ITコラム
申込みや採用強化につながる!福祉業界のホームページ制作のポイント
福祉業界のホームページは、提供するサービス内容などの情報だけでなく、福祉施設の雰囲気を明確に体現するデザインも重要です。施設の各スペースや在籍するスタッフの写真を多く掲載するなら、ホームページを訪れたユーザーに安心感を与え、問い合わせや求人応募の後押しになります。この記事では、申込みや採用強化につながる福祉業界のホームページ制作のポイントをご紹介します。
◎福祉業界におけるホームページの特徴
福祉業界のホームページは、ターゲットユーザーが福祉施設の利用を検討している本人やその家族、ケアマネージャー、求職者など多岐にわたるという大きな特徴があります。そのため、福祉業界のホームページ制作を行う際は、それぞれのターゲットに対して適切な情報発信を行うことが大切です。近年、70歳以上のスマートフォン利用者が5割を超え、年代に関わらずホームページを閲覧する人が増加しています。そのため、将来的な介護や福祉施設の利用を見越したシニア世代が、残りの人生をどのような環境でおくるかを考え、ホームページで情報収集を行うケースも見受けられます。
しかし、福祉施設はほかの業界のように必ずしも利用者本人だけがホームページを閲覧するとは限らず、利用者の子どもや親族などが中心となることも一般的です。福祉施設のホームページを閲覧するユーザーや家族のなかには、このような施設の利用がはじめてという場合も少なくありません。大切な家族を知らない場所に預けることになるため、快適に過ごせるのか、きちんとしたサポートが受けられるのかなど、ユーザーは漠然とした不安を抱えています。情報の少ない福祉施設を利用するのは、不安に感じる人も多いでしょう。施設情報や働いているスタッフの様子が豊富に掲載されたホームページは、福祉施設への入所を検討するユーザーにとって安心材料となります。
福祉施設のホームページは、ケアマネージャーへの営業活動手段としても効果的です。ケアマネージャーは、要介護認定を受けた本人や家族が適切な福祉施設を選ぶ際のサポートを行います。福祉施設のホームページは、ケアマネージャーの情報収集や顧客への提案の際に非常に役に立ちます。そのためにも、提供している具体的なサービス内容、医療行為や機能訓練、スタッフ構成など、必要な情報を掲載しましょう。ケアマネージャーは多忙な場合が多く、福祉業界は競合も多いため、ホームページを制作しておけば、空いた時間に福祉施設の詳細を理解してもらうことができます。
一般的に福祉業界のホームページには、サービス内容や施設情報、スタッフ紹介、問い合わせフォームなどが掲載されます。福祉施設のホームページを閲覧するユーザーがもっとも知りたいと考えるのは、入所後の暮らしの具体的なイメージです。情報が少ないホームページは、それだけで問い合わせ前の選択肢から外されてしまうこともあるため、できるだけ多くの情報を掲載しましょう。遠方に住んでいる家族が福祉施設を探している場合、実際に施設を訪問しての見学が難しいケースもあります。提供するサービスの種類、共同部屋や個室の間取りや雰囲気、食事やお風呂、1日の過ごし方、料金体系など、ホームページにできるだけ詳細な情報を掲載しましょう。設備情報や施設の雰囲気が伝わる写真を多く掲載するなら、実際の利用イメージが沸きやすく、安心材料にもなります。
さらに、福祉業界のホームページのターゲットユーザーは、ミドル層から上の年代が多いという特徴があります。ユーザーによっては、インターネットに慣れていない場合もあるため、ホームページは見やすく必要な情報が簡単に見つけられる作りにします。また、ユーザーが福祉施設を選択する際、複数人で検討するケースも多いため、LINEなどで簡単に情報共有ができる導線になっていると、利用しやすくなります。
◎福祉業界のホームページを制作するときのポイント
福祉業界のホームページ制作には、いくつかおさえるべきポイントがあります。サービス内容や施設情報の詳細に加えてスタッフ紹介も充実させるなら、ユーザーに安心感を与え、問い合わせにつながるホームページに仕上がります。
○サービス内容を詳細に掲載する
