EC-CUBEコラム
ECサイトの集客を向上させるLINEとEC-CUBEを外部連携するメリット
ECサイトの集客力向上を目指す事業者にとって、日本国内で圧倒的なユーザー数を誇るLINEと、豊富なプラグインのなかから事業に最適なカスタマイズが簡単にできるオープンソース型のEC-CUBEとの連携は、ECサイトの売り上げ向上と顧客体験の改善を同時に実現するのに最適です。この記事では、LINEとEC-CUBEそれぞれの特徴とLINEをEC-CUBEに連携させることで期待できるメリットをご紹介します。
◎日本でもっとも使われているメッセージアプリLINE
LINEは、日本国内で9,500万人以上が利用する国内最大級のコミュニケーションアプリです。LINEの成長はスマートフォンの普及とともにあり、今や年齢や職業を問わず幅広い世代に浸透しています。メールやSMSに変わる主要な連絡手段として、日常生活に欠かせないインフラがLINEです。LINEメッセージの最大の特徴は、その圧倒的な開封率の高さにあります。Eメールなどのマーケティングと比較してLINEで配信されるメッセージは開封率が著しく高く、LINE送信後はすぐに読まれることが特徴です。
LINE着信の通知音やバイブレーションと同時に、ユーザーのデバイス画面上にLINE受信のお知らせを表示させるプッシュ通知機能により、ユーザーはリアルタイムでLINEメッセージを受け取ることができ、企業からの重要な情報や限定セールの案内もLINEなら見逃されにくいです。LINEは、別のアプリに移動したり、新たにアカウントを作成したりする手間がなく、ユーザーが日常的に使い慣れたLINEアプリ内で購買体験を完結できることが強みです。初回のみ「同意する」をタップするだけで2回目以降は自動ログインが可能となるLINEログイン機能を活用すれば、IDやパスワードを入力する必要がなく、わずか1秒でサービスにアクセスでき利便性が向上します。LINE公式アカウントを活用すれば、企業は顧客と多様な方法でのコミュニケーションが実現可能です。たとえば、メッセージの一斉配信機能で、新商品やキャンペーンの告知、季節の挨拶、限定セールにおけるクーポンの配布や再入荷のお知らせなどができます。LINEのテキストメッセージだけでなく、視覚的に訴求力の高い画像や動画のコンテンツ、親しみやすさを演出できるLINEスタンプなどでの情報発信も可能です。
一般的にLINEトーク機能と呼ばれているチャット機能を使えば、顧客からのサイズ・色の在庫確認・配送状況・注文内容などの問い合わせにリアルタイムで対応でき、メールや電話よりもLINEの方が気軽にコミュニケーションできる環境を提供できます。LINEでは、ユーザーの年齢・性別・地域別などの属性や行動履歴などで配信対象を絞り込み、それぞれのユーザーに最適化された情報を届けることが可能です。たとえば、会員ランクやポイント状況に合わせた特別な案内や、購買履歴に基づいた情報提供なども可能で、誰にでも同じ情報配信ではなく、個々の顧客の興味関心に合わせたアプローチにより、LINEでのマーケティング効果を最大限に発揮できます。近年、LINEはプライベートなコミュニケーションツールの枠を超え、ビジネスシーンでも広く活用されています。企業の顧客サポート・予約システム・決済機能など多様なビジネス用途に対応しており、ECサイトとの連携においても大きな可能性を持つのがLINEのメリットです。

