EC-CUBEコラム

ECサイトの売り上げアップにつながる効果的なタイムセールのポイント

ECサイトの売り上げを伸ばしたいと考えたとき、商品の魅力を伝えるだけでは、購入を迷っているユーザーの背中をおしきれない場面も少なくありません。そのようなとき、強力な手段となるのがタイムセールです。時間を区切って価格を下げるというシンプルな施策ながら、ユーザーの心理を刺激して購買行動を後押しできるため、多くのECサイトで活用されています。この記事では、タイムセールの基本から導入によるメリットなどをご紹介します。

 

◎そもそもタイムセールとは?ECサイトでの基本的な考え方

タイムセールとは、ECサイトにおいて開催期間をあらかじめ限定したうえで、通常よりお得な価格で販売する販売施策のことです。購入者にとっては、期限内に買えばお得に手に入れられるというわかりやすいメリットがあり、販売者にとっては短期間でECサイトの売り上げを集中的にうみだすことができます。1個1,000円の商品を特定の日の20時から2時間限定で800円にする、というふうに時間の制約と値下げをセットにして訴求する仕組みです。

店舗では、夕方の惣菜コーナーや週末特売などで古くから親しまれてきた手法ですが、ECサイトのタイムセールは、実店舗とは異なる特徴を持ちます。ECサイトなら営業時間に縛られず深夜や早朝でも開催でき、全国のユーザーに同時に訴求できる点は実店舗にはないECサイトならではの強みです。ユーザーの生活リズムにあわせて平日の夜や週末に開催するなど、時間帯の設計そのものがECサイトの販促戦略の一部になります。ECサイトでタイムセールと混同されやすい施策は、通常のセールや値下げ、クーポン配布です。通常のセールは長期間に渡って価格を下げるため、このECサイトならいつでも安く買えるという印象をユーザーに与えやすく、定価で買う動機が薄れてしまうリスクがあります。クーポンは、ユーザー自身がコードを入力する必要があり、存在を知らないユーザーには届きにくいです。タイムセールは、希少性と緊急性を同時に演出できるECサイトの施策で、今このタイミングで手に入れておかないと次はいつ手に入るかがユーザーにはわかりません。この感覚が購買行動を強く後押しする点にタイムセールの独自性があります。

ECサイト同士で競争が激化するなか、広告費を増やすだけで売り上げが伸びる時代ではありません。ECサイトの新規ユーザーの獲得コストが上昇し続けている現状では、今ある商品とユーザー基盤をいかして売り上げをうみだせるタイムセールは、ECサイト運営においてコストをおさえながら成果を出せる施策として改めて注目を集めています。

そもそもタイムセールとは?ECサイトでの基本的な考え方

◎売り上げを動かすタイムセールの効果

タイムセールをECサイトに導入すれば、ユーザーの購入までの意思決定を早めることが可能です。また、売り上げのピークを戦略的に設計し、過去に購入したものの一定期間取引のないユーザーに再度アプローチできるという効果も期待できます。さらに、ショップの認知度を高めることも可能です。

〇購買の意思決定スピードが加速する

ECサイトにおけるタイムセールの効果でもっとも特徴的なのは、迷っているユーザーにやっぱり今買おうと思ってもらえることです。ECサイトではカートに商品を入れたまま決済に進まないカゴ落ちが常に課題となっています。購入を迷っているユーザーの多くは、もう少し考えてからとかほかのECサイトと比較してからという理由で判断を先延ばしにしがちです。ここに期間限定の価格訴求をECサイトに加えることで、ユーザーの心理は大きく買ってみようという方向に変化します。今決めなければ通常価格に戻ってしまうという状況は、人が本能的に持つ損失を避けたいという心理に働きかけ、購買の意思決定を一気に加速させることが可能です。残り時間のカウントダウン表示や、残りわずかといったECサイトでの在庫の可視化を組み合わせれば、緊急性はさらに強くなります。普段は比較検討に時間をかけるECサイトのユーザーほど、この心理的プレッシャーの影響を受けやすくなります。

〇売り上げのピークを戦略的に設計できる

タイムセールのもうひとつの大きな効果は、ECサイトでの売り上げカーブを意図的にデザインできる点です。ECサイトの通常運営ではアクセスや売り上げは自然に任せることになりますが、タイムセールを活用すれば特定の時間帯にアクセスと購入を集中させることができます。たとえば、毎月1日の20時から開催する月初セールで期待できることは、週末限定のフライデーナイトセールなどを定期的に開催することで生まれる来店リズムです。毎月1日にECサイトでセールがあるとユーザーに認識してもらうことができれば、その日にあわせて訪問してくれるユーザーが増え、継続的な集客効果が狙えます。動きの鈍い在庫処分や季節商品の売り切りにも活用できるため、ECサイトで売り上げを立てながら在庫を健全な状態に保つという二重の効果も期待できます。

〇離れていたユーザーの再訪を促せる

タイムセールは新規ユーザーの獲得だけでなく、しばらく買い物をしていなかったECサイトの既存ユーザーを呼び戻す施策としても非常に効果的です。多くのECサイトでは1度は購入したものの、その後しばらく訪問がないユーザーが大きな割合を占めています。こうした休眠ユーザーと呼ばれる客層に対して再びECサイトに足を運んでもらうきっかけとなるのが、会員限定タイムセールや過去購入者への感謝セールといった特別感のある告知を行うことです。誕生月にセールを行ったり、会員のランク分けに応じた限定タイムセールのように、個別のユーザー情報と組み合わせてECサイト設計を行えば、1人ひとりにあわせた訴求もできます。ECサイトにある既存のユーザーリストを活用するため広告費もかからず、過去の購買データをもとに精度の高い訴求ができる点もメリットです。

