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ITコラム

ECサイトの種類とは?特徴からみたECサイト構築の決め方

ECサイトを立ち上げたいと思った時にまず悩むのが、自社に合ったECサイト構築方法の選び方ではないでしょうか。ECサイト構築にあたり、ビジネスモデルやCMSにも種類があります。自社にとって最適なECサイト構築方法の種類は、取り扱う商材や販売方法によって変わってきます。企業規模などによっても、ECサイト構築方法の種類の選び方はそれぞれです。この記事では、ECサイト構築方法の種類や特徴、EC-CUBEのメリットをご紹介します。
 

◎ビジネスモデル別ECサイトの種類

ECは「Electronic Commerace」の略で、電子商取引のことを指します。そして、ECサイトとはインターネット上で行う取引であり、ネット通販やオンラインショップなどと呼ばれることもあります。ECサイト構築をすることで、スマートフォンやパソコンなどのインターネット環境が整っていれば24時間いつでもさまざまな種類の商品を販売することができます。実店舗であれば難しい深夜営業ですが、それがECサイト構築をすることによって、ユーザーの望む時間帯にも商品を販売することが可能となります。
 
また、人件費や店舗のコストがかからない分、店舗で売っている商品よりも販売価格を抑えることも可能です。さらにECサイト構築することで、日本全国が商圏となります。そのためユーザーは、家電製品であれば近くの家電量販店で実物を確認後、種類が揃ったインターネットで最安値を探して購入するというパターンも多くみられます。ECサイト構築をすることで、ビジネスチャンスを増やし売上アップが期待できます。
 
近年ECサイトはコロナ禍の巣ごもり需要やスマートフォンの普及に伴い売り上げが大きく伸びている分野であり、さまざまな種類が出てきています。今後もECサイト構築は発展を続け、さらなる市場拡大が期待されるでしょう。ECサイトにはビジネスモデルに応じて、主に「BtoB」「BtoC」「CtoC」「DtoC」の4種類に分類されます。
 
「BtoB」は「Business to Business」の略で「企業間取引」のことを指します。卸業者と小売業者、メーカーとサプライヤーなど企業同士の取引となるため、見積書のやり取りなど購入までに時間を要することもあります。BtoBには「クローズ型」といった既に取引している企業のみ入れる種類や「スモール型」といった法人の新規顧客獲得を目指す種類があります。BtoBは、業務のなかで必要な素材や原料などを購入するため比較的商品単価が高く、ECサイトの4種類のなかでも大きな市場規模を誇ります。
 
次に「BtoC」は「Business to Consumer」の略で、企業に一般消費者が代金を支払って商品やサービスを購入する「企業と一般消費者」の取引のことです。ECサイトというと、主にBtoCを指すことも多いでしょう。種類も多くなりBtoCのEC市場は右肩上がりで成長中です。
 
「CtoC」は「Consumer to Consumer」の略で、「個人間取引」のことです。消費者同士がさまざまな種類のモノやサービスを直接売買するビジネスモデルであり、消費者が持つモノやサービスなどを提供するビジネス概念である「シェアリングエコノミー」が基盤となっています。
 
最後に「DtoC」は「Direct to Consumer」の略で、メーカーが仲介業者を介さずに直接消費者に商品を販売するビジネスモデルもあります。メーカーが自社ECサイト構築し、直接販売が可能となります。BtoCの一種とも括られますが「DtoCでは売り手が自社で開発し、製造販売まで全てを行う」という特徴を持っており、販売手数料や中間マージンなしでスピーディーに商取引が出来て企業には魅力的なビジネスモデルといえます。

ビジネスモデル別ECサイトの種類

◎ECサイトにおけるモール型と自社EC型の違い

実際のECサイト構築方法には、大きく「モール型」と「自社EC型」の2種類に分けられます。モール型とは、Amazonや楽天市場などのネットショッピングモールに出店・出品する方法です。モール型を選ぶ場合の特徴としては、多くの人が見ている有名なECサイトに出品・出店でき、手間もかからずにすぐ出店・出店できることでしょう。ただし、ECサイト構築自体にかかるコストを抑えられる代わりに、手数料がかかるため注意が必要です。
 
