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ITコラム

企業ホームページの認知度アップに!ブランドストーリーを考えるポイント

多くの業界で高品質な商品やサービスが提供されており、機能面だけで差別化を行うことが難しくなっている近年、企業ホームページに掲載するブランドストーリーの重要性が高まっています。強力なブランドストーリーの作成は顧客ロイヤリティを向上させ、市場で長期的な優位性を獲得することにつながります。この記事では、企業ホームページにおけるブランストーリーの重要性とブランドストーリー作成のポイントをご紹介します。

◎企業ホームページで重要視されるブランドストーリー

ブランドストーリーとは、自社ブランドや商品の価値、ブランドコンセプトを顧客に伝えるためのストーリーのことです。ブランドストーリーには、単なる商品の説明だけでなく、創業にまつわるストーリー、商品・サービスへの思いやこだわりなどが含まれます。人間の脳は、データのような点の情報よりも物語の方が理解しやすく、記憶に残りやすい傾向にあるほか、よいストーリーに反応しやすいという特徴を持つとされています。顧客の心に訴えかけ、共感・感動・興味などを引き起こすブランドストーリーを企業ホームページに掲載することで、訪問した顧客が商品やサービスに対して興味や関心を生み、コンバージョンにつながることが期待できます。

企業ホームページにおけるブランドストーリーの掲載が重要である理由に、顧客との感情的なつながりの構築があります。似通った商品やサービスが市場にあふれている現在、業界問わず市場競争が激しくなっています。顧客側も選択肢が多いため、商品やサービスの機能面だけでなく、企業の社会的責任や商品への思い、購入後の心の豊かさを重視して購入する商品やサービスを選択する人が増えているのが現実です。ブランドストーリーは、企業と顧客の間に感情的なつながりを生み出します。感情的なつながりは、顧客に商品やサービスに対する価格以外の価値を感じさせ、愛着や忠誠心であるブランドロイヤリティを構築することに役立ちます。ブランドロイヤリティの構築は、競合他社との差別化や、市場での長期的な優位性の確立するうえで非常に重要です。企業ホームページにおけるブランドストーリーは、自社商品やサービスの認知度の向上させるうえでも重要な意味を持ちます。物語としてブランド誕生の理由や企業の商品やサービスに対する思いを語り、顧客にメッセージを伝える役目を担います。

企業によっては、自社商品やブランドの認知度を高めるため、多額の資金を投入した広告やプロモーション活動をブランディングとして行う場合も少なくありません。これらは短期間で多くの人に自社製品を認知してもらうことができる反面、売上の増加が一過性となりがちです。多額の予算が必要となるため、予算の限られた中小企業などでは実施が現実的ではありません。また、広告によるコミュニケーションは、企業が意図するイメージを顧客に与えることができない可能性もあるほか、誤ったブランドイメージを植え付けてしまう可能性もあります。企業ホームページへのブランドストーリーの掲載であれば、自社の伝えたいブランドイメージを顧客に正しく伝えることができます。

企業ホームページで重要視されるブランドストーリー

◎ブランドストーリーを考える際に知っておくべきポイント

顧客に長く愛されるブランドを構築するためにも、企業ホームページに掲載するブランドストーリーは、あらかじめ十分に内容を検討した上で作成することが重要です。ブランドストーリーの作成時は、メッセージを伝えたい相手であるターゲットを明確にしておく必要があります。人は自分自身に関わるものや、自分自身に置き換えてイメージができる物事に興味を持ちやすい傾向にあります。ユーザーを定めず、性別や年代問わず誰にでも刺さるブランドストーリーにしようすると、逆にどのターゲット層からも共感を呼ぶことができないほか、ブランドストーリーの効果が発揮できない可能性が高いため、注意が必要です。「30代男性」といった大きなカテゴリーだけでなく、属性や趣味思考まで掘り下げたペルソナを設定しましょう。

顧客の共感を生むブランドストーリーを企業ホームページに掲載するためは、ブランドストーリーの作成を開始する前に、改めて自社についての理解を深めておくことも重要です。自社の存在意義を理解することは、ブランドストーリーの基盤ともいえる作業です。創業の動機や創業者の考え、商品やサービスへの思い、商品やサービスの品質・価格・競合他社との違いを含めた価値などを改めて掘り下げておくことで、説得力のあるブランドストーリーの作成に役立てることができます。自社に対する理解を深めたら、自社の存在意義や企業として達成したい目標であるブランドミッション、ブランドミッション達成のための行動指針であるバリューを設定しましょう。その際、自社が顧客に提供できる価値、顧客が商品やサービスを購入することで得られるメリットを明確にすることが重要です。

企業ホームページを通してブランドストーリーを伝えたいターゲット、ブランドミッションやバリューを設定したら、ブランドストーリーの作成を開始します。ブランドストーリーは、商品やサービスごとに変化したり、定期的に変更されるものではなく、企業が一貫して顧客に伝えたいメッセージです。競合他社にはない自社の魅力を伝えること、ブランドの世界観を意識して作成しましょう。物語性のあるメッセージは顧客の心を動かしやすい特徴がありますが、ブランドストーリーは長文よりも短文で訴求するのがポイントです。企業ホームページへのブランドストーリーの掲載は、顧客に自社を知ってもらう機会ではありますが、ブランドストーリーが長すぎると顧客の読む意欲を低下させてしまう場合もあります。ブランドストーリーは、シンプルで読みやすく、かつオリジナリティがあり、顧客の心を動かせる内容であることが重要です。いかにユーザーの共感や感動を生むか、感情を揺さぶることができるかを意識して作成しましょう。

