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ITコラム

通販サイト構築・リニューアルはEC-CUBE

通販サイトを構築する際は、システム選定が非常に重要です。最近では導入の手軽さとコスト面を考慮し、多くの中小企業がASPと呼ばれるカートシステムを利用して通販サイトを構築していますが「カスタマイズ性が低く効果的な施策を打つのが難しい」「売上アップのために実現したいプロモーションがなかなかできない」と機能面に限界を感じる企業も多く見受けられるようになりました。
 
そこでおすすめしたいのが、EC-CUBEを使った通販サイトのリニューアルです。今回の記事では、EC-CUBEがどのようなシステムなのか、また通販サイトに導入することでどういったメリット・デメリットがあるのかご紹介します。
◎通販サイトを構築する主な方法
通販サイトを構築する主な方法は、ASP・オープンソース・パッケージ・フルスクラッチの4種類です。今回ご紹介するEC-CUBEはオープンソースに該当します。
まずはそれぞれの構築方法について解説します。
 
○ASP
ASPはアプリケーション・サービス・プロバイダ(Application Service Provider)の略で、通販サイトの構築に必要な機能を備えたインターネット上のサービスを指します。事業者が提供しているサーバーにアクセスしてネットショップを開設するため、システム管理やセキュリティ対策を行う必要がなく、短期間で通販サイトを立ち上げられるのが大きな特徴です。
 
イニシャルコストは10~30万円、ランニングコストは数千~数万円ほどが相場となっていますが、BASEやSTORESのように初期費用・月額使用料がかからないASPも存在します。いずれにせよ低コストで通販サイトの構築が行えるため、スモールスタートを切りたい企業にはおすすめといえるでしょう。
 
ただし、ASPは手軽に導入しやすい分、機能面に限界があることを認識しておかなくてはなりません。顧客のニーズに合わせて通販サイトを作り込んでいくのは難しいため、事業拡大を目指す企業にはあまり適していないでしょう。
 
また、既にASPを利用して通販サイトを構築している場合も、規模が大きくなると機能の不足が生じてくる可能性があります。その時に応じて必要な機能を追加することができないため、万が一機能面で限界を感じた場合はほかの構築方法に乗り換えることを検討しましょう。
 
○オープンソース
オープンソースとは、インターネット上で公開されているソースコードをインストールし、自分で手を加えて通販サイトを構築する方法です。ソースコードは企業や個人により開発されており、インストール自体は無料で行うことができます。インストール後はデフォルト機能だけで利用することも可能ですが、オープンソースはカスタマイズ性が高く、複製や改変も自由に行えるのが最大の魅力です。
 
ASPのように機能面の限界で悩まされることもないため、通販サイトの規模に応じて必要な機能を追加していきたいと考える企業におすすめといえるでしょう。ただし、オープンソースはセキュリティの保証がないため、サイト構築を行う際は自社で対策を打っていく必要があります。加えて、カスタマイズなども自分たちで行わなければならないため、プログラムの専門知識やスキルは必須となるでしょう。プログラマーなど担当者が在籍しない場合は、オープンソースでの通販サイト構築を行う制作会社に依頼するのも1つの手です。
 
YTC・PLUSでは、後述で紹介するEC-CUBEを使った通販サイトの構築を行っています。経験豊富なスタッフに作業を丸投げできるため、専門知識やスキルをお持ちのご担当者様がいらっしゃらない場合でも、安心して通販サイトの構築をおまかせいただけます。
 
○パッケージ
パッケージは通販サイト構築・運用に必要な機能がパッケージ化されたシステムを指します。オープンソースとやや似ていますが、パッケージはインターネット上で公開されているプログラムをインストールするのではなく、事業者と契約してシステムを購入するのが大きな特徴です。そのため、パッケージで通販サイトを構築する場合は導入費用が発生します。イニシャルコストは500~1,000万円が相場です。
 
