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ITコラム

成功するホームページ制作会社の選び方と事前準備のポイント

スマートフォンの普及により、今やインターネットで企業や製品・サービスの情報を得ることが一般的となり、多くの中小企業でもホームページを活用した集客や求人を行っています。ホームページを持っていると、顕在顧客だけではなく、潜在顧客にもアプローチができ、ビジネスの拡大にもつながります。とはいえ、はじめてホームページ制作を行う場合、何を準備すればよいのか、ホームページ制作会社の選び方がわからない場合もあるのではないでしょうか。この記事では、失敗しないホームページ制作会社の選び方や依頼する際のポイントをご紹介します。
 

◎ホームページを運用する重要性

ホームページとは、インターネット上のWebページのことで、多くの企業が自社や自社サービスの認知度を高めるために活用しています。近年は、多くの人がインターネットを主な情報収集源としています。気になった企業やサービスのホームページがなかったり、更新されていないとお問い合わせにつながりにくいなど、ホームページを制作・運用しているかが企業の信頼度に大きく関わっています。
 
ホームページを持つ大きなメリットは、自社や自社サービスを詳しく知ってもらえることです。企業名を知らない人でも、インターネット検索から自社ホームページを訪れ商品やサービスを知ることで、お問い合わせにつながる可能性があります。InstagramやFacebookなどのSNSとは異なり、ホームページのデザインや掲載する情報量は自由にカスタマイズできるため、自社サービスを訴求しやすく、他社との差別化を可能にします。ホームページは、自社やサービスを知ってもらうきっかけとなるだけでなく、ほかの媒体と紐づけて集客の柱とすることも可能です。たとえば、特定のキーワード検索を行った際にWebサイトが上位表示されることを狙うコンテンツSEOや、Web広告、SNSやECサイトと連携することで、多方面から自社ホームページに誘導し、問い合わせ先などを1本化することができます。
 
ホームページ制作は、企業の人材採用にもおおいに役立ちます。少子高齢化に伴って人材不足や人材獲得競争の激しさが深刻化するなか、採用活動のための予算が限られている企業にとって、採用コストの高騰は大きな課題です。就職や転職活動を行う人の多くは、応募前の企業研究の際に企業のホームページを確認しています。採用向けのホームページを制作することで、求人媒体よりも詳しく、企業理念・業務内容・実績・企業の雰囲気や働いている社員の声などを積極的に応募者に伝えることができます。応募者の企業理解が深まると、企業にマッチした人材が集まりやすくなり、定着率の増加やミスマッチによる採用コストの増加を防ぐことが期待できるのです。
 
2019年よりGoogleが「Googleしごと検索」というサービスを開始したことで、ホームページを持たない企業の人材確保はさらに難しくなってきています。Googleしごと検索とは、Googleで求人に関連する「プログラマー 求人」などのキーワードを検索した際、関連する求人の一覧が検索結果に表示される機能です。Googleしごと検索の求人一覧は、通常の自然検索結果よりも上部に表示され、クリックすると求人情報掲載元のホームページに移動する仕組みとなっています。Googleしごと検索は無料で利用でき、利便性も高いため、今後の求人プラットフォームの主流となっていく可能性が期待されています。ホームページは、インターネット上において、企業や商品・サービスの顔ともいえる存在です。制作した後も定期的に情報を更新して運用することで、会社の大切な資産となっていくのです。
 
ホームページを運用する重要性

◎ホームページ制作会社へ依頼する前に準備すべきこと

ホームページ制作会社に依頼する際は、発注者側による事前準備が欠かせません。まずは、現在自社で抱えている課題や悩みを整理することが大切です。「潜在顧客がいることはわかっているが、リソース不足でアプローチができていない」「求人媒体を利用しても自社にマッチする人材が集まらない」など、具体的な内容を洗い出しましょう。課題や悩みが整理できたら、次にホームページを作成する目的やゴールを設定します。「自社の認知度を高める」「自社製品やサービスを紹介する」「採用を強化する」「ECサイトを制作し商品を販売する」など、目的によって制作するホームページの種類は異なります。ホームページの制作会社の主な業務は、依頼内容を形にすることです。「競合他社よりもよいものにしたい」など、情報提供が少なくあいまいな依頼では、よいホームページにするのは難しいといえます。一方で目的が明確になっていると、制作したホームページを見てもらいたいターゲットが絞りやすくなるため、デザインや利用する機能も決定しやすくなります。ホームページ制作の目的やゴールは、企業の重要施策のひとつとして、しっかりと設定しましょう。
 