福祉施設と一言でいっても、デイサービスやデイケア、長期や短期の入所施設、グループホーム、訪問介護や看護など、提供するサービスはさまざまです。入浴、食事、排泄などの身体介護や夜間介護の対応可否、買い物、掃除、通院の付き添いなど、日常生活に関するケアも行っている福祉施設は、その詳細を掲載しましょう。ユーザーは、福祉施設のホームページを閲覧する前に、ケアマネージャーのアドバイスなども踏まえて、利用者にどのようなサービスが必要か把握している場合も多くあります。そのため、ホームページにより具体的なサービス内容が掲載されていると、問い合わせにつながりやすくなります。またコロナ禍以降、面会に関する制限やルールを設けている福祉施設も多く見受けられます。面会の可否、可能な場合は日時や時間帯、条件、外出や外泊の可否なども掲載しましょう。オンライン面会の可否も掲載があると、遠方の家族でも安心して利用ができます。
○写真を使って施設情報を伝える
福祉業界のホームページにおいて、施設情報は重要な項目のひとつです。個室や共同部屋の雰囲気、トイレや浴室、機能訓練室、ナースステーションや診察室など、施設の情報をできるだけ詳細を掲載します。ホームページのファーストビューには、笑顔の利用者やスタッフの写真を掲載しましょう。そのような写真を最初に目にするような構成にすると、ホームページを訪問したユーザーが福祉施設に好感を持ち、ほかのページにも興味を持ってもらいやすくなります。施設案内のページでも写真を多く用いるなら、入所後をイメージしやすくなるだけでなく、福祉施設がケアプランに合っているか判断しやすくなるというメリットもあります。バリアフリーに対応したトイレや浴室などの写真も積極的に掲載しましょう。写真は、遠方に住んでいて見学の難しい家族が施設の様子を理解する上でも、非常に効果的です。
○対応可能な介護ケアや医療行為を記載する
福祉施設のホームページ制作を行う際は、医師や看護師、理学療法士の常駐有無や、対応可能な介護ケアや医療行為を記載することも大きなポイントとなります。福祉施設は、法律によって配置されるスタッフの職種や人数が決まっており、法律に基づいた医療行為が行われるため、施設によって実施できる医療行為が異なります。福祉施設を検討している利用者に介護ケアや医療行為が必要な場合、ユーザーは施設でどこまでのケアが受けられるのか、事前に確認する必要があります。とくに可能な医療行為は、医師・看護師・介護士など職種によって異なるため、明確に記載しておくことが大切です。看護師が常駐の場合は、24時間常駐かどうかも含めて記載しましょう。医療行為に限らず、寝たきり・看取り対応が可能な場合や、自立支援の機能回復訓練のためのリハビリを行っている場合などは、その旨も記載します。提携先の医療機関や病院併設の有無も掲載すると、ユーザーの信頼度を高めるコンテンツに仕上がります。
○スタッフ紹介で安心につなげる
福祉施設は、入所後に人生をおくる場所となるため、どのようなスタッフが対応してくれるかは、ユーザーやその家族にとって非常に気になるポイントです。そのため、スタッフの顔が見えたり雰囲気が伝わることは、大きな安心材料となります。福祉業界のホームページでは、スタッフの経歴・職種・保有資格といった情報に限らず、自己紹介や趣味、ひとことなどを入れておくと人柄を感じやすくなるでしょう。福祉施設のホームページのスタッフ紹介ページでは、この施設にお任せしても安心だと思ってもらうことがポイントとなります。スタッフの笑顔の写真があると、親しみを持ってもらいやすくなるでしょう。スタッフに限らず、看護師や医師、理学療法士などのサポート体制、夜間勤務の有無、人数などは、ケアマネージャーにとっても重要な情報となります。採用ページでは、スタッフが利用者と接する様子や仕事の魅力、1日の仕事のスケジュールなども掲載しましょう。異業種からの転職や未経験で入社して活躍しているスタッフの姿を掲載するなら、応募者の後押しとなります。
○食事やレクリエーションなど1日の流れを紹介
福祉施設のホームページでは、サービス利用時の1日の流れを紹介することもポイントとなります。たとえばデイサービスやデイケアの場合は、送迎や福祉施設到着後のレクリエーションや機能訓練、食事や入浴の時間帯などを具体的に掲載します。短期や長期の入所ができる施設なら、起床から1日の流れを掲載しましょう。年間行事やオリジナル体験、折り紙、カラオケ、将棋など提供できるレクリエーションの一覧と利用者の様子を写真付きで掲載することもできます。ユーザーは、利用者の好みや性格にあった施設を選びやすくなります。