なお、エモーショナルなブランドストーリーは注目度が高まりやすい特徴がある一方、賛否両論が別れ炎上してしまう可能性もあります。エモーショナルなブランドストーリーが顧客間で物議を醸し出した結果、より認知度が高まり、売上の拡大につながった例もありますが、エモーショナルなブランドストーリーがもたらす可能性のある結果については、十分理解しておくことが重要といえます。

ブランドストーリーを作成し企業ホームページに掲載したあとは、ブランドストーリーを発信し続けることも非常に重要です。発信を続けることでブランドストーリーは浸透していき、顧客のブランドロイヤルティの確立や、新規顧客の獲得につながります。企業ホームページ以外に、SNSやLP、チラシ、店内POP広告などの運用やイベントへの出店を行う機会のある場合は、そこでもブランドストーリーの発信を行いましょう。さまざまなチャネルを通してブランドストーリーを発信することで、潜在顧客とのつながりを作ることができます。

ブランドストーリーを考える際に知っておくべきポイント

◎ブランドストーリーを意識した企業ホームページ制作は業者選びが重要

企業のホームページを制作する際は、企画、デザイン、実装、運用といったさまざまな工程があります。とくに、ホームページの方向性を決める企画の段階は重要で、リリース後の成果にも大きく影響を与えます。ホームページはただ情報を掲載するだけでなく、ブランドのイメージや世界観を伝える大切なツールです。たとえば、使用するフォントや色合い、デザインの雰囲気によって、訪れた人が受け取る印象が大きく変わるため、ブランドストーリーを伝えるためのホームページデザインは重要といえます。

企画の際は、どのような人に向けたホームページなのか、つまりターゲットをしっかり考えることも欠かせません。見る人の年齢や性別、趣味や関心ごとに合わせたデザインやメッセージを考えることで、より心に響くホームページが作れます。たとえば、若い女性をターゲットにするなら明るく親しみやすいデザイン、ビジネスマン向けならシンプルで洗練されたデザインが効果的でしょう。

自社ブランドをしっかり確立させたい、価値をもっと高めたい場合は、ブランディングやブランドストーリーを理解してくれる制作会社を選ぶことがとても重要です。自分たちが作り上げたブランドの世界観やメッセージをしっかりと汲み取り、それをホームページのデザインや色使いで表現してくれるパートナーが必要です。そうした制作会社を選ぶことで、他社との差別化を図ることができ、ブランドの魅力をしっかり伝えるホームページが実現します。

ホームページは作ったら終わりではなく、その後の運用や更新がコンバージョンを大きく左右します。新しい情報を加えたり、デザインを少しずつ改善したりすることで、ユーザーとのつながりを深め、ブランド価値をさらに高めていくことができます。そのため、運用のサポートまで考えてくれる制作会社を選ぶのもポイントです。ホームページ制作は、デザインや費用だけに目を向けるのではなく、ブランドをどう表現していくか、そのためにどのような会社に依頼するべきかを見極めることが、成功への近道です。

ブランドストーリーを意識した企業ホームページ制作は業者選びが重要

◎YTC・PLUSの企業ホームページ制作

YTC・PLUSでは、企業ホームページ制作を行う全てのフェーズにおいて、コミュニケーションを重要視しています。企業ホームページの企画時から対面でのコミュニケーションを意識し、お客さまが企業ホームページを通して伝えたいブランドストーリーや、ゴールを丁寧にヒアリングいたします。お客さまのブランドストーリーをしっかり理解したうえで、企業ホームページに必要な機能やデザインを提案するため、伝えたいブランドストーリーを形にすることが可能です。

企業ホームページを制作する際は、デザインやコンテンツ作成、コーディングなど、各分野の専門家が対応を行うため、安心して作業をお任せいただけます。企業ホームページを制作して終わりではなく、運用の開始後は、保守サービスも一貫して請け負います。企業ホームページは、ブランドストーリーを正しく伝えるうえで非常に重要です。システム障害など、思わぬトラブルでホームページ運営が停止してしまうと、見込み顧客や売上の現象につながりかねません。

YTC・PLUSでは、サイト改ざんやサーバ障害といった予期せぬシステム障害のほか、日々のホームページ運営での困りごとを相談できる体制が整っているため、お客さまは安心して本来の業務に集中いただけます。企業ホームページの価値を高めるための戦略、ホームページデザイン、コンテンツやブランドストーリーについてもご相談を承っております。ホームページ運営担当者に負担をかけずにブランドの構築やブランド価値の向上を目指すことが可能です。

YTC・PLUSの企業ホームページ制作

◎まとめ

競合他社との差別化において、企業ホームページへのブランドストーリーの掲載は必要不可欠です。ブランドストーリーの重要性を理解し、きちんと体現してくれるホームページ制作会社を選ぶことで、価格競争を脱却し、顧客ロイヤルティを獲得することが可能となります。企業ホームページの制作やブランドストーリー掲載のご相談は、当社までお気軽にお問い合わせください。

企業ホームページの認知度アップに!ブランドストーリーを考えるポイント