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ITコラム

Webサイトを保守する重要性とは?外注化のポイントを徹底解説

Webサイトは公開して終わりではなく、その後のメンテナンスが必要不可欠です。Webサイトの公開後はサーバーやドメイン、SSLの契約管理やCMSおよびブラウザのバージョンアップなどの保守作業を継続的に行わなくてはなりません。この記事では、保守作業はなぜ重要なのかという基礎的な部分を踏まえた上で保守作業は具体的にどのような作業なのか、保守作業を外注化するメリットとデメリットおよび外注パートナーを選定するポイントを解説します。
 

◎Webサイトの保守が重要な理由

保守とはユーザーが安全、快適にWebサイトを閲覧するためにサイトの最適化および改善していくことを意味します。Webサイトの公開後、保守作業が重要になのはいくつかの理由があります。まずは保守作業を怠ると不正アクセスによってWebサイトのデータの窃盗や改ざんが行われる可能性があるためです。たとえば、Webサイトに脆弱性をそのままにしておくと、Webサイトがハッキングされるリスクが高まります。
 
定期的にWebサイトの保守を行わないと気付かぬうち人ライセンス違反をしているおそれもあります。ライセンスとは著作権を意味し、違反した場合は罰則が設けられています。著作権法に違反すると個人では懲役5年以下または500万円以下の罰金が科されます。また著作権法違反と知りながらも黙認や放置した企業に対しては3億円以下の罰金が科され ます。ライセンスには「コピーライト」「コピーレフト」「コピーセンター」「パブリックドメイン」の主に4種類がありますが、ライセンスは複雑化しており、かつ流動的です。Webサイトを運営していて、知らず知らずのうちにライセンス違反を起こさないためにも保守が重要になります。
 
ほかにも、各種更新時期を失効してしまう恐れがあります。契約更新期限が切れてしまうことでWebサイトが表示されなくなったり、ユーザーに警告メッセージが表示されたりするなどの弊害が起こる可能性があります。
 
Webサイトの保守が重要な理由

◎Webサイトにおける保守サービスの内容

Webサイトの保守にはいくつかに類別できます。まずは、契約および更新が必要な保守作業です。これにはドメインやサーバーの保守があげられます。ドメインは、インターネット上に存在するコンピューターやネットワークを識別するための要素で、平たくいえばインターネット上の住所にあたります。通常、ドメインは年単位で契約をします。更新延長の手続きを行わず期限を迎えるとWebサイトが表示されなくなります。また、ドメインは電子メールの@以降で組み込まれています。更新作業を放置し期限を迎えた場合、社内メールを使用ができなくなりかねません。サーバーの保守もドメインと同様です。サーバーはインターネット上でいう土地のようなものです。”Server”=提供をする人という意味があり、そこから転じてサーバーはコンテンツを提供する役割を担います。ユーザーの「このデータが欲しい」「あの情報を知りたい」などのリクエストに応じコンテンツをインターネットブラウザに表示させるのがサーバーの役目です。サーバーもドメインと同様に通常は年単位の契約を行っており、失念して更新手続きを怠るとWebサイトがブラウザ上に反映されなくなります。どちらも更新期限が近づいてくると通常、メールにて更新の案内が届くのでメールを見落とさないようにすることが大切です。
 
SSLサーバー証明書の更新も保守作業の重要なひとつです。SSL (Secure Socket Layer)とは、暗号通信とサイトの実在証明の2つの機能を兼ね備えた電子証明書です。WebサイトのSSL化を行っていないWebサイトは第三者に個人情報を抜き取られるリスクが高まります。第三者にWebサイトの改ざん被害に遭いやすくなったり、Webサイトが正しく表示されなかったりする可能性もあるでしょう。SSLも更新もドメインやサーバーのように更新期限があります。契約の更新を行わなければユーザーがWebサイトへアクセスした際に「この接続ではプライバシーポリシーが保護されません」「安全な接続ができませんでした」の警告が表示されてしまいます。これらの表示はユーザーの不信感を招き、アクセスが遠のく要因になります。
 
ほかには、不定期的に発生するバージョンアップに対応する保守作業があります。この種類の保守作業にはCMSがあげられます。CMS(Contents Management System)は、代表的なものだとWordPressなど、管理画面を通じて記事や画像の登録や更新を行うシステムです。利便性の向上や脆弱性へ対応するために不定期にバージョンアップが発生します。しかしCMSは最新バージョンが出たからといって闇雲に全てのアップデートを行うと自社Webサイトとの互換性に問題が起こる場合があります。たとえば、CMSは拡張機能であるプラグインを搭載していることが多く、CMS本体は最新バージョンにアップデートされていてもプラグインが最新版に対応していないために不具合が起こるケースがあります。基本的にCMSのバージョンアップはワンクリックで行えるものが多く、気軽にできるがゆえに最新版の内容を細かく精査してからアップデートを行うか否かの判断をする必要があります。Webサイトの保守作業について専門的な知識を持つ人材が社内に居ないのであれば外注化も検討しましょう。不定期な保守作業はCMSのほかにも、最新のWebブラウザや端末に対応する作業があります。この保守を行わないと表記崩れが起きる場合があります。表記崩れはユーザーにとってストレスであり、ご自身のWebサイトからユーザーを遠ざけてしまう要因になります。また、SNSなどの自社Webサイトと外部連携をしているサービスの仕様変更にともなう対応作業も不定期に起こる保守作業です。SNS側でなんらかの仕様が変更になった場合、あるいは何かの機能が停止された際は、新仕様に従って自社のWebサイト側の改修が必要となってきます。
 