費用としてはフルスクラッチの次に高いため、小規模通販サイトの構築には向いていません。カスタマイズの自由度が高く、セキュリティ面が強固に設計されている点に関しては非常に魅力的ですが、年商1億を超える中~大規模の通販サイトでなければ導入は難しいといえるでしょう。
 
○フルスクラッチ
フルスクラッチはオープンソースや事業者が提供するシステムなどを使わず、ゼロから通販サイトを構築する方法です。いわばフルオーダーの形となるため、自由自在にカスタマイズすることが可能ですが、通販サイトの構築に膨大な費用と手間がかかります。イニシャルコストは数千万円単位です。
 
自由度は非常に高いものの、オープンソースやパッケージに比べるとコストパフォーマンスが悪いため、フルスクラッチで通販サイトの構築をするという事例は徐々に減少してきています。

通販サイトを構築する主な方法
◎国内トップのオープンソースEC-CUBE
EC-CUBEは数あるオープンソースのなかでもとくに多くの企業に利用されているソフトウェアです。その数推定35,000店舗とされており、国内ではトップを誇るオープンソースといえます。
 
EC-CUBEがこれほど人気を集めているのは日本製であること、そして通販サイトの構築・運用に必要な機能が充実していることが理由として挙げられます。
ホームページの作成に役立つオープンソースは複数ありますが、そのなかでもEC-CUBEは通販サイトの構築に特化しているといえるでしょう。
 
もちろん手を加えなくても運用することは可能ですが、自社でカスタマイズしたり、プラグインを使ったりすれば、幅広い販売形態に対応できる通販サイトを構築することができます。
国内トップのオープンソースEC-CUBE
◎EC-CUBE導入のメリット・デメリット
EC-CUBEでの通販サイト構築を検討している場合は、EC-CUBEのメリット・デメリットを理解しておくことで導入の判断がしやすくなります。ここではEC-CUBE導入のメリット・デメリットについてご紹介します。
 
まずメリットに関しては通販サイトの構築・運用費用を抑えられること、カスタマイズ性が高いこと、コミュニティ情報が充実していることなどが挙げられます。通販サイトの構築に必要な機能を備えているシステムはほとんどが有料ですが、EC-CUBEは無料でインストールして使うことができます。もちろんドメインの取得やサーバーの用意などに費用がかかるため、完全無料で通販サイトが構築できるというわけではありませんが、それでもほかのシステムを導入する場合と比べて初期費用を大きく抑えられるのはEC-CUBEの大きなメリットといえるでしょう。
 
また、EC-CUBEは通販サイトの構築・運用に必要な機能がほぼ標準機能として備わっているのも嬉しいポイントです。商品やサービスの紹介ページをはじめ、注文の申し込みページなど、通販サイトを制作するにあたり必要不可欠なページを構築するための機能が網羅されているほか、商品ごとの売上集計や在庫管理など、通販サイトを管理するための機能なども備わっています。さらに、EC-CUBEは追加でインストールできるプラグインが800種類以上用意されているため、必要とする機能によっては手軽にカスタマイズすることが可能です。
 
それだけでなく、EC-CUBEは利用者が登録するコミュニティで質問や情報共有ができるため、初心者でも比較的簡単に通販サイトの構築・運用を行っていくことができます。
 
一方、EC-CUBEは最低限の専門知識とスキルが必要とされること、集客力がないことがデメリットとして挙げられます。EC-CUBEはほかのオープンソースと比べ、初心者に優しい設計にはなっていますが、あくまで通販サイトの構築・運用に必要な機能が備わっているというだけで、事業者によるマニュアルは用意されていません。そのため、専門知識が全くないのであれば、EC-CUBEを利用して通販サイトを構築していくことはなかなか難しいといえるでしょう。場合によってはプログラミング言語が求められることもありますし、システムエラーが発生した際には自社で対処を行う必要も出てきます。全て自社で構築・管理を行っていかなくてはならないのは大きなデメリットといえるでしょう。
 
