EC-CUBEコラム
ECサイトの支払いを便利にするNP後払いとEC-CUBEを外部連携するメリット
EC市場の拡大とともに消費者のニーズも多様化し、決済手段の選択が売り上げを大きく左右するようになっています。クレジットカードを持たない層や、カード情報の登録に抵抗がある消費者も少なくありません。そのようななか、注目を集めているのがNP後払いとEC-CUBEの連携です。この記事では、NP後払いとEC-CUBEのそれぞれの特徴と連携によって期待できるメリットについてご紹介します。
◎未回収リスクゼロのNP後払いで実現する業務効率化
NP後払いは、商品到着後にコンビニ・銀行・郵便局で代金を支払える後払い決済サービスです。株式会社ネットプロテクションズが2002年から提供をスタートしており、現在20万3,000店以上のECサイトで導入されています。大手企業から中小企業まで幅広い企業で年間約1,500万人のユーザーが利用中で、加盟店ベースではシェア1位を誇り、多くのEC事業者から信頼を得ているのがNP後払いです。NP後払いは、所定の審査を通過した取引について、ネットプロテクションズがその未回収リスクを引き受けます。万が一、顧客が支払わなかった場合でも、加盟店の売上金は100%保証される仕組みです。事業者はネットプロテクションズが立て替えて支払いを行うため、確実に代金を受け取ることが可能で、売り上げの安定化が実現します。
NP後払いは、サービスの申し込みに対して審査を通過して取引が成立した割合である与信通過率が95%と非常に高いのが特徴です。NP後払いならリアルタイムで審査が完了する即時与信にも対応しているため、多くの潜在顧客が実際に購入まで進めます。カゴ落ちと呼ばれるカートに入れたままで決済まで進まない機会損失を最小限におさえることが可能です。NP後払いを導入する際には、最短10営業日ほどで利用を開始できます。140ものカートや受注管理システムと連携しているため、EC-CUBEなどの主要なプラットフォームで開発する場合、手間を大幅に削減できます。NP後払いを導入すれば、与信審査から請求書発行・入金確認・督促業務といった面倒な決済関連業務をすべて外部に業務委託でき、人件費や時間を大幅に削減し、コア業務に集中できる環境が整うでしょう。
コスト面では、紙で行っていた請求書発行が電子化で行えるようになるため、請求書の発行費用を約25%削減することが可能です。請求書発行の電子化機能を実装するための追加開発も不要なため、オプション料金などもかからず利用を開始できます。ユーザー側のメリットは、NP後払いを利用すれば商品が到着してから支払いができるため、商品が届かないかもしれないという不安もなく買い物が可能です。後払い決済はクレジットカード決済についで多く選ばれている決済手段で、クレジットカードの登録も必要ないため、情報漏洩のリスクも少なく、安心して買い物ができます。コンビニ・銀行・郵便局のいずれでも支払いできるため、支払いの自由度が高く、自分の都合のよいタイミングで決済できるのもメリットです。
電子バーコード請求機能もNP後払いにはあり、商品到着後に届くメールに記載されたURLを開くと現れるバーコードをコンビニのレジで提示することで、支払いを簡単に済ませられます。代金引換のように、現金を用意して自宅で待つ必要がありません。NP後払いは、単品通販や企業間のBtoB取引など多様な販売形態に対応しているため、事業者は安心して後払い決済を採用できます。

◎カスタマイズ性とセキュリティ性を両立するEC-CUBE
EC-CUBEは日本発のオープンソースECサイト構築パッケージとして、35,000店舗以上の稼働実績を誇り、大手企業から中小企業まで幅広い業種と規模で採用されています。ECマーケティング株式会社が行ったネットショップ動向調査で、EC-CUBEは月商1,000万円以上で利用されているカートシステム利用数でNO.1 を獲得しました。この実績はEC-CUBEが本格的なEC事業運営において信頼性と機能性を備えていることの証です。オープンソースと呼ばれるソースコードが完全に公開されているのがEC-CUBEです。
EC-CUBEは、アプリケーション・サービス・プロバイダと呼ばれるすでに完成されたシステムを利用するASP型や、パッケージ型ECプラットフォームでは実現できない圧倒的な自由度を誇ります。ASP型ECプラットフォームはEC-CUBEと違い、決済画面やマイページなどのECサイトの使いやすさ・便利さなどを示すUIやUXを左右する重要な部分が変更できないという大きな制約があることがデメリットです。EC-CUBEは、サイトを構成するほぼすべての要素をカスタマイズできます。そのため、デザインだけでなく、使いやすさや導線まで細かく設計することが可能です。
たとえば、購入履歴や閲覧履歴をもとにおすすめ商品を表示するなど、ユーザー1人ひとりにあわせた体験も実現できます。ユーザーに自分のことを理解してくれていると感じてもらえる設計ができれば、自然と競合との差別化につながります。EC-CUBEでは、決済画面のデザインや導線を自社のブランドイメージにあわせて設計できます。商品特性に応じて最適な決済方法を表示するなど、購入までの流れそのものを設計することも可能です。管理画面についても自社の運用にあわせて操作性を調整できます。必要に応じて機能を追加できるため、日々のオペレーションに無理なくなじむ環境を構築できます。物流システムとの連携や複数サイトにまたがる在庫管理、決済システムとの連携など、業務フローに沿った最適化をEC-CUBEで実現できます。クレジットカード決済をはじめとした各種決済方法の管理も、EC-CUBEなら柔軟に追加や改善が行えます。運用状況に応じて見直しや調整ができるため、事業の成長にあわせた対応が可能です。顧客情報や購買データ、サイトを構成するソースコードまで、すべて自社で管理できるため、データを外部サービスに依存せず、自社の資産として活用できる点もEC-CUBEの大きな特徴といえます。基幹システムや実店舗との連携により、顧客の流入から顧客生産価値と呼ばれる、取引をはじめてから終わるまでの間に自社にどれだけの利益をもたらしてくれるかといった部分まで一貫した管理を行えます。
EC-CUBEは、セキュリティ対策にも力を入れており、サイバーセキュリティ専門企業のEGセキュアソリューションズとアドバイザリー契約を締結しています。年2回の専門企業による脆弱性診断や、週1回の自動検査を実施し、セキュリティを確保しつつ継続的なEC-CUBEのバージョンアップも可能です。EC-CUBE上で発見された脆弱性情報はすべて公開されています。EC-CUBEに関して第三者機関が情報の安全を守るための仕組みをきちんと作り、運用できているかを確認するISMS認証も取得するなど、安心して事業運営できる体制が整っています。