Webサイトにおける保守サービスの内容

◎保守を外注化するメリット・デメリット

社内に保守作業をおこなえる人材が不足している、あるいは担当者がいない場合は、Webサイトの保守作業の外注化するのは非常に有効な手段です。保守作業を外注化することのメリットに、コスト削減を図れることがあげられます。内製で保守作業を行う場合、人材の確保および教育、育成をするとなると時間と工数、そして何よりコストが掛かります。せっかく時間とコストを掛けて社内で人材育成をしたところで、人材が定着してくれるとは限りません。保守を外注化することで、プロフェッショナルの技術者による運用サポートを受けることができます。
 
ITの分野は、目まぐるしい速さで新しい技術が生まれています。作業品質という観点からも、社内でゼロから時間を掛けて人材を育成するよりも外注化を検討し、保守の分野に特化した企業あるいは人材が保守作業にあたる方が、品質が安定します。セキュリティの面においても、トレンドに敏感な技術者がタイムリーに対応することでリスクの軽減につながります。そして社内の人材を割いて保守担当にまわさずに済むので社内の人材リソースをコア業務に集中して使うことができるため、社内全体の生産性の向上が期待できます。
 
一方で、保守作業を外注化するデメリットはノウハウが社内に残らないことがあげられます。業務を外注化することは裏を返せば社内に技術リソースが残らないため、長期に渡り継続的に依頼になることを念頭に置いておきましょう。また、情報漏えいのリスクがあることもデメリットです。ほとんどの外注先企業は情報漏えいに関わる対策を取っていますが、業務を外部委託しているという時点で情報が洩れるリスクが絶対にないとは否定できません。信頼できる業者か、きちんと精査を行わないとむしろコストが掛かってしまう可能性があるため、必ず複数社から相見積もりを取りましょう。業者によってサービスや業務内容が異なるため、細部まで見積を比較してアウトソーシング先を選定しましょう。
 
保守を外注化するメリット・デメリット

◎保守サービスにおける業者選びのポイント

このメリットデメリットを踏まえ保守サービスの外部委託を検討する際、いくつかのポイントに注意してアウトソーシング先を決定しましょう。情報の取り扱いポリシーを明確に記載しており、情報漏えい保険に加入している業者を選定は安心です。情報漏えいは外注化をする上で切っても切れないリスクのため、完全にゼロにできないのが現状です。情報漏えい保険はさまざまな損害保険会社が提供しているサービスで、被保険者(ここではアウトソーシング先)が情報漏えいをして取引先企業に損害を与えてしまった際の損害賠償責任が補償されます。情報漏えい保険の加入の有無で検討している業者のリスクヘッジへの姿勢が伺えるので選定する際の要素のひとつとなるでしょう。ほかにも、プライバシーマークを取得している、個人情報の取り扱い基準を満たしている業者は信頼性が高いといえます。
 
こちらの依頼したい業務を対応可能なのかを事前に確認を取ったうえで複数業者に見積もり依頼をすると、業者の特徴や比較がしやすいでしょう。外注化するといっても業務を業者に丸投げしている状態では、社内に業務の内容を把握している人材がいなくなってしまいます。外注先とは常に連携を取り、外注の業務内容を理解している人材を確保しておくことが大切です。
 
保守サービスにおける業者選びのポイント

◎YTC・PLUSが提供する保守サービス

ITやセキュリティのスペシャリストが社内にいない、あるいはそういった人材が不足していてお困りの場合は、Webサイトの保守作業を外注化すると、保守サービスに特化したスペシャリストの技術者に作業を一任できます。YTC・PLUSではWebサイトの制作はもちろん、完成後の保守まできめ細かくサポートいたします。誤操作によるデータ破壊や、ハッカーによるサイト改ざん、パフォーマンス劣化等の障害対応の保守サービスの専門的な対処から、当社オリジナルの更新プログラム+、ECサイトではEC-CUBE、ほかにもメール操作説明やイレギュラー業務の運用方法、仕様の確認などのQ&A対応の基本的なご相談にも対応しています。
 
ほかにも、画像、データ、プログラムのバックアップ対応なども承っております。このように保守作業はもちろんのことWebサイト更新サポートも充実しており、デザインやWeb戦略、システムを営業、サポート担当などYTC・PLUS各部署のプロフェッショナルの担当者が対応いたします。また3か月に1回アクセス解析レポートや提案書の送付も行っておりWebサイト集客のサポートもしております。月毎に2,000円分の修正チケットが使えるため、Webサイトの改善したい箇所をピンポイントで修正することができます。修正内容はバナー画像やTOP画像の制作や差し替え、写真のサイズ収税や加工、コンテンツ追加に伴う新規コーディングなど内容は多岐に渡ります。当社では、Webサイトの制作だけでなく、Webサイトリリース後のフォローに時間をじっくりと掛け、ひとりひとりの顧客とのコミュニケーションを大切にしています。
 
YTC・PLUSが提供する保守サービス

◎まとめ

ユーザーが安心、快適にWebサイトを利用するために保守作業は必要不可欠です。保守作業はサーバーやドメインなどの契約ベースのもの、CMSなどやブラウザの最新版に対応するものがあります。IT分野の環境は目まぐるしく進化しているため、社内で人材を育成するよりも外注化をした方が専門的なサポートを受けられたり、人材育成に掛かるコストを抑えられたりするメリットがあります。当社では、サイト運営システムに関わる保守サービスはもちろん、サイト運営のサポート体制が整っております。まずはお気軽にご相談ください。
Webサイトを保守する重要性とは?外注化のポイントを徹底解説