また、集客力に関しては、EC-CUBEで作られた通販サイトは楽天市場やAmazonなどのモール型通販に比べて集客力がありません。ユーザーを通販サイトへ誘導したいのであれば、自社で集客を行う必要があります。
 
以上のデメリットを踏まえると、EC-CUBEで通販サイトを構築・運用する場合はやはり専門知識やスキルを持つ担当者を用意しておいたほうが効率的といえます。ただ、EC-CUBEは国内シェアNo.1のオープンソースということもあり、ウェブ制作会社の中にはEC-CUBEを使った通販サイトの構築・運用を行っているところも多数存在します。外注先も見つけやすいので、プログラマーなどが在籍していない場合は、制作会社への依頼も1つの手段としておすすめです。
EC-CUBE導入のメリット・デメリット
◎通販サイトのリニューアルはYTC・PLUSへ
YTC・PLUSではEC-CUBEを使った通販サイトの制作を承っています。EC-CUBE認定パートナーとして神奈川県で最上位ランクをいただいた実績があり、通販サイトの制作においては企業の魅力を最大限に引き出すオリジナリティの高い通販サイトを実現できることが最大の強みです。
 
得意分野はオリジナルデザイン、メディア化など多岐にわたりますが、なかでも力を注いでいるのが機能カスタマイズで、EC-CUBEでは画期的、革命的な機能カスタマイズを実施した認定パートナーに贈られる機能カスタマイズのコンピテンシーバッジを取得しています。レンタルや定期購入、特殊な販売形態などの機能カスタマイズも行っておりますので、通販サイトの構築はもちろん、リニューアルもぜひお任せください。
 
通販サイト制作の流れとしては、まずお問い合わせいただいたあとに営業担当者が直接お伺いしてヒアリングを行います。オンライン相談も可能です。ヒアリングが終わったら、通販サイトのデザインを制作していきます。弊社のアートディレクターと一緒に、お客様のこだわりが見えるよう、ファーストビューやトップページのデザインの作り込みをします。デザインはユーザーが使用するデバイスの画面に応じて最適な表示を行うレスポンシブデザインにて行います。
 
デザインの確認が終わったら、今度は顧客体験が最大かするように通販サイトの内容を設計していきます。EC-CUBEの標準にない機能を追加することも可能ですので、ご希望の機能があればお気軽にお申し付けください。通販サイトの設計が決まったら、デザインを落とし込み、EC-CUBEのフレームワークに従い機能を実装していきます。その後はお客様に出来上がった通販サイトをご確認いただきます。
 
チェックして不備がなければ、最後に商品のデータを登録していきます。ASPなど、ほかのカートシステムで既に通販サイトを運用している場合はそのデータを移行します。
◎まとめ
通販サイトの構築はどの手法を使うかによって費用が大きく異なるため、自社の予算に応じて最適なものを選ぶことが大切です。専門知識やスキルを持った担当者が在籍していない場合は、EC-CUBEのノウハウを持つ専門会社に通販サイトの構築を依頼するのも1つの手です。
 
YTC・PLUSの在籍スタッフは、専門知識とスキルを持つベテランスタッフばかりなので、「既存の通販サイトにこういった機能を追加させたい」「ASPで通販サイトを構築したが、機能面に限界を感じているため通販サイトを丸ごとリニューアルしたい」などのご依頼にも対応可能です。経験豊富なエンジニアが対応にあたる体制を整えているため、通販サイトの制作だけでなく、脆弱性・誤操作・過負荷・障害など、万が一のトラブルが起こった場合でもお気軽にご相談いただけます。これまでの経験で培ったノウハウを元に、お客様の希望に沿った最適な通販サイトを制作致しますので、EC-CUBEを使ったサイト構築はYTC・PLUSにお任せください。
通販サイト構築・リニューアルはEC-CUBE