◎NP後払いとEC-CUBEを連携するメリット
NP後払いとEC-CUBEを連携すれば、決済の利便性向上と柔軟なサイト設計を同時に実現できます。どちらの特徴もいかすことで、決済手段の追加にとどまらない価値を生み出します。
NP後払いとEC-CUBEを連携させるためには、EC-CUBEから専用のNP後払いプラグインで、開発コストをかけずに簡単に導入ができます。EC-CUBEの30種類以上あるプラグインのなかでも、NP後払いプラグインはダウンロード無料で提供中です。NP後払いは140のカート・受注管理システムと連携実績があるため、EC-CUBEとの連携もスムーズで、複雑なカスタマイズや開発作業を必要とせず、管理画面から決済追加作業を行うだけで導入が完了します。EC-CUBEとNP後払いの連携は、資料請求から加盟審査・決済追加作業・サービス開始まで最短10営業日ほどではじめられます。NP後払いの受注情報は、EC-CUBEの管理画面上で一元管理できます。操作方法も通常のEC-CUBEと大きく変わらないため、新たな管理画面を覚える必要がありません。その結果、運営担当者の負担をおさえ、研修コストの削減にもつながります。EC-CUBEにNP後払いのプラグインを追加することで、2種類の後払いに対応できます。ひとつは会員登録をせずに取引ごとに後から支払う方法で、もうひとつは会員登録をしたうえで当月の複数の取引をまとめて翌月に支払う方法です。ユーザーの利用スタイルにあわせた決済手段を、同時に提供できます。
NP後払いとEC-CUBEを連携させれば、決済選択画面を自由にデザイン・設計ができます。EC-CUBEのページ管理機能を使えば、後払い決済ページのコードを直接編集可能です。ブロック機能では、決済方法の説明や安心感を高めるコンテンツをブロック単位で作成し、最適な位置に簡単に配置できます。EC-CUBEのテンプレート機能を活用すれば、オリジナルのデザインや導線にあわせてNP後払いを違和感なく表示できます。ブランドイメージを損なうことなく、決済画面に組み込むことが可能です。NP後払いとEC-CUBEを連携し、決済画面のデザインをサイト全体のブランドイメージと統一すれば、世界観を損なうことがありません。たとえば、高級ブランドの場合は、洗練されたデザインのまま安心感を、カジュアルブランドであれば親しみやすいトーンにあわせた設計が可能です。EC-CUBEの自由度をいかすことで、決済画面のA/Bテストを継続的に実施できます。後払い決済の説明分野訴求ポイント・決済方法の表示順序・視覚的な強調方法などをテストし、自社の顧客に最適な決済体験を追求可能です。
EC-CUBEでは、すべての顧客・購買データが自社資産となるため、NP後払い導入後の効果測定と継続的な改善が可能です。NP後払い利用者とほかの決済利用者の顧客生涯価値をEC-CUBEで比較し、リピート率・購買頻度・平均購買単価を詳細に分析できます。たとえば、後払い利用者のリピート率が高いことが判明すれば、新規顧客の獲得施策において後払い決済を積極的に訴求する戦略が効果的でしょう。逆に初回は後払いでも、2回目以降はクレジットカードに以降する傾向があれば、会員ランクやポイント精度を連動した決済方法の誘導設計が候補にあがります。EC-CUBEで、顧客を年齢・性別・購買履歴・商品カテゴリーなどでグループ分けすれば、それぞれのグループにおける決済方法選択傾向を分析可能です。分析結果からグループごとの最適な決済方法を優先的に提示すれば、購買体験を向上させつつ、決済完了率を高められます。たとえば、20代の顧客では後払い選択率が35%に達しているが、40代では15%にとどまるといったデータが得られれば、年齢層別に異なる決済画面設計や訴求メッセージを展開できます。

◎まとめ
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