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ITコラム

サブスクリプション型通販サイトの構築はYTC・PLUSへ!

月額制のおもちゃレンタルやお花の定期便など、「サブスクリプション(サブスク)」と呼ばれるサービスを通販サイトに構築する企業はここ数年で一気に増加しました。
サブスクリプションサービスは、継続利用による安定収入が見込めるため、通販サイトを運用する企業にとって非常に魅力的なビジネスに見えますが、実際に構築するとなると、在庫管理・顧客対応・通販サイトのシステム構築などさまざまな課題が出てきます。
今回は、サブスクリプション型通販サイトのメリット・デメリットをはじめ、構築する際に必要となる機能、事業を成功させるためのポイントなどについてご紹介します。


 
◎サブスクリプションとは

数年ほど前からよく聞くようになったサブスクリプションですが、これは企業と消費者の契約によって継続的な売り上げを構築するビジネスモデルを指します。
定額制サービスと言えばイメージしやすいのではないでしょうか。
1回の支払いで所有権や利用権が消費者に移る従来のビジネスモデルとは異なり、月単位や年単位など、一定の期間内に定額の使用料を支払うことで企業側が提供するサービスを利用できるのがサブスクリプションの最大の特徴です。
近年、「物の豊かさ」よりも「心の豊かさ」を重視する消費者が増加傾向にあることから、サブスクリプションの構築は、今後ますます市場規模が拡大されると見込まれています。

◎サブスクリプションとは


 
◎サブスクリプションの種類

サブスクリプションは動画や音楽などのコンテンツを定額配信するデジタル系、化粧品や食品などのモノを取り扱う非デジタル系、携帯電話や電車の定期券など、サブスクリプションが浸透する前から続いている従来型の3タイプに大きく分かれます。
通販サイトでは、非デジタル系のサービスとしてサブスクリプションを導入する企業が増加傾向にあり、サブスクリプションのモデルもさまざまな種類が登場しています。
どんな構築モデルがあるのか、代表的なものをいくつか簡単にご紹介します。
 
まずサブスクリプションビジネスが注目される前から通販サイトに導入されていたモデルが「定期購買型」です。
定期購買型モデルとは、利用者が選んだ同一の商品が定期的に届くサービスを指します。
化粧品や健康食品を取り扱う通販サイトを中心に導入されていましたが、最近ではコンタクトレンズや洗剤、マスクなどの日用消耗品を取り扱う通販サイトでも提供が進んでいます。
 
次に紹介するのが「メンテナンス型」のサブスクリプションです。
ウォーターサーバーやコピー機など、消耗品の交換で繰り返し使える商品を貸し出しするサービスがこのモデルに該当します。
導入にコストのかかる機械を手軽に借りられるため、需要が高く、こちらも以前から多くの通販サイトで導入されています。
高価格帯の商品を貸し出すサブスクリプションは複数ありますが、自動車や家具など、消耗品の従量課金が必要ない貸し出しサービスはメンテナンス型ではなく「長期リース型」モデルに該当します。
一方で、比較的低価格な商品を1日~1ヵ月程度の期間で貸し出すサービスは「短期レンタル型」のモデルになります。
洋服やアクセサリーの借り放題、コワーキングスペースの使い放題などを提供している通販サイトがこれに当たります。
 
このように、少し前の通販サイトでは利用者自身が使いたいもの・試してみたいものを選ぶサブスクリプションが主流となっていました。
しかし近年では、利用者ではなく、企業側が選んだ商品を届ける「キュレーション型」モデルのサブスクリプションを構築する通販サイトも徐々に増加しています。
代表例としては、試供品コスメや花の定期便、おもちゃのレンタルなどを行っている通販サイトがキュレーション型に該当します。
提供するサービスに基づいたプロ、もしくはAIが利用者に合う商品を選び、それを定期的に届けるのがキュレーション型モデルの特徴です。
 