課題点や目的と合わせて、自社や自社製品・サービスの強みを整理しておくことも大切です。自社や製品について誰よりもよく理解している経営者や社員が、ホームページ制作会社に積極的に情報を提供し理解を深めてもらうことで、要望に沿ったホームページ制作を行いやすくなります。どのような人にホームページを見てもらいたいか、ターゲットもきちんと設定しましょう。ターゲットは、「属性(デモグラフィック)」と「ペルソナ(人柄)」に分けて設定することで、よりターゲット像をイメージしやすくなります。属性(デモグラフィック)とは、年齢・性別・職業・世帯規模・年収など、ペルソナ(人柄)とは、ターゲットの性格・趣味・考え方を指します。
 
ホームページ制作にかけることのできる予算や、ホームページを公開したい日にちも忘れずに設定しておく必要があります。予算を決めていないと、実際は不要なオプション機能なども追加され、最終的にコストが膨らんでしまう場合があります。ホームページ制作会社は、複数社の依頼を並行して担当している場合も多いため、公開日を指定しないと作業が後回しになってしまう可能性もあるのです。事前に参考にしたいホームページをリサーチし、リストアップしておくと、ホームページ制作会社に要望や希望の完成イメージを理解してもらいやすくなります。
 
すべての情報を洗い出し社内で承認が降りたら、RFP(Request For Proposal)を作成しましょう。RFPとは提案依頼書のことで、ホームページ制作会社に、依頼要件や予算を提示するための資料を指します。これまでの事前準備で洗い出した内容を書面上に纏めることで、ホームページ制作会社と共通認識を持ち、認識のずれによる納期遅れや、追加コストの発生を防ぐことにつながります。
 
ホームページ制作会社へ依頼する前に準備すべきこと

◎ホームページ制作会社を選ぶ際のポイント

数あるホームページ制作会社から1社を選ぶには、いくつかのポイントをおさえておくことが大切です。自社の魅力を最大限に引き出してくれる1社を選ぶことで、集客が期待できます。
 
〇ホームページの制作実績
ホームページ制作会社の選び方のポイントに制作実績の確認があります。ホームページ制作会社といっても、会社によって得意とするホームページの種類やデザインは異なります。制作実績に、依頼したいと思えるようなデザインがあるかを確認しましょう。自社と同業種の企業への制作実績がある場合、すでに業界の特徴やホームページを制作する際の注意点などを理解しており、やり取りがスムーズに行える可能性もあります。安価に作成できるホームページには、制作フォーマットが利用されており、完成したホームページのデザインが、ほかの企業と似通ってしまう可能性もあるので注意が必要です。実績として公開しているホームページの企業が実在しているか、倒産していないかも確認しておくと安心して依頼が行えます。ホームページ会社を選ぶ際は、制作実績含めて自社のホームページがきちんと作りこまれているか、定期的に更新されているかチェックしてください。
 
〇ホームページのセキュリティ対策
ホームページ制作会社がセキュリティ対策を重視しているかも、ホームページ制作会社を選び方の重要なポイントです。ホームページの制作に使われるシステムには、WordPressなど一般的に効果されているシステムと、ホームページ制作会社が独自に開発したシステムがあります。WordPressは、オープンソースとしてソフトウェアのソースコードを一般公開しており誰でも利用ができるため、ハッカーによる攻撃が目立つのも事実です。公式のサポートデスクもないため、トラブル時に不便を感じる可能性もあります。よいホームページが完成しても、情報流出によりお客さまの信頼を失っては元も子もありません。ホームページ制作会社を選ぶときは、セキュリティに対する考えや対策内容を必ず確認しましょう。
 
〇ホームページ制作後の運用サポート
制作されたホームページは自社で簡単に更新できるか、制作だけではなく運用を開始したあともサポートが受けられるかも、ホームページ制作会社の選び方のポイントです。ホームページがインターネット検索をしたターゲットの目に留まるためには、検索上位に表示されるよう、SEO対策を継続的に行う必要があります。「ホームページの運用を開始してみたら、管理画面が複雑すぎて更新の仕方がわからない」などがないよう、使いやすいかCMSか確認しましょう。ホームページは制作して終わりではなく、完成してからの運用が大切です。運用の開始後も、質問や困りごとを相談できる運用サポートがあると安心して利用ができます。ホームページは、公開後にも、維持・管理・更新・アクセス数増加のための施策など、継続して費用が発生します。お知らせなど、簡単に更新できるものは自社で行って費用を抑え、維持・管理・アクセス数増加のための施策の専門性が必要となる分野はプロに任せるなど、各費用を確認したうえで、ホームページ制作会社と自社の対応範囲を明確にしておきましょう。
 
