります。
 
Webサイトリニューアルには、大きく分けて4つの方法があります。1つ目は「デザインのリニューアル」で、主にブランディングを目的とした方法です。企業ロゴやイメージカラー、事業内容の変更などに伴って行われることが多く、顧客に「こう見えてほしい」と強くイメージづける効果があります。

2つ目の方法として、「操作性やシステムの変更」があります。導線や使い勝手が悪い部分を改善し、顧客が必要な情報にアクセスしやすくなるよう内部的な仕様を変更するものです。また、運用担当者の更新作業を効率化する目的でも見直されることがあります。

3つ目の方法は、いわゆる「レスポンシブ対応」です。スマートフォンやタブレットが一般的となった昨今、デバイスに最適化されたWebサイトかどうかは見やすさ・使いやすさに大きく関わる部分になっています。また検索エンジンGoogleは「MFI(Mobile First Index)」と呼ばれるアルゴリズムを採用しているため、検索結果として上位表示されるためにはスマートフォン用サイトが必須とされているのです。

4つめの方法は、SEO内部対策のための「サイト構造の全体的な見直し」です。顧客が求めている情報へ効率的にショートカットできるように各ページの導線をスリム化し、コンバージョンにつながりやすくします。
 
CMSとして人気の高いWordPressを使用しているWebサイトの場合、使用しているテーマやプラグイン、あるいはWordPress本体に脆弱性が見つかるケースがあり、外部からの攻撃によって情報を悪意あるものに書き換えられるのリスクがあります。WordPressを使用したWebサイトは、リニューアルに合わせて安全性の高いCMSへ移行することも検討しましょう。
 
成果につながるWebサイトリニューアルとは

◎リニューアルを検討するタイミング

Webサイトリニューアルの検討は、自社をとりまく状況や顧客からの声、事業内容の変更などに応じて行われるべきものですが、頻度が高すぎても低すぎてもブランディングに悪影響を及ぼす可能性があり、リニューアルは状況を見ながら適切なタイミングで行う必要があります。

一般的に、Webサイトリニューアルを検討する目安期間は、約3年から5年と言われています。前回リニューアルから適切な期間が空いており、かつ運用面で気になる点や改善点が複数確認できたなら、本格的にWebサイトのリニューアルを検討しましょう。デザインや操作性はブランディングにも重要な要素のため、時代の流れや世の中のニーズにうまく溶け込むようなものを検討すると効果的です。

またWebサイトのセキュリティ面に不十分な点が見つかったときなども、リニューアルを検討するタイミングです。セキュリティ対策として特に気を付けておきたいのが、WebサイトがSSL化されているかどうかという点です。Googleの検索結果表示ランキングはSSL化されているWebサイトを優遇すると公式で明言されているため、SSL化されていないWebサイトはリニューアルのタイミングで回収するのが望ましいでしょう。

それ以外でも、売り上げが大幅に低下している、アクセス数が低下している、ページの表示速度が遅い、ページの離脱率が高い、更新作業が非効率である、問い合わせ件数が少ないなどの点が目立ってきたと感じたなら、Webサイトをリニューアルするタイミングと考えてよいでしょう。
 
リニューアルを検討するタイミング

◎Webサイトのリニューアル時に整理すべきポイント

実際にWebサイトのリニューアルを行う前には、さまざまな情報を整理しておく必要があります。具体的には、リニューアルの目的や目標を具体的に設定したうえで、現状分析と整理を行い、あるいは競合他社分析を行い、実施の前後で効果測定を行うなどの施策が必要です。整理すべきポイントを一つずつクリアして、成果の出るリニューアルを実施しましょう。
 
○Webサイトリニューアルの目的・数値目標を設定する
マーケティングにおいて、企業として達成するべき目標であるKPIや目標達成指標であるKGIを設定することは非常に重要です。KPIやKGIを設定することによって、達成に向けて具体的に何をするべきかが明確になり、実際に行う施策が一貫性を持ちます。Webサイトリニューアルを行う際には、まずマーケティング全体のなかでWebサイトはどの位置に属しているのかを分析したうえで、リニューアルの目的と具体的な数値目標を設定しましょう。

BtoBマーケティングの場合、Webサイトリニューアルの目的は、大きく分けて現状の改善、集客、採用の3つになります。現状の改善がWebサイトリニューアルの目的であれば、更新作業の効率化や最適化が最重要課題となるため、Webサイト更新の作業時間を数値目標としておくと分かりやすくなります。目的が集客であれば、Webサイトのアクセス数やコンバージョン数、問い合わせ数、成約率、予約数などが数値目標になります。Webサイトリニューアルの目的が採用であれば、Webサイトからの応募数、サイトを通じた求職者の面接通過率や内定承諾率などを目標数値として定めます。採用の場合には、応募数イコールコンバージョン数ではないので、内定に至るまでの経過数値も計測しておくことで効果が分かりやすくなります。
 
