EC-CUBEコラム
プラットフォーム選びから考える!長く運用できるECサイト構築とは
近年、手軽にはじめられるツールが増え、ECサイトを開設するハードルは下がっています。しかし、プラットフォームをあまり深く考えずに選ぶと、運用を続けるなかで不便を感じることがあります。ECサイトを長く成長させるためには、将来の運用まで考えて選ぶことが大切です。この記事では、ECサイトのプラットフォーム選びで知っておきたいポイントや、オープンソース型のメリット、EC-CUBEの特徴をご紹介します。
◎ECサイト構築でプラットフォーム選びが重要な理由
ECサイトを構築する際、どのプラットフォームを選ぶかは、将来的なECサイト運用を考えるうえで非常に重要です。ECサイトは1度立ち上げて運用をはじめると、顧客データや注文履歴、これまで積み上げたSEO評価などが蓄積されます。そのため、後から別のシステムに乗り換えようとすると、大きな移行コストや数ヶ月以上の開発期間が必要になるほか、顧客データや商品データの移行、サイト構成の見直しなど、さまざまな作業が発生します。「将来ECサイトの売上が伸びてから変えればいい」と考えていても、実際に売上が伸びてからでは、システムの移行に多くの時間や費用がかかってしまいます。だからこそ、目先の価格や構築のしやすさだけでなく、将来的な売上の拡大や運用の変化まで考えてプラットフォームを選ぶことが重要です。

◎知っておきたい非オープンソース型の将来的なリスク
ECサイトの構築において、オープンソース型のようにソースコードが公開されているシステムとは異なり、ASP/SaaS型やパッケージ型のプラットフォームは、特定の企業によって開発・提供されています。専門知識がなくても利用しやすく、手軽にECサイトをはじめられるものも多い一方で、長く運用するのであれば将来的な制約についても知っておく必要があります。オープンソース型はソースコードが公開されているため、必要に応じてカスタマイズしたり、運用環境を変更したりしやすいのに対し、非オープンソース型は提供会社が用意した仕組みのなかで運用することが基本となるためです。
オープンソース型ではないプラットフォームを選ぶ際に確認しておきたいことのひとつが、提供会社への依存度です。特定の事業者が提供するシステムやサービスから簡単に移行できなくなる状態は、ベンダーロックインと呼ばれます。ECサイトのプラットフォームがオープンソース型でない場合、月額料金や決済手数料などが変更されたときには、新しい料金体系にあわせて運用を続けるか、別のサービスへの移行を検討することになります。また、自社のECサイトビジネスが成長し、新しい機能を追加したいと思っても、提供会社や利用しているプランによっては対応できない場合があります。将来的にどのような機能が必要になるのかを考え、プラットフォームで対応できる範囲をあらかじめ確認しておくことが大切です。
非オープンソース型では、サービスそのものが終了する可能性についても考えておく必要があります。提供会社の事業方針の変更などによってサービスが終了した場合には、別のシステムへの移行が必要になります。その際、これまで使用していたECサイトのデザインや独自の機能をそのまま移行できるとは限らず、新しい環境にあわせて作り直しが必要になることもあります。顧客データや商品データなどについても、どこまで移行できるのかはサービスによって異なります。非オープンソース型のプラットフォームには、専門知識がなくても手軽にはじめられるメリットがありますが、数年先まで利用することを考えるのであれば、将来的な移行についても確認しておくと安心です。ECサイトの構築で非オープンソース型のプラットフォームを選ぶ際は、データを外部へ書き出せる仕組みがあるか、他社サービスへの乗り換えが可能かなども事前に確認し、長期的な運用を考えて選ぶことが大切です。

