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ITコラム

【2023年】IT導入補助金を活用!ECサイト構築にはEC-CUBE が最適

中小企業や小規模事業者などでECサイトを構築する際、IT導入補助金を活用することでコストを抑えられます。IT導入補助金は、補助対象となるための条件や年度による変更などがあるため、申請したくても不明点が多く難しいと思われる事業者は多いのではないでしょうか。この記事では、2023年度のIT導入補助金の概要や注意点、IT導入補助金の対象であるECサイト構築のためのITツール「EC-CUBE」についてもご紹介します。
 

◎IT導入補助金2023最新情報

IT導入補助金の正式名称は「サービス等生産性向上IT導入支援事業」といい、中小企業や小規模事業者を対象としています。経済産業省が行っている補助金事業で、ITツールの導入にかかる経費の一部を国が補助することで、ITツール導入を促進し、事業者の業務効率化や売上の向上につなげるための補助金です。IT導入補助金は2017年からはじまった補助金事業で、対象や補助額などの変更もありますが、2023年度も引き続き活用することができます。
 
IT導入補助金2023には、通常枠(A・B類型)、セキュリティ対策推進枠、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)、デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)の4つの申請枠があります。IT導入補助金のそれぞれの枠で、上限補助額や下限補助額、補助率などが定められており、補助対象者になるための要件や申請のプロセスなどが異なります。
 
ECサイト構築のためにIT導入補助金を活用したい場合は、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)で申請が可能です。IT導入補助金の通常枠で申請することも可能ですが、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)は、通常枠に比べて補助率が高かったり、ECサイト導入後の賃上げ目標を設定する必要がなかったりと、メリットが多いため、まずはデジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)でIT導入補助金の補助対象者になれるか検討してみましょう。
 
IT導入補助金のデジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)は、補助金申請額が50万円以下の場合補助率が最大4分の3となり、50万円から350万円以下の補助金申請額の場合は補助率が最大3分の2となります。IT導入補助金のなかでも、会計ソフトや受注ソフト、決済ソフト、ECソフトに補助対象を特化している申請枠で、ITソフトを導入する際の経費の一部が補助対象となります。
 
補助対象となるのはITソフトだけではありません。パソコンやタブレットなどハードウェアの購入にかかった費用もIT導入補助金の補助対象となります。さらにクラウドサービスの利用料最大2年分、ツール導入時のコンサルティング費用もIT導入補助金の補助対象に含まれます。補助対象のITツールのなかにECソフトが含まれるため、ECソフトを活用することで、IT導入補助金を利用してECサイト構築を行うことが可能です。ただし、IT導入補助金の補助対象でECサイト構築を行うには、いくつかの条件を満たす必要があるため注意しましょう。
 
IT導入補助金2023最新情報

◎IT導入補助金によるECサイト構築の注意点

IT導入補助金を活用してECサイト構築を行う際、いくつか注意点があります。 まず、IT導入補助金の対象者となるためには、IT導入支援事業者として登録されている事業者へ依頼してECサイト構築を行うことが、条件のひとつになります。
 
IT導入支援事業者とは、IT導入補助金の通常枠やデジタル化基盤導入類型を活用した事業を行う際に、申請者と共同で事業を実施するパートナーのことです。ITツールの提案や導入、事業計画を策定する支援などを行い、IT導入補助金の申請手続きもサポートします。IT導入支援事業者と事業者が共同で補助事業を行うことにより、IT導入補助金を使った不正を防止する役割も果たしています。IT導入支援事業者以外の人や制作会社がECサイト構築を行った場合は、IT導入補助金の対象外になってしまうため注意しましょう。
 
ECソフトの導入にかかる費用はIT導入補助金の補助対象となるため、ECサイト構築のためのITツールを選定する必要があります。ASPやオープンソース、パッケージを活用したECソフト構築でなければ、IT導入補助金の対象にはなりません。既存のプログラムやソフトなどを使わずにゼロの状態から開発する、スクラッチ開発でのECサイト構築はIT導入補助金の対象外となってしまうため、注意してください。
 
使用するITツールに関しても、IT導入支援事業者がIT導入補助金の事務局に登録を行い、認定されたITツールのみが補助対象となります。ITツールを選定する際は、IT導入補助金の認定されたITツールかどうか確認して選定しましょう。 また、IT導入補助金では、新規でECサイトを導入することも条件のひとつです。ECサイトはすでに導入しているものの、新しくリニューアルしたいという場合などは、IT導入補助金の対象外となります。
 
IT導入補助金には申請スケジュールがあり、年度内に何度か募集が行われます。申請手続きを行っても審査が通らない場合もありますが、その場合、年度内に何度も申請することが可能です。審査が通ってIT導入補助金が採択された場合は、同じ年度内にもう1度申請することはできません。IT導入補助金の交付が採択されたとしても、実際に補助金が受給できるまでには数カ月かかる場合があります。IT導入補助金はECサイト構築が完了して事業報告を行ってから給付となるため、ECサイト構築にかかる費用は全額立て替えて支払う必要があるという点も注意しておきましょう。
 
IT導入補助金によるECサイト構築の注意点

◎ECサイト構築に最適なEC-CUBE

IT導入補助金を活用してECサイトを構築する際、どのITツールを使用するかによって、ECサイトのカスタマイズ性や機能性などが変わるため、ITツールの選定は重要です。さまざまな種類があるため、どのITツールが最適なのかと悩まれる事業者も多いのではないでしょうか。EC-CUBEは、2020年度以降IT導入補助金の対象ITツールとして認定されている、ECサイト構築ができるオープンソース型のソフトウェアです。
 
