EC-CUBEコラム
ECサイトの決済を最適化するSquareとEC-CUBEを外部連携するメリット
EC-CUBEでオンライン決済の導入を検討する場合、初期費用や固定費などはできるだけ低く抑えたい一方で、業務効率化やセキュリティ強化、顧客体験の向上はECサイトにおいてどれも欠かせない重要な課題となります。Square決済プラグインはこれらのニーズをバランスよく満たす有力な選択肢です。この記事では、Square決済プラグインとEC-CUBEそれぞれの特徴と連携することで期待できるメリットについてご紹介します。
◎Square決済プラグインが選ばれる理由
Squareは、ビジネス向けのキャッシュレス決済やPOSレジ機能、オンラインショップ運営までを幅広く支援するプラットフォームサービスです。個人事業から大手グローバルチェーンまで世界で400万を超える加盟店でSquareが採用されています。Square決済プラグインは、既存のECサイトに連携させ、クレジットカード決済をはじめ包括的な決済処理と店舗管理を初期費用や月額固定費用なしで運用可能にする決済拡張機能です。Square決済プラグインをインストールし、Squareアカウントを作成してECサイトと連携させることで、簡単にキャッシュレス決済の導入が実現します。
Square決済プラグインの最大の特徴は、コストの低さとその仕組みのわかりやすさです。導入にかかる初期費用は、Square決済プラグインの買取費用の99,000円(税込)のみとなります。Squareでない多くの決済サービスでは、クレジットカード決済利用料やシステム利用料などの名目で月額固定費が5,000円から10,000円ほど発生するのが一般的です。季節商品を扱う店舗や売上に波がある事業者にとって、閑散期に月額固定費が発生するのは大きな負担になりますが、Square決済プラグインの月額固定費は完全にゼロで安心できます。Square決済プラグインでは実際に売上が発生した場合のみ決済手数料が発生する仕組みのため、売上がない月のSquareのための維持コストは一切かかりません。Square決済プラグインは、顧客の立場に立った便利で使いやすい機能を多く搭載しています。クレジットカードで支払いをする際にカード情報から自動でカード名義人を取得できるSquare決済プラグインなら、入力の手間を省くことが可能です。1度クレジットカードの情報をSquare決済画面に入力すれば、情報をそのまま保存しておけるため、次回からワンクリックで入力の手間なく購入できます。
Square決済のマイページが作成されるため、カード情報の確認や管理が簡単で、Visa・Mastercard・JCB・AMEX・Dinersなどの各種国際ブランドにも対応可能です。Square決済プラグインの特徴のひとつにスマートフォンに対応した使いやすい画面のデザインや、Square独自のわかりやすいメニュー構成があります。Spuareは実際の通販運営経験を持つ開発元が作成しているため、現場のニーズを反映した実用的な設計になっている点がSquare決済プラグインの大きな魅力となっています。たとえば、セキュリティを守りつつログインの利便性を高めるアクセストークン自動更新機能や、注文の一部キャンセルや商品の不備などで顧客が支払った代金のうち、一部のみ返金が必要になった場合も対応可能な機能などもSquare決済プラグインなら標準装備でコストパフォーマンスが高いです。