○現状Webサイトにおける課題を分析する
せっかくWebサイトをリニューアルするのに、機能やUIが現状より悪くなっては意味がありません。「改悪」などと悪評を立てられることがないように、自社Webサイトにおいて現状どのような問題や課題があるかを客観的に分析することが大切です。同じWebサイトであっても、営業、経理、広報など部署によって感じ方はさまざまなので、幅広く意見を集めて分析することで、より操作性の高いWebサイトリニューアルを実現できます。分析は、Webサイト担当者が実際に操作してみた感覚や意見、他の従業員からの意見、Google Analyticsなどの分析ツールを利用して確認できる数値などによって行うとよいでしょう。
 
○競合サイトを分析する
顧客は検索からさまざまなWebサイトを比較し、よりよいと感じたところを選ぶ傾向があります。自社内での分析が完了したら、同じ業界の競合他社のWebサイトを分析して改善ポイントを探りましょう。同業他社だけでなく、他業界のWebサイトまで幅広くチェックすることで、広い視点から客観的に分析できます。分析を行う際には、自社Webサイトで課題として挙がっていることを競合サイトでどのように解決しているかを中心にチェックすると判断しやすくなります。競合サイトのブランディングや導線、デザイン、構成など、参考にできるポイントを複数確認しておくことも大切です。
 
○Webサイトの構成図を整理する
さまざまな分析をもとに、リニューアルするWebサイトの構成図を整理しましょう。大メニューに紐づく中メニュー、小メニューといった形で、初見の訪問ユーザーでも導線が簡単に分かるようシンプルなものにまとめることが大切です。リニューアルで必要なページをすべて洗い出しつつ、各ページにどんな内容のコンテンツが必要かも整理します。構成図が仕上がったら、Webサイトの大まかなワイヤーフレームを作成して必要な内容を落とし込んでいきましょう。
 
○Webサイトリニューアル前後で効果測定を行う
Webサイトリニューアルは、実施前と実施後とで具体的な数値を比較して効果測定を行い、目標や指標に近づいているか、課題が解決されているかを分析することが大切です。数値が悪化しているものがあればすぐに対処する必要がありますし、Webサイトリニューアル前後で大きな違いがなければ、さらなる改善ポイントを検討したり運用面でカバーするなどの対処が必要です。Webサイトの運用や効果測定、Webサイト改善などを適切に行うには長い時間と専門的な知識が必要になるため、「自社だけで進めるのは難しい」と判断したなら、マーケティングを専門に扱う会社に依頼することも検討しましょう。
 
Webサイトのリニューアル時に整理すべきポイント

◎WebサイトリニューアルならYTC・PLUSの「更新プログラム+」がおすすめ

「更新プログラム+」は、YTC・PLUSオリジナルのコンテンツ更新ツールです。Webサイト運用担当者の更新作業の効率化を考え、シンプルで使い勝手のいいブログ感覚のCMSになっています。Webサイトに関する知識がない人でも簡単に操作できるため、更新頻度を高めてアクセス数やコンバージョン数の向上に貢献します。WebサイトのSEO対策にも考慮しキーワードやディスクリプションなどの入力を分かりやすくできるよう構成されているほか、TwitterやブログなどのSNSとも簡単に連携が可能です。
 
CMSとして世界的に人気の高いWordPressは、利用しているプラグインやテーマ、使用しているWordPressのバージョンなどによってセキュリティ面に脆弱性が見つかる場合があり、継続的に対応を検討する必要があります。「更新プログラム+」は、IPS+WAF+マネージドサーバーという組み合わせで、サイバー攻撃やサイト改ざんリスクに備えセキュリティを強化しているため安心です。
 
「更新プログラム+」を使っていて困ったことがあれば、すぐにサポートできる体制も整っています。パスワードを忘れた、誤操作でデータを壊してしまった、ウイルスによってWebサイトが改ざんされてしまった、ブラウザのバージョンアップによって動作が変わってしまった、セキュリティパッチ適用によって意図しない動作をしているなど、困ったことにもサポートが迅速に対応いたします。
 
WebサイトリニューアルならYTC・PLUSの「更新プログラム+」がおすすめ

◎まとめ

Webサイトリニューアルは、明確な目的・目標を設定したうえで、構成やUI/UXの改善、タイミングを見ながら計画的に行っていくことが大切です。WordPressで作られているWebサイトはセキュリティ面で脆弱性が見つかる場合があるため、リニューアルの際に引っ越すことも検討しましょう。YTC・PLUSのオリジナルCMS「更新プログラム+」はセキュリティ性や操作性も高いので、Webサイトリニューアルにおすすめです。
 
成果につながるWebサイトリニューアルとは?タイミングや整理すべきポイントを解説