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ITコラム

SEO対策に必要不可欠!Webサイトの表示速度を上げるポイント

Webサイトを使って情報発信をすることが当たり前になった現代では、自社のWebサイトが検索上位に表示されるようにSEO対策に力を入れている企業が増えています。SEO対策では、コンテンツの作り込みはもちろんのこと、Webサイトの表示速度を上げることが必要です。この記事では、Webサイトの表示速度によるSEOへの影響や、Webサイトの表示速度を上げるポイントなどをご紹介します。
 

◎Webサイトにおける表示速度とは

Webサイトの表示速度とは、そのWebサイトにユーザーがアクセスした際に、ページが表示されるまでにかかる時間のことをいいます。Webサイトの表示速度が遅いと、ユーザはストレスを感じてしまい、離脱やWebサイト全体の満足度の低下につながります。つまりWebサイトの評価を高めるには、Webサイトの表示速度を上げる重要なのです。
 
Webサイトの表示速度を上げるためには、Google ChromeなどのブラウザにWebサイトが表示されるまでの流れを理解しておきましょう。まずユーザーがWebサイトにアクセスする際には、ブラウザにURLを入力したり、お気に入りからリンクをクリックします。Webブラウザとは、インターネット上にあるWebサイトを表示させるためのアプリケーションで、Google Chrome、Safari、Microsoft Edgeなどがあります。Webブラウザは、Webサーバーにあるページデータを読み込み表示します。
 
ユーザーが利用している端末は、URLに含まれるドメインから、ドメインと対応するIPアドレスを管理するシステムであるDNSサーバーに、WebサーバーのIPアドレスを問い合わせます。URLは主にドメインと、ページファイルを指定するパスで構成されています。インターネット上では、IPアドレスをもとに通信を行なうため、このURLに含まれるドメインをIPアドレスに変換して、アクセス先を特定する作業が必要になります。
 
DNSサーバーは、照会したIPアドレスを端末に送信します。そして、取得したIPアドレスのWebサーバーにアクセスして、HTMLやCSS、画像といったページデータを要求し、Webサーバーからページデータを取得したらWebブラウザで表示します。その結果、ユーザーは端末でWebサイトを閲覧できるようになります。Webサイトを表示させるまでに、端末とサーバー間では複数回に渡り通信を実施します。つまり、端末とサーバー間の通信回数や、1回の通信で送受信するデータ量を少なくすることが、Webサイトの表示速度を上げることにつながるのです。
 
また、Webサイトの表示速度が早いと判断される基準は、3秒以内にページが表示されるかどうかで決まるとされています。そのため、ページが表示されるまでに3秒を超えるWebサイトは、ユーザーから利便性が低いと思われる可能性が高くなり、離脱率が上昇する恐れがあります。つまりひとつの基準として、Webサイトの表示速度を3秒以内にすることで、ユーザーにとって利便性が高いWebサイトと評価され、SEOでの検索順位が上がる可能性が高くなります。
 
Webサイトにおける表示速度とは

◎Webサイトの表示速度で変わるSEOへの影響

Googleが発表している「General Guidelines」という検索品質評価ガイドラインには、どのようなWebサイトがGoogleから評価されるのかが記載されています。つまり、このガイドラインを参考にWebサイトを作成すれば、検索結果で上位に表示されやすくなるのです。ガイドラインの内容は、検索して出てきたサイトがユーザーの求める内容と一致しているか、専門性や権威性、信頼性があるか、コンテンツはパソコンやスマートフォンといったどのデバイスでも使いやすいか、などの評価基準があることがわかります。
 
ほかにも、Webサイトを検索結果の上位に表示させるために、タイトルに適切なキーワードを入れたり、外部のWebサイトに自社のWebサイトのリンクを貼る方法もあります。このように、SEOにはさまざまなアプローチの方法がありますが、いずれにせよGoogleが一貫して重要としているのは、ユーザーにとっての利便性です。Webサイトの表示速度が遅いと、ユーザーにとって利便性の低いWebサイトだとGoogleに判断され、SEOでの検索順位が下がる原因のひとつになります。つまり裏を返せば、Webサイトの表示速度を早めることが、SEO対策に大きなメリットをもたらすのです。
 
SEO対策とは、ユーザーが抱えている悩みや疑問、知りたい事柄に対する回答となる質の高いコンテンツを用意し、キーワードが検索された際に自分のWebサイトを検索上位に表示させるための施策をいいます。そのため、Webサイトのコンテンツが充実していれば、SEO対策になると考える人もいるかもしれません。しかし、いくらコンテンツが充実していても、Webサイトが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーはストレスを感じるでしょう。表示が遅いWebサイトは、ユーザーにとって利便性が高いとはいえず、Googleの評価が低くなり、SEOでの検索順位が下がる可能性があります。そのため、Webサイトのデザインやコンテンツを充実させることはもちろん、Webサイトの表示速度を上げることが、SEO対策につながります。
 
Webサイトの表示速度が遅いと、ユーザーにとって不利益を及ぼすWebサイトと評価される恐れがあり、検索順位を下げる要因となる場合があります。Webサイトの表示に時間がかかると、Webサイト全体へのUX(ユーザエクスペリエンス)が低下します。一方、Webサイトの表示速度が早ければ、ユーザーは快適にコンテンツを閲覧できるため、UXが向上します。いくらWebサイトのコンテンツが充実していても、表示速度が遅ければ、ユーザーは途中でページから離れてしまいます。その結果、Webサイトの直帰率や離脱率が高くなり、CVR(コンバージョンレート)が下がることにつながってしまうのです。Webサイトの表示速度が上がれば、ユーザーが最後のページまでWebサイトを閲覧し、購入や問い合わせのアクションが増える可能性が高くなるでしょう。
 