利用者によっては、アレルギーがあったり特定の方法でないと食事が取りにくい場合もあるため、献立の一例や調理法なども記載しておくと、親切なコンテンツに仕上がります。通常食以外に、糖尿病食・減塩食・アレルギー食・ソフト食・きざみ食・ミキサー食など、利用者の身体の状態に合わせた食事の個別対応が行えることは、大きなメリットとなります。食事以外におやつを提供している場合は、それも記載するとよいでしょう。福祉施設を検討するユーザーは、提供される食事に興味を持っていることも多いため、写真もいれるとイメージしやすいです。
◎採用強化につながる福祉業界のホームページ
少子高齢化や社会の変化に伴い、日本の福祉業界では人手不足が深刻な問題となっています。とくに高齢者向け施設では、介護士の需要が高くなっています。採用強化につながる福祉施設のホームページを制作するためには、採用情報の充実がポイントです。経験豊富で優秀な人材の確保やノウハウの蓄積は、施設全体のサービス品質向上にも大きな効果をもたらします。求職者は、募集要項だけではないリアルな職場の雰囲気が知りたいと考えます。ホームページに採用情報を掲載する際は、職場の雰囲気や実際に施設で働いているスタッフの声を掲載し、働きやすい職場であるという印象を持ってもらうことが大切です。他にも教育制度や1日の仕事のスケジュール、スタッフの雰囲気、仕事内容の詳細を記載しておくと、入社後のミスマッチが起きにくくなります。
福祉業界では、職種によって国家資格などが必要なケースもあるため、福祉業界に興味はあるもののハードルが高いと感じている求職者も見受けられます。資格の不要な募集職種がある場合や未経験でも応募が可能な場合は、明確に記載しましょう。未経験でも歓迎・入社後に経験を積みながら資格取得が目指せるといった内容を掲載すると、応募者の不安解消につながりやすくなります。異業種からの転職事例や未経験からスタートしたスタッフの声、キャリアパス、研修内容の掲載も効果的です。休日や有給休暇、福利厚生は応募者が気にする情報でもあるため、明記しておきましょう。また近年は、InstagramなどのSNSとホームページを連携して採用強化を行う福祉施設も増えています。SNSでスタッフが利用者と接する様子や仕事のやりがいを配信し、興味を持ったユーザーをホームページに誘導し、募集要項などの詳細を紹介すると効果的です。
◎YTC・PLUSのホームページ制作
福祉業界のホームページ制作では、写真を多く用いて施設の雰囲気や特徴を伝えるデザインや採用ページの充実がポイントとなります。YTC・PLUSは、カスタマイズ性に優れたオリジナルのホームページ制作を得意とするWEB制作会社です。福祉業界のホームページ制作の実績もあり、お客さまのホームページ制作の目的や予算を対面で丁寧にヒアリングしてから制作を行います。実際に福祉施設に訪問することで、施設の雰囲気をホームページのデザインに反映することができます。プロのカメラマンによる撮影も行っているため、ホームページ制作を一貫して依頼することも可能です。
当社の制作するホームページは、操作性に優れておりWordやブログ感覚で直感的に更新ができるという特徴があります。ホームページは制作して終わりではなく、定期的に更新を行うことが大切です。質の高いホームページを制作し、定期的にお知らせや採用情報といったコンテンツを更新することで、Google検索エンジンからの評価を高め、上位表示につなげることができます。ホームページの更新作業が属人化せず、スタッフのITリテラシーに左右されず更新が行えることは大きなメリットではないでしょうか。ホームページは制作して終わりではなく、アフターフォローが充実しているかどうかも重要です。ホームページ運営を行ううえでの不明点やSEO対策、SNSとの連携、万が一のシステムトラブルへの対応など、一貫して丁寧なサポートが受けられるため、本来の業務に集中できます。
◎まとめ
福祉業界のホームページ制作では、施設の雰囲気を明確に伝えるデザインや採用ページの充実がポイントとなります。ユーザーが入所後の生活をイメージできるよう、写真を多く用いて視認性の高いデザインに仕上げましょう。ユーザーやスタッフのITリテラシーに関わらず、直感的に操作できることも重要です。福祉業界のホームページ制作は、実績が豊富な当社まで、お気軽にお問い合わせください。