自社EC型は、ネット上に自社独自のネットショップを立ち上げることを指します。自社のECサイト構築は、顧客データをすべて収集でき、分析し今後の運営にも役立てることができます。独自のルールがあるモール型とは違い、自由にサイト内を豊富な種類があるデザインからカスタマイズできるのも特徴です。オリジナリティあるECサイト構築により、他社との違いを存分にアピールし、自社ならではの特徴を前面に押し出すことが可能となります。一方でECサイト構築はコストがかかることや担当者のリソースを確保しなければならないため、余裕を持ったスケジュール管理と、リリース後の集客方法も検討しておく必要があります。
 
ECサイトにおけるモール型と自社EC型の違い

◎自社ECサイト構築の種類

モール型を選んだ場合は、ECサイト構築方法が各モールで決められています。一方で、自社のECサイト構築方法には「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウドEC型」「フルクラッチ型」と種類があるため、自社に合った種類を選ぶことが大切です。
 
ASP型は「Application Service Provider」の略で、インターネット経由で提供されるECサイト構築に必要なECアプリケーションやサービスをレンタルする方法です。機能や容量の制限や、デザインの種類やカスタマイズ性が低いというデメリットはあるものの、ECサイト構築にかかるコストを抑えることができます。自社でイチからECサイト構築しようとすると、膨大な開発コストがかかりますが、ASPを利用することによって、低コストでスタートすることが可能です。
 
また、サーバーのメンテナンスやシステムのバージョンアップなどは提供元の事業者が行うため専門知識や技術が必要なく、ECサイト構築後の管理や運用にかかる手間やコストも少なくなります。もともと複数ユーザーが利用するASPは、セキュリティ対策も十分に行っていることが多いのも特徴のひとつといえるでしょう。そのため、ASP型は主に小規模事業者やスタートアップに向いているECサイト構築の種類になります。
 
クラウドEC型は、ASP型に似たECサイト構築方法の種類であり、クラウド環境でECサイト構築し運営します。ASP型のように充実したサポートやシステムが最新にアップデートされるほか、クラウドECでは各社向けの個別カスタマイズを実施できる範囲が大きくなります。大規模な販促を実施後などで多数のアクセスが見込まれる場合は、リソースを増強することによってサーバーダウンを避けることも可能です。そのためクラウドEC型は自社にシステムに詳しいユーザーが少なく、かつ中規模企業に向いているECサイト構築の種類といえます。
 
オープンソース型は、インターネット上にて無償で公開されているソースコードを利用し、自社ECサイト構築を行う方法の種類をいいます。比較的自由にデザインやカスタマイズができますが、ECサイト構築には高度な専門スキルを必要とし、不具合などが発生した場合に自社で解決しなくてはなりません。そしてオープンソースはプログラムコードが公開されている分、セキュリティ対策はしっかりと導入先の企業が行う必要があります。そのためシステム技術者がおり、しっかりと保守運用が可能な中~大規模企業に向いたECサイト構築の種類となります。
 
パッケージ型では、ある程度ECシステムとして土台が完成しているパッケージを購入し、ECサイト構築ができます。サイト運営に必要となる受注・売上や顧客の管理、カート機能などがパッケージに含まれています。また無償で利用できるオープンソースよりも、有償であるパッケージの方がサポート体制もしっかりしています。カスタマイズやシステム連携ができるため中~大規模のECサイト構築に利用されることが多いです。小規模のECサイト構築には導入コストも比較的高いため、あまり向いていないといえます。
 
最後にフルクラッチ型ですが、ほかの4種類とは違い自社でゼロからECサイト構築する方法です。土台から開発するため、自由度が高く独自性も生み出しやすいでしょう。ただしECサイト構築には高度な知識や技術が必要となる上、莫大な時間とコストがかかります。ECサイト構築後も自社独自システムの保守コストも重くのしかかってきます。現在は、クラウドEC型やパッケージ型にもフルクラッチのような機能性や拡張性が追加されていますが、独自色を前面に押し出したい場合に選ばれているECサイト構築方法です。

自社ECサイト構築の種類

◎ECサイトの立ち上げならCMSがメリット多数

ECサイトを立ち上げる方法としては「ゼロから開発」するものと「CMS(コンテンツ管理システム)を利用する」の2通りがあります。プログラミングの知識が一定以上ある方ならともかく、そうでなければゼロからECサイトを構築するのは難しいでしょう。すぐにECサイトを開設したい場合は種類もあるCMSを利用する方が効率よくスタートできます。
 