〇ブランドや商品の認知拡大につながる

タイムセールは売り上げをうみだすだけでなく、ECサイトショップそのものの認知を広げる良いきっかけとなります。SNSでも告知やメルマガと連動させて開催時間に一気にECサイトにアクセスを集めれば、短時間に多数の購入が発生してECサイト全体に賑わい感が生まれます。人気のショップであるという印象を新規ユーザーにも与えられ、これまで接点のなかった方にも商品を知ってもらうのに最適です。タイムセールをきっかけにはじめてECサイトで購入したユーザーが商品の良さを実感すれば、定価でのリピート購入や口コミによる紹介につながる可能性も期待できます。ECサイトのSNSでセール情報がシェアされることで狙えるのが、広告費をかけずに新たな見込み客に届く拡散効果です。短期的な売り上げだけでなく、ECサイトの中長期的なファンづくりやブランド認知の入り口としても機能するのがタイムセールの強みになります。

売り上げを動かすタイムセールの効果

◎タイムセールをECサイトで実現する方法

ECサイトのタイムセールを実現するには、タイムセール開始時に担当者が手動で販売価格を書き換え、終了時にもとの価格に戻すというやり方がもっともシンプルです。特別なシステムは不要で既存のECサイトの管理画面から対応できます。ただし開始と終了のタイミングを人が管理する必要があるため、深夜や早朝の時間帯を含めると運用負担が大きくなることが心配です。クーポンや割引コードを使ったタイムセールは、期間限定のクーポンを発行してECサイトの対象商品を購入する際に、コードを入力してもらうという仕組みになっています。ECサイト運用の柔軟性は高くなりますが、ユーザーがコードを入力する手間が発生するため、決済画面まで進んだ時点で離脱するリスクが高まる点には注意が必要です。コードの存在を知らないユーザーには割引が届かないため、タイムセール本来の訴求力を十分に発揮できない場合もあります。

ECサイトでより本格的にタイムセールを運用したいなら、指定した時間に自動的に価格が切り替わる仕組みをシステム側に組み込むという方法が有効です。これなら深夜や早朝に販売開始する場合でもECサイト担当者の待機が不要になります。カウントダウン表示や専用バナーの自動切り替えと組み合わせれば、今だけの特別な時間であることをユーザーに自然に伝えることが可能です。ユーザーの操作負担も最小限で、タイムセールの速度というメリットを最大限にいかせます。SaaS型のECサイトのサービスは、初期費用が安く手軽にはじめられますが、タイムセールのような時間制御を伴う機能や複数商品の一括設定、定期開催の自動化などには標準機能で対応しきれないケースが少なくありません。

 

外部のアプリを組み合わせることで実現できる場合もありますが、月額コストが高くなる点には注意が必要です。一方でソースコードと呼ばれる中身の設計図が公開されているオープンソース型のECプラットフォームなら、ソースコードレベルでのカスタマイズが実現します。タイムセール特有の細かな要件にも柔軟に対応しやすい環境が整っていることが特徴です。

 

タイムセールをECサイトで実現する方法

◎EC-CUBEならプラグインで簡単にタイムセール開催を実現

国内シェアNo.1のECサイト構築のためのオープンソースとして広く使われているEC-CUBEは、豊富なプラグインの品揃えを持ちます。EC-CUBEならタイムセール機能もプラグインを導入するだけで手軽に実装することが可能です。EC-CUBEは2006年のリリース以来、2024年3月時点で3万5千店舗以上での稼働実績があります。日本製ならではの自然な日本語対応や350種類以上の拡張プラグインの豊富さで、現在までに多くのEC運営者から支持されていることが特徴です。ECサイト開発の知識がなくても管理画面から直感的に操作できるため、ECサイトの運営担当者が自らタイムセールの設定を行える点も大きなポイントになります。

具体的に提供されているのが、開始日時と終了日時を指定するだけで対象商品の販売価格が自動で切り替わるプラグインです。ほかのプラグインと併用して使うこともできるため、メルマガ配信や会員限定機能、まとめ買い割引との組み合わせなど、すでに導入していた販売施策のプラグインと掛け合わせて活用できます。タイムセールの導入をきっかけにECサイトで活用し始めた後も、ショップの成長や方針にあわせて機能を柔軟に拡張していける環境が整っているのがEC-CUBEです。EC-CUBEのオーナーズストアではタイムセール関連のプラグイン以外にもユーザー管理、販促、物流、決済など幅広いカテゴリーのプラグインがあります。タイムセールの導入に、EC-CUBEを活用すれば長期的な運営を見据えたときでも大変安心です。

EC-CUBEならプラグインで簡単にタイムセール開催を実現

◎まとめ

タイムセールをECサイトに導入すれば、ショップ側には単なる値引き施策にとどまらない多面的な効果が生まれます。時間を区切るというシンプルな仕組みでありながら、設計次第で売り上げとユーザーとの関係の双方を高めることができます。この施策をスムーズに実現するプラットフォームとして、EC-CUBEは有力な選択肢のひとつとなります。ECサイトの販売促進を強化したいとお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
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