ホームページなどのWebページを制作できるWordPressのようなソフトウェアも数多くありますが、EC-CUBEはECサイトの運営に特化したCMS(コンテンツ管理システム)です。ECサイト構築のオープンソースとして、日本国内の多くのECサイトでEC-CUBEが使用されています。EC-CUBEは基本的に無料で使用でき、オープンソースなので誰でも自由にインストールすることができます。
 
EC-CUBEの特徴は、ECサイトを運用するために必要な機能がすべてそろっているという点です。EC-CUBEには、商品紹介ページや注文ページ、ショッピングカート機能といった、ECサイトに必要な機能が標準装備されています。またECサイト運営に欠かせない管理機能も揃っており、在庫管理や受注管理、会員情報管理といった管理をEC-CUBEの管理機能を使って行うことが可能です。さらにEC-CUBEには、デザインのカスタマイズ性が高いという特徴もあります。EC-CUBEのテンプレートが豊富にあるため、自社のコンセプトに合わせてデザインし、構築することが可能です。ECサイトを構築する際、店舗独自の機能が必要になる場合がありますが、EC-CUBEは機能もカスタマイズすることができます。800種類以上のEC-CUBEプラグインがあるため、決済や集客、販促などの必要な機能を簡単に拡張させることが可能です。
 
ECサイト構築に最適なEC-CUBE

◎IT導入補助金の申請からEC-CUBE導入までの流れ

IT導入補助金を活用してECサイト構築を行う場合、EC-CUBEの導入も含め、以下の流れになります。
 
○事業計画を策定
まずは、IT導入補助金2023の内容をしっかり理解しましょう。IT導入支援事業者を選定し、商談を重ねて自社の経営課題などを洗い出し、それにもとづいて事業計画を策定します。EC-CUBEを活用する場合は、ECサイト構築が可能なIT導入支援事業者へ制作を依頼する必要があります。
 
○gBizIDの取得とSECURITY ACTIONの実施
IT導入補助金の申請を行う際は、gBizIDプライムのアカウントが必要となります。これは、行政のサービスにアクセスするための認証システムです。IDが発行されるまでは、2週間程度必要になるため、申請する際は前もって登録を行いましょう。「SECURITY ACTION」は、情報セキュリティ対策に取り組むことを宣言する制度です。「SECURITY ACTION」の登録も、IT導入補助金の申請には必須となっています。
 
○IT導入補助金申請に必要な情報を提出
IT導入支援事業者からIT導入補助金申請マイページへ招待してもらい、申請を行います。必要な書類を揃えて添付し、情報を入力します。IT導入支援事業者も事業計画などの入力を行い、交付申請を完了します。
 
○ECサイトの構築
審査で採択され、IT導入補助金2023の交付が決定したら、EC-CUBE導入の発注や契約を行います。交付決定後にEC-CUBEを導入し、実際にECサイトの構築に着手します。期限内に公開する必要があるため、スケジュール管理は重要になります。
 
○事業実績報告
EC-CUBEによるECサイト構築が完了したら、発注や契約などを行ったことを証明する書類一式を用意して事務局に提出します。 提出期限は決まっているので、忘れないようにしましょう。
 
○IT導入補助金の交付
EC-CUBE導入の報告が完了したのちに、IT導入補助金の補助金額が確定します。金額を確認後に交付手続きを行い、補助金が入金されます。実際に入金されるまでは時間がかかるため、資金計画に余裕を持つことが大切です。
 
○実施効果の報告
IT導入補助金の交付後にも、EC-CUBEを導入した効果について報告する必要があります。提出期限があるため、期限内に必要な情報を入力し提出します。
 
IT導入補助金の申請からEC-CUBE導入までの流れ

◎IT導入補助金を活用したECサイト構築はYTC・PLUSへ

IT導入補助金を活用してECサイト構築を行う際は、IT導入支援事業者に制作を依頼する必要があります。IT導入補助金の認定ITツールであるEC-CUBEを利用する場合は、EC-CUBEでECサイト構築を行っているIT導入支援事業者へ依頼しましょう。
 
YTC・PLUSは、IT導入支援事業者として企業や事業者のパートナーとして、IT導入補助金を活用した事業のサポートを行なっております。当社は、EC-CUBEの認定パートナーとして、EC-CUBEによるECサイト構築を数多く行っているため、EC-CUBEを活用したECサイト構築やIT導入補助金の申請サポートが可能です。ECサイト構築を行う場合、サイト運用をはじめてからの集客や配送なども見据えてEC-CUBEを導入する必要があります。
 
当社では、マーケティングの知識を持つスタッフがEC-CUBE導入を行うため、集客まで見据えたECサイト構築を行うことができます。またヤマト運輸のECソリューションパートナーとして、EC-CUBE導入から発送までトータルでサポートすることも可能です。メールのやりとりだけでなく電話サポートや訪問コンサルティングといったアフターサービスも充実しています。
 
IT導入補助金を活用したECサイト構築はYTC・PLUSへ

◎まとめ

IT導入補助金は、ECサイト構築を行う際にも活用できる、中小企業や小規模事業者を対象とした補助金事業です。IT導入補助金の補助対象となるためにはいくつかの条件があり、IT導入支援事業者と共同で事業を行うことや補助対象のITツールを利用することも条件のひとつとなっています。当社では、IT導入支援事業者としてIT導入補助金を活用した申請サポートや、補助対象のITツールであるEC-CUBEを活用したECサイト構築を行っております。IT導入補助金の活用やEC-CUBEによるECサイト構築についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。
 
【2023年】IT導入補助金を活用!ECサイト構築にはEC-CUBE が最適