CMSは、管理画面より商品コンテンツなどを直感的に操作できるシステムのことです。CMSには商品一覧などユーザーが目にするフロント機能と、ユーザーが見えない在庫管理や顧客情報などのバック機能があります。CMSを利用するメリットとしては、まずHTMLやCSSなどの多くの種類があるWeb制作における専門知識がなくても誰でも簡単にサイトの作成ができることです。CMSには基本的に管理画面が備わっているため、ボタンを操作するだけで在庫管理や決済管理も簡単にできます。またECサイトを複数のユーザーで管理したり、簡単にデザイン変更やバックアップが取れたりすることから、CMSを利用することでECサイトの運営もスムーズに行うことができるでしょう。
 
Webサイトのデザインの種類変更をする場合、HTMLを組んでECサイト構築されていると、コンテンツ内容に変更はなかったとしても、すべてのページに対してHTMLファイルへの修正が必要となってきます。一方でCMSを使ってECサイト構築をしていれば、全体のデザインテーマの種類変更がテンプレートに種類変更を加えるだけで可能となります。CMSではディレクトリの構成の統一やコンテンツのデータベース管理が行われるため、PCやスマホなどデバイス毎の更新作業をする必要がありません。サイトに統一感が出せれば、ユーザビリティ構造だけでなく内部構造も分かりやすいサイトとなり、CMSによってGoogleからのサイト評価も向上、SEO対策にもつながります。
 
CMSでは複数のユーザーで管理することが多いため、コンテンツの作成や管理・承認、デザイン作成などの各業務が分担できます。CMSには更新履歴を取得したり、更新出来るユーザーを限定して権限付与できる機能があります。そのため、万が一更新ミスが起きたとしても、CMSであれば更新履歴を確認してデータ復旧が可能となります。
ECサイトの立ち上げならCMSがメリット多数

◎ECサイト構築ならカスタマイズ性の高いEC-CUBEがおすすめ

ECサイト構築においておすすめしたいのが、日本企業の株式会社イーシーキューブが提供している「EC-CUBE」です。ECサイト構築において、オープンソース型のECパッケージは種類があっても海外製が主流です。EC-CUBEは日本製のCMSであり、ECサイト構築の国内No.1のシェアを誇ります。EC-CUBEはオープンソース型のCMSなので無料で利用できるうえに、ECサイト構築後に利用できる種類豊富な機能が標準搭載されています。
 
EC-CUBEが選ばれるメリットとしては、ECサイト構築のためのコストを抑えられるという点があげられます。ゼロからECサイト構築するとなると、膨大なコストがかかります。それが、EC-CUBEであればパッケージに基本機能が組み込まれています。サイト運営開始時は種類豊富な機能を組み込む必要はないものの、追加機能がプラグインという形で多くの種類が提供されているのがEC-CUBEのメリットです。ECサイト構築後も、サイトを運用していくなかで欠かせない決済機能なども充実しています。
 
EC-CUBEはカスタマイズ性が高いのもECサイト構築する上で大きなメリットといえるでしょう。デザインのテンプレートは種類豊富にあり、自社のイメージに合わせた独自性を出すことも可能です。ほかにも定期販売やサイト内の自動翻訳機能なども、拡張機能にて対応することもできます。また国内の利用者が多く、ECサイト構築後に困ったことがあっても、日本語でほかのユーザーにすぐに質問できるコミュニティも充実しているのも安心して利用できるのもポイントです。
 
ECサイト構築するうえでメリットが多いEC-CUBEですが、注意しなければならないのがECサイト構築後の障害やトラブル発生時に、すべて自社にて対応しなければならないという点です。EC-CUBEは無償で利用できるオープンソース型のCMSであるため、対応できるだけのスキルが求められます。さらにECサイト構築後のセキュリティや脆弱性対策もしっかりと自社で行う必要があるでしょう。
 
当社では、そのようなトラブルに備えて安心してECサイト構築および運用していくためのサービスの種類が充実しています。EC-CUBEの不具合の調査や、バージョンアップ対応などもご相談いただけます。

ECサイト構築ならカスタマイズ性の高いEC-CUBEがおすすめ

◎まとめ

ECサイト構築方法にはいくつか種類がありますが、ビジネスモデルの違いや企業規模による向き不向きがあります。ECサイト構築には時間やコストがかかるため自社に合った種類のECサイト構築方法を選び、メリットを最大限活用しましょう。ECサイト構築をする方法には多くの種類がありますが、カスタマイズ項目が豊富なEC-CUBEはECサイト構築方法としておすすめです。当社にご相談いただければ広告運用やECサイト構築で培ったSEO対策などにより改善へのサポートをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
ECサイトの種類とは?特徴からみたECサイト構築の決め方