〇コミュニケーション重視で自社の立場で提案をしてくれるか
担当者のコミュニケーション能力も、ホームページ制作会社の選び方際のポイントです。ホームページ制作には、通常数ヶ月程度の時間と多くのコミュニケーションが必要となります。丁寧にヒアリングを行ってくれるか、初心者でも質問や依頼のしやすい雰囲気があり受け答えはしっかりしているか、質問への回答は的を得ているかなどをチェックしましょう。自社の立場で本音やできないことを伝えてくれる担当者は信頼ができます。反対に、専門用語ばかり並べて話をしてくる、一方的に営業トークばかりをしてくる担当者は注意が必要です。オンライン上だけでなく、対面でも打ち合わせが可能かどうかも確認しましょう。ホームページ制作会社によっては、費用を抑えるために打ち合わせはオンラインのみとしている会社もありますが、デザインのすり合わせや管理画面の使い方の説明は、対面でないと伝えにくい内容も多くあります。定期的に直接顔を合わせることで、信頼関係も深まりやすくなるため、対面でコミュニケーションの取れるホームページ制作会社を選ぶことが大切です。ホームページ制作会社の担当者だけでなく、チーム体制も確認しておくと安心して依頼が行えます。
 
〇複数のホームページ制作会社を比較
ホームページ制作会社を選ぶ際は、金額や実績だけでなく、担当者と会話をした際の印象や、運用サポートも含めて行います。ホームページ制作会社の強みと、依頼したい内容がマッチしているかをチェックすることも、ホームページ制作会社の選び方のポイントです。見積りの金額が高すぎることはないか、内訳はわかりやすく記載されているかなど、ホームページ制作会社から取得する見積りは、概算だけでなく、全額費用の記載された詳細見積りも取得し、金額や内訳と納期を確認しておくことも選び方のポイントです。「一式」というざっくりとした見積りのみを提示してくる会社は、対応してくれる作業範囲もあいまいなため、依頼後に費用が膨らんでしまう恐れもあります。何にいくらかかるのか詳細の記載はあるかを確認し、オプションの費用も聞いておくと安心です。価予算に合ったホームページ制作会社を選ぶことは重要ですが、価格以外に制作実績・セキュリティの担保・運用後のサポート内容・担当者の雰囲気や相性も総合評価したうえで選定を行います。完成直前になってデザインイメージやスケジュールの齟齬がないように、ホームページの公開日も確認しましょう。
 
ホームページ制作会社を選ぶ際のポイント

◎効果の高いホームページ制作を依頼するためのポイント

ホームページ制作会社に要望を伝える際は、言葉だけでなく、画像などのイメージを共有するとよいでしょう。ホームページデザインのイメージや実装する機能など、ホームページ制作には言葉だけでは説明が難しいことがあります。たとえば、「おしゃれなホームページ」といっても、性別や年齢の違いによって感じ方は変わってきます。ホームページ制作会社に要望を伝える際は、「トップページは製品の写真を掲載したい」「ロゴは赤い背景にしたい」など、画像や参考サイトのURLを共有し、視覚で確認のできるイメージを共有することが大切です。
ホームページ会社から提案を受ける場合も、サンプルのイメージ画像などを提出してもらうとイメージのすり合わせができます。ホームページ制作会社とのやり取りや決定事項、確認事項など、打ち合わせの内容は議事録を作成して記録しておきます。基本的なやり取りにはメールを使用し、電話をした場合はメールで決定事項を送付するなど、文章として残しておくことが大切です。ホームページが完成するまでの数ヶ月間は、ホームページ制作会社との間に多くのやり取りが発生します。認識のずれにより、度重なるやり直しが必要となると時間もコストもかかってしまうため、やり取りは文章でのことしておくことがポイントです。
 
効果の高いホームページ制作を依頼するためのポイント

◎YTC・PLUSのホームページ制作サービス

当社が独自にシステム開発を行っている「更新プログラム+」は、管理画面がシンプルで直感的に使いやすく、PC操作になれていない人でも簡単にホームページの更新を行うことが可能です。ブログ感覚で企業実績やお知らせを追加できるため、SEO対策に欠かせない継続的なコンテンツの更新も負担なく行えます。
「更新プログラム+」では、セキュリティ強化のために、IPS(Intrusion Detection System:不正侵入検知システム)・WAF(Web Application Firewall:ウェブアプリケーションファイアフォール)・マネージドサーバーを組み合わせたパッケージ製品を実装しています。IPSとは、ネットワークやサーバーの外部との通信を監視し、不正侵入の検知を防ぐセキュリティ対策ツール、WAFはWebアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃への防御システムを指します。専属のサポートチームもご用意しており、利用時の困りごとを安心してご相談いただける体制が整っています。SEO対策やホームページの更新サポートも行っているため、ホームページの制作から運用・保守まで、一貫しているため、Web初心者の方でも安心してご利用いただけます。
 
YTC・PLUSのホームページ制作サービス

◎まとめ

ホームページを制作する際は、事前に目的やターゲット、予算や公開日を明確にしてからホームページ制作会社を選定することでより効果の高い成果物となります。YCT・PLUSの「更新プログラム+」では、万全のセキュリティ対策でクオリティの高いホームページを制作・運用できます。ホームページの制作や運用のご相談は、当社までお気軽にお問い合わせください。
成功するホームページ制作会社の選び方と事前準備のポイント