非デジタル系のサブスクリプションを構築しているのはモノを取り扱う通販サイトだけではありません。
美容院や自社のソフトウェアなど、特定のサービスを提供する通販サイトにも導入されています。
定額制でサービスを受けられるサブスクリプションは「インストアサービス型」「オンラインサービス型」と呼ばれ、インストアサービスは美容室やジムの通い放題、家事代行の定期利用が該当します。
一方で、ソフトウェアの利用やオンラインレッスンなど、インターネットを通じてサービスを提供する通販サイトはオンラインサービス型と呼ばれます。

◎サブスクリプションの種類


 
◎サブスクリプション型通販サイトのメリット・デメリット

ビジネスモデルの拡大から、自社の通販サイトにも近々サブスクリプションを構築しようと考えている企業は多いのではないでしょうか。
サブスクリプション型通販サイトは収入や顧客管理の面でメリットがある一方、在庫管理やECシステムの構築などに関しては多少のデメリットを感じることもあります。
通販サイトにサブスクサービスを構築する前に、まずはサブスクリプション型通販サイトのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
 
○メリット
サブスクリプション型通販サイトは商品やサービスを継続的に利用してもらえるため、従来の売り切り型ビジネスのみを行う通販サイトと異なり、社会情勢や景気などに売上を左右される心配が少ないのが最大のメリットです。
通販サイトの利用者が定着すれば、繁忙期と閑散期の差が開きにくくなり、安定した収入を得ることができるでしょう。
定額制であるため、おおよその売上額や在庫の見通しが立てやすいのもサブスクリプション型通販サイトならではのメリットといえます。
 
また、サブスクリプション型通販サイトは売り切り型の通販サイトに比べ、顧客データが蓄積しやすい点も大きなメリットです。
売り切り型の通販サイトの場合はショップを再利用してもらうのが難しく、消費者の趣味や生活スタイルなどをなかなか把握することができません。
一方で、サブスクリプション型通販サイトは商品やサービスを長期で利用してもらえるため、利用者のデータも長いスパンで蓄積できます。
利用期間が長くなるほど高精度なデータを保有できるため、より良いサービスの改善や新商品の開発、マーケティング戦略に役立てられるデータを集めたい企業には非常におすすめのビジネスモデルといえるでしょう。
 
サブスクリプション型通販サイトは消費者側にもメリットがあります。
なかでも消費者にとってとくに魅力的なのが、使ってみたかった商品を低価格で利用できる点です。
サブスクリプション型通販サイトはレンタル、あるいはトライアルに近い形で商品を提供するため、「物を持たない生活がしたい」「高くて手が出せない商品だけど試しに使ってみたい」という人にとっては非常に便利なサービスといえます。
また、支払う金額が変動しないため、自分でコストの管理ができるのも利用者にとっては嬉しいメリットといえるでしょう。
 
○デメリット
魅力的なメリットがある一方、サブスクリプション型通販サイトは運用する上でさまざまな課題があります。
とくに大きな課題として挙げられるのが、バックエンド業務の効率化とカートシステムの準備です。
バックエンド業務とは、商品の登録や受注・発注の管理、入出荷処理、顧客管理など、裏方としてサービスを支える業務全般を指します。
サブスクリプション型通販サイトを構築して間もない時期は商品の在庫と入出庫の管理が非常に重要となるため、バックエンド業務の効率化を図っておかなければ適正な在庫管理ができなくなってしまいます。
また、物を取り扱うサブスクリプション型通販サイトでは商品の入れ替えにかかるコスト、破損・故障・劣化した場合のメンテナンスコストを考えて価格を設定しなくてはいけません。
使用できるシーズンが短い商品、流行りの移り変わりが早い商品、耐久年数が短い商品などを取り扱う通販サイトはとくにキャッシュフロー経営を意識してサブスクリプションを構築する必要があります。
この立ち上げ時の難しさこそがサブスクリプション型通販サイト最大のデメリットといえるでしょう。
 