◎日本で最も選ばれているEC-CUBE
EC-CUBEは、日本で最も選ばれている国産のECプラットフォームです。2006年のEC-CUBEリリース以来、国産ECオープンソースのトップランナーとしての地位を確立しており、独立行政法人情報処理推進機構の第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査で、日本で一番選ばれているECオープンソースとして認められました。 EC-CUBEは、スモールスタートを希望する個人事業主から大規模な大企業のECサイトまで、卸・法人・モール・定期購入といった多くの分野で利用されています。月商1,000万円以上で利用されているカートシステムの利用数では、EC-CUBEがナンバーワンの実績です。
EC-CUBEの主な特徴に、決済画面やマイページを含む全てのサイト構成要素を自由自在にカスタマイズできる点があり、1,100以上のプラグインと多彩なデザインプレートが利用可能です。EC-CUBEならASP型サービスで提供される標準機能の範囲を超え、顧客ごと、または数量に応じて段階的な割引額を適用するなど、複雑で個別性の高い価格設定や販売形態の実装が可能です。自分でサーバーを用意してEC-CUBEをインストールすることで、蓄積されたECデータやソースコードは全て自社の所有物として活用できます。EC-CUBEは特定の事業者にサービスやシステムを依存する必要がないため、ほかのサービスへの乗り換えが難しくなるリスクもなく、顧客データや顧客情報にもとづくEC分析もスムーズに行えます。EC-CUBEでは基幹システムとの柔軟な連携ができることも特徴で、EC-CUBEで表示するコードを既存の商品コードの形式に合わせるなど高度なカスタマイズに対応でき、業務フローをそのまま活かした運用が可能です。
EC-CUBEのセキュリティ面は、ソフトウェアの安全性向上、環境構築の支援、利用者のセキュリティリテラシーの向上といった三位一体の体制で支援が行われています。具体的にはセキュリティ専門企業EGセキュアソリューションズとEC-CUBEがアドバイザリー契約を結んでの連携、コミュニティ連携によるEC-CUBE関連のソフトウェアの品質向上、EC-CUBEの脆弱性の公開、安全性のチェックツール、セキュリティサービスの提供、利用者へのリテラシー向上のための情報提供など幅広いです。EC-CUBEは運用しやすい管理画面や機能を備えており、事前にデモサイトからフロント画面や管理画面を確認でき、ショッピングの流れや商品登録・売上や顧客の管理などの操作を試してから導入することもできます。

◎SquareとEC-CUBEを連携するメリット
Square決済プラグインとEC-CUBEを連携させることで、業務効率の向上・セキュリティの強化・キャッシュフローの改善といったメリットが期待できます。ECサイトの安定的な成長と運営コストの最適化を実現します。
SquareとEC-CUBEを連携させれば、受注システムと決済システムをはじめとする全ての業務をEC-CUBEの管理画面内で完結可能で、Squareの管理画面と二重に管理する手間が不要になります。EC-CUBEにSquare決済プラグインをインストールすることで、決済状況がリアルタイムで確認でき、決済確定・キャンセル・返金といった操作がワンクリックで実行可能です。部分的な返金や金額変更といった特別な対応も、Square決済プラグインならわざわざSquareの画面に移る必要がありません。EC-CUBEの同じ画面を利用できるため、顧客対応のスピードアップが実現し、満足度の向上にも貢献します。EC-CUBEのSquare決済プラグインには、決済状態に合わせて最適な操作を自動で実行する機能が搭載されています。Square決済のシステムが自動で現在の状態を判断し、その時点で実行できる操作だけをボタンとして表示するため、誤操作のリスクを大幅に削減可能です。
SquareとEC-CUBEを連携させることで、最新のセキュリティ規格3Dセキュア2.0に完全準拠した決済環境を構築できます。3Dセキュア2.0とは、2025年3月に対応が義務化されたクレジットカード決済における本人認証の仕組みで、不正利用を防止するための重要な技術です。Square決済でない多くの決済サービスが3Dセキュア2.0を有料オプションとして提供している中、Square決済プラグインには追加費用なしで標準装備されています。Square決済は、PCIDSSに準拠したクレジットカード情報非保持化を実現しています。PCIDSSとは、自社でクレジットカード情報を保存・処理・通過させない仕組みで、顧客の大切な情報をサーバーに保存することなく安全に取り扱うことが可能です。Square決済プラグインにはカード番号を推測して不正利用を試みるクレジットマスターアタックと呼ばれる攻撃に対する対策も実装されています。Square決済プラグインならPCIDSSとクレジットカードマスターアタックも追加費用なしで利用でき、安全性とコストパフォーマンスの両立が可能です。
Square決済プラグインには、万一在庫切れや発送トラブルが発生した場合、注文時点ではカード情報の認証のみを行い、商品発送後に実際の決済を確定させる最大7日間まで対応の遅延キャプチャー機能が実装されています。請求前の時点で顧客に対応可能なSquare決済なら、不正注文のリスクを避けながらスムーズな運営を実現可能です。Square決済の入金サイクルは最短3日と迅速で、最長でも1週間ごとに決済金額が振り込まれます。振り込み手数料も無料のため、Square決済をEC-CUBEと連携すれば、キャッシュフローの大幅な改善が可能です。Square決済プラグイン自体が買い切り型の永続ライセンスのため、1度購入すれば継続的なコストは売上が発生した場合の決済手数料のみとなり、長期的な運営コストの計画を立てる上で予測がしやすいです。

◎まとめ
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