◎日本発カスタマイズ性に優れたEC-CUBE
EC-CUBEは、日本国内で開発された完全無料のオープンソースECサイト構築システムです。株式会社イーシーキューブが提供しており、EC-CUBEのライセンス費用は無料なため、初期投資を抑えながら本格的なECサイトを構築できます。国産ならではの日本語対応の充実や、日本特有のきめ細かい配送システムや消費税・軽減税率、特定商取引法などへの対応力の高さもEC-CUBEの特徴です。EC-CUBEはカスタマイズ性に優れており、ソースコードを自由に編集できるため、自社のビジネスモデルや独自の要件に合わせた柔軟なサイト構築ができます。デザインテンプレートの作成や変更・ページ管理・レイアウト編集など、ユーザーが利用する部分から事業者側が管理する面までEC-CUBEで幅広くカスタマイズ可能です。EC-CUBEのオーナーズストアでは、350種類以上のプラグインが公開されており、プログラミングの知識がなくても機能の拡張が簡単にできます。
EC-CUBEでは、ショッピングカート機能・会員管理・商品管理・受注管理・顧客管理・メール配信などECサイト運営に必要な機能はすべて標準装備です。たとえば、商品画像を複数表示できるよう登録したり、カテゴリやタグによる商品分類、サイズや色などの規格管理、在庫管理・ポイント機能などをはじめから利用できるのがEC-CUBEの特徴です。そのため、追加開発なしで本格的なECサイトを立ち上げられます。EC-CUBEならPCだけでなくスマートフォンやタブレットにも最適化された表示が可能です。EC-CUBEはセキュリティ対策に非常に力を入れています。セキュリティ専門企業であるEGセキュアソリューションズ株式会社とアドバイザリー契約を締結しており、年2回の専門企業による診断・リリース前の自動検査・週1回の自動脆弱性検査など、EC-CUBEが定期的で何重にも及ぶ検査体制を構築しています。国際セキュリティ基準PCIDSSver4.0に準拠したパスワード要件・IPアドレス制限機能・ログイン2段階認証管理画面へのアクセス制限など、強固なセキュリティ機能を実装していることが特徴です。また発見された脆弱性情報はすべて公開されており、透明性の高い運営を実現しています。
このようにEC-CUBEは常に進化を続けており、EC-CUBEの最新バージョンではさまざまな改善が施されています。最新のEC-CUBE4.3系は、Web開発で広く使用されているプログラミング言語であるPHP8.1にも対応しているため、EC-CUBEのパフォーマンスが向上し安定的な動作と最新のセキュリティ対策が適用されていることが期待できます。

◎LINEとEC-CUBEを連携するメリット
LINEとEC-CUBEを連携することで、顧客体験の向上と売上拡大を同時に実現します。日本最大級のLINEトークアプリと柔軟なECプラットフォームの組み合わせにより、新たなビジネスチャンスが広がります。
LINEとEC-CUBEの連携により、購入に至るまでのハードルを大幅に引き下げます。従来のECサイトでは会員登録時に氏名・住所・電話番号・メールアドレス・パスワードなど多くの情報入力が必要で、この煩わしさが購入を諦める要因となることが多数でした。LINEのログイン機能を導入すれば、ユーザーは「同意する」をタップするだけで会員登録が完了し、2回目以降は自動的にログイン可能です。このLINEによる利便性の高さは、とくにスマートフォンでの購入が主流となっている現代において、カート離脱率の大幅な低下につなげられます。従来であれば「購入手続きはまた後でしよう」と先延ばしにされていた販売機会をLINEで確実に捉えることができ、結果として売り上げの増加に直結します。LINE経由でECサイトへ誘導すれば、ユーザーはLINEアプリ内でシームレスにショッピングを完了できるため、アプリ間の移動によるストレスもありません。購買意欲が高まったタイミングを逃さず、LINEでスムーズに購入まで導くことができるのです。
LINE公式アカウントとEC-CUBEを連携することで、従来のEメールでのマーケティングを大きく上回る顧客と企業の深いつながりが実現可能です。近年Eメールは開封率が低迷していますが、LINEメッセージは高い開封率と即時性を誇り、配信した情報が確実に顧客に届きます。EC-CUBE管理画面から直接LINEメッセージを配信できる機能により、新商品のお知らせや限定セールの案内、在庫復活の通知などタイムリーな情報発信が可能です。顧客の属性や購買履歴、行動データに基づいた配信により、それぞれの顧客に最適化されたメッセージを届けられ、顧客満足度とリピート率の向上が期待できます。かご落ち通知機能は、カートに商品を入れたまま購入に至らなかったユーザーに対して設定した日数後に自動でリマインドメッセージの送信が可能な機能です。購入を忘れていたユーザーや一旦保留にしていたユーザーにLINEで再度アプローチすることで、失われていた販売機会を回収できます。
LINEとEC-CUBEの連携は、顧客データの収集と活用の面でも大きなメリットをもたらします。EC-CUBEのオープンソースという特性をいかし、LINE経由で得られる顧客の行動データや属性情報を自社のデータベースに統合可能です。WebサイトとLINE上での行動を一元管理でき、包括的な顧客分析が実現します。収集したデータをもとに、より綿密なマーケティング戦略が立案可能です。どのメッセージが高い反応率を得たか、どの商品カテゴリに興味を持つ顧客層がいるか、購買に至るまでのプロセスにどのような課題があるかなど、多角的な分析により継続的な改善サイクルを回せます。EC-CUBEのカスタマイズ性を活用すれば、自社独自のデータ保管要件や、セキュリティ基準に合わせたシステム設計が可能です。クラウドサービスでは難しい自社ならではのデータ活用方法を実現できることも、LINEとEC-CUBEの連携の大きな強みといえます。

◎まとめ
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