また、通販サイトにサブスクリプションを導入する際は、運用に必要な機能を実装したカートシステムを準備しておくことも必要です。
カートシステムとはウェブ上で商品販売を行う処理をするための仕組みのことで、どのカートシステムにも最低限の機能として「買い物カゴ」「レジ」が備わっています。
サブスクリプション型通販サイトを運用するにはこの機能に加えて、商品の在庫管理ができる機能や契約する際のサービス制御機能、利用料金の定期的な請求機能などが必要となります。
カートシステムはスクラッチで構築することも可能ですが、自社でイチから構築する場合は数千万程の開発費が発生するため、通販サイトを立ち上げる時点で莫大なコストがかかってしまいます。
さらにシステム構築にはITスキルも必須となるため、専門的な知識を持つスタッフがいなければ、カートシステムのスクラッチ構築は非常に難しいといえるでしょう。
 
このようにシステム構築の問題を抱えている企業は、パッケージ型のECシステムを構築するのがおすすめです。
YTC・PLUSのコーリツ+なら、サブスクリプション型通販サイトの運用に必要な機能が全て実装されているため、多くの問題をカバーしながら効率的に事業を展開していくことができます。



◎サブスクリプション型通販サイトで成功するポイント

サブスクリプション型通販サイトの売上に大きく影響するのは利用者の継続率です。
どれほど魅力的な商品やサービスを売り出していても、利用者の継続率が低くては売上アップどころか安定した収入も見込めません。
継続率を高めるには商品開発をしたり、新たなサービスを展開したり、利用者が飽きないよう定期的に内容の見直しをかけていくことが必要となります。
サブスクリプション型通販サイトを構築してしばらくは顧客数も少ないため、とくに利益とサービス内容のバランスに注意を払うことが大切です。
 
また、サービスの変更・見直しに注力するには作業の効率化も重要となります。
バックエンド業務はとくに多くのリソースが必要となるため、作業の効率化を図るなら外注化する、またはシステムで自動管理できるようにしておくなどの対策を立てておくことが必要です。
バックエンド業務の効率化により作業時間を大幅に減らすことができれば、サービスの変更・見直しだけでなく、顧客対応やSNS運用など、そのほかの業務にも注力できるようになります。
今後サブスクリプション型通販サイトを運用する予定の方は、構築する前にバックエンド業務の外注化、あるいはYTC・PLUSのコーリツ+など、業務の効率化を図るシステムの構築を検討しておくことをおすすめします。


◎YTC・PLUSのECコーリツ+とは

YTC・PLUSのECコーリツ+は通販サイト・決済・倉庫・物流を全て効率化できるパッケージ型のシステムです。
ECコーリツ+には自社の通販サイト・ECモール・実店舗と複数チャネルの商品の受注や在庫確認を一元化できるほか、倉庫のロケーション管理や引き当て・ピッキングリスト・HTによる出荷検品、入荷業務などを効率的に行える機能が実装されています。
物流拠点がいくつもあると、商品の欠品や余剰在庫を防止するための作業に多くのリソースがかかってしまいますが、ECコーリツ+を活用すれば、仕入業務・在庫管理業務・出荷業務などの業務も全てシステム内で行うことができます。
サブスクリプション型通販サイトの運用に必要な機能も全てパッケージ化されているため、自分たちでシステムを構築する必要もなく、時間と手間を省いて効率的に通販サイトの運用をしたい方には非常におすすめです。

◎YTC・PLUSのECコーリツ+とは



◎まとめ

従来の売り切り型の通販サイトに比べて安定した収入が見込める上、精度の高い顧客データが蓄積しやすいサブスクリプション型通販サイトは、現在多くの企業が導入を進めています。
しかし、通販サイトにサブスクリプションサービスを導入するには在庫管理などのバックエンド業務、システムの構築など課題が多いため、作業の効率化を図る対策を立てたり、通販サイトの運用に必須となるITスキルを身につけたりすることが必要です。
顧客が定着してからも継続率を高めるための見直しなどが必要となることを念頭に置いておかなくてはなりません。YTC・PLUSのECコーリツ+はこのような問題をカバーし、サブスクリプション型通販サイトの運用を効率的に行うためのサポート機能が充実しています。
通販サイトにサブスクリプションサービスの導入をお考え中の方は、ぜひYTC・PLUSのECサイト構築をご検討ください。
 
サブスクリプション型通販サイトの構築はYTC・PLUSへ!