◎ECサイトの長期的な成長を支えるオープンソース型のメリットとは
競争が激しくなっているECサイト市場では、競合との差別化やデータの活用、業務の効率化など、売上の拡大にあわせて取り組みたいことも増えていきます。こうした変化に対応しやすいのが、自由度が高く、必要に応じて機能を追加できるオープンソース型のプラットフォームです。
価格だけで競うのではなく、自社ならではの魅力を伝え、ユーザーに選んでもらえるECサイトをつくることは、長く運用していくうえで大切です。そのためには、商品の魅力はもちろん、自社の強みやブランドのこだわりが伝わるデザインも重要になります。どれほど魅力的な商品やブランドストーリーがあっても、デザインに制限があると、思い描いているイメージを十分に表現できないことがあります。その点、オープンソース型はデザインの自由度が高く、ブランドのイメージや商品の特徴にあわせたECサイトをつくることができます。レイアウトや商品の見せ方、購入までの導線なども自由に設計しやすいため、他社との違いも伝えやすくなるでしょう。自社らしいECサイトをつくることでブランドの魅力が伝わり、リピーターやファンを増やしていくことにもつながります。
オープンソース型は、ECサイトに蓄積されるデータを自社で管理し、必要に応じて活用できることが特徴です。購入履歴や閲覧行動などのデータを自社の資産として蓄積・分析することで、既存顧客への商品提案やリピート施策などにいかすことができます。こうした取り組みを続けることで、新規顧客を獲得するための広告だけに頼るのではなく、既存顧客との関係を大切にしたECサイト運用にもつながります。また、ユーザーの購入履歴や行動の傾向を分析し、独自のマーケティング施策や新商品の開発に活用することも可能です。ECサイトの運用を通じて日々蓄積される顧客データを自社の資産として活用することで、今後の商品開発や販促にも役立てていくことができます。
ECサイトの売上が伸びるにつれて、受注処理や在庫管理など、日々の業務も増えていきます。こうした業務が増えると、スタッフの負担が大きくなり、入力ミスや発送の遅れなどが発生することもあります。ソースコードが公開されているオープンソース型であれば、外部の倉庫管理システムや顧客管理システム、会計ソフトなどと連携し、業務の自動化を進めることが可能です。ECサイトの将来的な売上拡大を見据え、必要に応じて外部システムと連携できる環境を整えておくことで、受注処理や在庫管理などの業務を効率化できます。日々の作業にかかる時間や負担を減らすことで、スタッフが商品企画や販促など、ECサイトを成長させるための業務に取り組みやすくなります。
ECサイトのプラットフォームにオープンソース型を選ぶと、売上が伸びても、それに応じてプラットフォームの利用手数料が増えることはありません。ECサイトの運用には、サーバー費用や保守費用、決済手数料、機能追加など、さまざまな継続コストがかかります。売上が拡大すれば、アクセス数や注文数の増加にあわせてサーバーの容量を増やしたり、必要な機能を追加したりするための費用も必要になります。オープンソース型であれば、自社の状況にあわせて必要な部分に費用をかけられるため、5年後、10年後のECサイトの売上規模を想定しながら、長期的なコストを考えることができます。売上が伸びたときに必要になる費用も含めて予算を立てやすく、中長期で見た収支のバランスを保ちやすくなります。

◎自由度と安全性を両立するEC-CUBE
ECサイトを構築するプラットフォームのなかでも、デザインの自由度や顧客データの活用、柔軟なシステム連携、コスト面など、オープンソース型のメリットをいかせるのがEC-CUBEです。EC-CUBEは、自社で用意したサーバーにECサイトを構築できるため、特定のプラットフォームの仕様に縛られにくく、自社の事業や運用にあわせたECサイトを構築できます。データやシステムを自社で管理できるため、必要に応じて機能を追加したり、運用環境を見直したりしながら、長く使い続けることができます。
数あるオープンソース型のなかでも、EC-CUBEが国内で広く利用されている理由のひとつが、日本で開発されたシステムであることです。海外製のオープンソースシステムとは異なり、日本の商習慣を考えて開発されており、配送設定や代引き、主要な国内決済サービスなどにも対応しています。機能を追加するためのプラグインも豊富に用意されているため、必要に応じてECサイトの機能を拡張できます。より専門的なカスタマイズが必要な場合には、EC-CUBEに対応した開発パートナー企業や制作会社に相談することも可能です。構築だけでなく、その後の運用や機能追加についても相談できる環境が整っているため、長期的に運用しやすいこともEC-CUBEの特徴です。自由度の高さに加え、日本のECサイトに適した機能や、構築・運用について相談できる環境が整っていることも、EC-CUBEが国内で長く利用されている理由といえるでしょう。

◎まとめ
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