Webサイトの表示速度で変わるSEOへの影響

◎Webサイトの表示速度を上げるポイント

SEO対策としてWebサイトの表示速度を早めるには、端末とサーバー間の通信回数や、1回の通信で送受信するデータ量を少なくすることが重要です。具体的な方法を理解しておくことで、SEO対策にもなります。Webサイトを構成する要素のなかで、画像はテキストに比べてデータ量が大きいことが多いです。そのため、画像のデータ量を小さくすることで、Webサイトを表示する際に必要な通信量を減らすことがでいます。具体的には、Webサイト内で使う画像は、そのまま大きい画像を縮小表示させるのではなく、あらかじめ表示サイズにトリミングしましょう。また、画質を落とさずに画像のデータ量を圧縮できるツールもあります。それらを活用して、品質を保ちながらできるだけ画像のデータ量を小さくするのもひとつの方法です。
 
また、Webサイト内で使われている、HTMLやJavaScript、CSSなどのソースコードを短くする方法も、Webサイトの表示速度を早めるのに有効です。不要なソースコードを削減することで、Webサイトを表示する際に読み込みが必要な通信量を減らせる可能性があります。具体的には、ソースコードに含まれている余分な改行を省いたり、コメントアウトを削除します。ソースコードの圧縮については、自動で実施できるツールもあります。これらの方法は、端末とサーバー間の1回の通信で送受信するデータ量を少なくするのに有効です。
 
また、AMP(アンプ)を活用することも、クライアント端末とサーバー間の通信回数を減らすのに効果的な方法です。AMPとは、モバイルデバイスでWebサイトの表示速度を早くするための手法のことをいいます。AMPに対応しているWebサイトは、情報をGoogle側でキャッシュとして保存するため、ユーザーがWebサイトにアクセスした際に、Webサーバーへのリクエストの手順が減ります。ただし、WebページをAMPに対応させるには、AMP HTMLのWebページにする必要があります。
 
Webサイトの表示速度を上げるポイント

◎Webサイトの構築で使われるCMSとは

Webサイトを構築するのにCMSを利用する人や企業は多く、今では業種やジャンル問わず、多くのWebサイトがCMSで作られているといっても過言ではありません。CMSとは、Webサイトを構成する要素であるテキストや画像、レイアウトなどを一元的に保存し管理するシステムのことをいいます。CMSを利用する大きなメリットは、プログラミング言語やソースコードに対する知識がなくても、管理画面を通じて、Webサイトのデザインのカスタマイズや、コンテンツの更新が簡単にできることです。そのため、CMSを利用すれば、誰でも簡単にWebサイトを構築することができます。CMSはアカウントごとに編集権限の振り分けができるので、Webサイトの運営を複数人で行ったり、部署ごとに分業して行うことが可能です。
 
数あるCMSのなかでもWordPressは、世界的に圧倒的なシェアを誇っているオープン型CMSですが、WordPressにはHTMLなどのソースコードだけで作成したシンプルな静的サイトよりも表示速度が遅くなるデメリットがあります。WordPressは、インストールした段階では最小限の機能しか備わっていないので、ユーザーが目的や用途に応じて必要な機能を追加し、カスタマイズする仕組みになっています。そのため画像が重かったり、プラグインを入れすぎてしまうと動作が遅くなる要因になります。
 
ECサイトの立ち上げならCMSがメリット多数

◎脆弱性やセキュリティ対策済みのオリジナルCMS

当社のオリジナルCMS「更新プログラム+」の特徴は、ブログ感覚で記事の投稿や更新ができる、シンプルで軽いCMSであることです。Word感覚で入力が可能で、利便性の高いシンプルな管理画面になっています。多くの人にとって使いやすく、充実したセキュリティ対策や運用サポートが評価されているCMSです。WordPressの「重い」といった悩みを解決できるうえ、TwitterなどのSNSや外部ブログともワンクリックで連動が可能です。ディスクリプションやキーワードといった記事投稿に必要な情報も簡単に入力できるようになっています。
 
近年では、WordPressの脆弱性を突いたハッキングやサイバー攻撃などの動きが活発になり、Webサイトのセキュリティに不安を抱えている企業は多いのではないでしょうか。当社の「更新プログラム+」は、不正侵入を検知するIPS、ウェブアプリの脆弱性を突く攻撃から守るWAF、最新のセキュリティパッチを常時適用しているマネージドサーバーを組み合わせています。このようにセキュリティ体制を強化しているため、ハッキングされるリスクを軽減できます。また、YTCの「更新プログラム+」は運用サポートも充実しています。例えば、ブラウザのバージョンアップによる動作変更や誤操作によるデータ破壊など、さまざまな内容に対応しています。
 
脆弱性やセキュリティ対策済みのオリジナルCMS

◎まとめ

Webサイトの表示速度を上げることで、ユーザの利便性が高くなり、検索順位の改善につながります。逆に、Webサイトの表示速度が遅いと、SEO対策にならないだけでなく、離脱率の上昇やCVRの低下など、多くのデメリットが発生します。しかし、Webサイトの表示速度の改善は専門知識がないと難しい内容もあるため、ハードルが高いといえるでしょう。当社の「更新プログラム+」は、CMSに使いなれていない人でも、記事の更新が容易に行えます。詳しい内容はお気軽にお問い合わせください。
SEO対策に必要不可欠!Webサイトの表示速度を上げるポイント