◎マネーフォワード クラウド会計の特徴

株式会社マネーフォワードが提供するマネーフォワードクラウドでは、企業における経理財務や人事労務、法務などバックオフィス業務を効率化する20種類以上のサービスを展開しています。マネーフォワードのクラウド会計を導入することで、これまで手入力で行われていた業務を自動化し、ヒューマンエラーの削減やコスト削減、業務の大幅な効率化を実現することが可能です。マネーフォワードのクラウド会計は課金顧客数が30万以上を突破し、サービス継続率は99%を誇るなど、上場企業だけでなく中小企業や個人事業主まで幅広い事業者で利用されているクラウド会計システムとなっています。

マネーフォワードのクラウド会計では、財務会計や経費精算、請求書発行といった経理業務から人事管理や給与計算、年末調整などの人事労務、起業や契約といった法務関連の業務まであらゆる業務の自動化をサポートしています。必ずしも全社で一斉に導入を開始する必要はなく、既存の業務フローや基幹システムに応じて、部分的または段階的な導入ができるのもマネーフォワードのクラウド会計の大きな魅力です。たとえば、まず経理部にクラウド会計を導入し、その後人事労務などに広げていくことで、社内の混乱や負担を最小限におさえることが可能となります。また、ビジネスの成長に合わせて、社内の業務量は増加していくものです。マネーフォワードのクラウド会計は、事業の規模で利用するサービスを増やしたり組み替えたりすることができるため、ビジネスの拡張性にも柔軟に対応できます。

マネーフォワードのクラウド会計は、低価格かつすぐに導入ができるのもメリットです。クラウド型のサービスのため、サーバーやソフトウェアのインストールが不要で、初期費用をおさえて利用を開始できます。マネーフォワードは、バージョンアップを自社で行う必要がありません。マネーフォワードのクラウド会計なら、法令改正や消費税増税といった会計業務に関係の深い変化への対応も、自動で最新機能にアップロードされるため、社内の作業担当者の負担を大幅に削減できます。また、マネーフォワードのクラウド会計では、銀行の金融システムや他社のクラウドサービスとの連携も可能です。さらに、契約前に1ヶ月の無料トライアルも提供しています。トライアル期間中であっても、給与管理や請求書、社会保険や年末調整など幅広いサービスを利用できるため、自社に合っているかどうかを見極められます。

◎カスタマイズ性に優れたEC-CUBEの特徴

EC-CUBEとは、株式会社イーシーキューブが開発を行う、国産のオープンソース型ECプラットフォームです。業種や業態を問わず、35,000以上の店舗で利用されており、国内最大規模のシェアを占めています。また、ECマーケティング株式会社が実施した月商1,000万円以上のネットショップで利用されているカートシステムの調査において、利用店舗No.1を獲得しました。EC-CUBEは、自社サーバーにソースコードをダウンロードするだけで、誰でも無料ではじめられるのが特徴です。EC-CUBE内には、ECサイトの運用に必要な商品管理や注文管理、会員管理、決済機能などが基本機能として揃っており、開発にかかる費用をおさえてECサイトの構築が行えます。

EC-CUBEの大きな特徴は、カスタマイズの自由度の高さです。ほかのECサイトにはないようなこだわりのデザインを実現し、自社の独自性を体現するオリジナルのECサイト制作が行えます。EC-CUBEではデザインだけでなく、機能面も柔軟にカスタマイズが可能です。商品管理画面や分析機能はもちろん、決済や配送サービスなど、あらゆる機能をカスタマイズできるため、ユーザーの満足度の向上や社内業務の効率化を実現できます。オープンソース型のEC-CUBEはソースコードを自由に改変でき、プラグインによる機能拡張も導入するとオンライン予約や定期購入など、さまざまな販売形態に対応可能です。

ECプラットフォームは海外製もあり、公式サイトの内容や問い合わせが英語であることに抵抗を感じる、つかいにくいといった声も耳にします。EC-CUBEは純国産のシステムであるため、公式情報をはじめ、すべて日本語での情報収集が可能です。さらに、EC-CUBEの開発者向けのコミュニティやドキュメントも揃っており、はじめて自社でECサイトを開発する場合でも、構築しやすい環境が整っています。日本ならではの商習慣である、時間指定配送やポイント機能なども充実しており、国内ビジネス向けのECサイト構築に最適なプラットフォームです。

◎マネーフォワード クラウド会計とEC-CUBEを連携するメリット

マネーフォワードのクラウド会計とEC-CUBEを連携するなら、ECサイト運営におけるバックオフィス業務の効率化を実現でき、コスト削減にもつながります。

市場の拡大により、ECサイトの取引量は年々増加しており、クレジットカードや電子マネー、キャリア決済など、決済手段も多様化しています。ECサイトに自身の利用する決済手段が提供されていないことで、ユーザーが購入を諦めてしまうケースも少なくありません。そのため、顧客満足度の向上やサイトの売上アップには、豊富な決済手段の提供が必須です。しかし、決済手段の多様化に手作業で対応するには限界があります。マネーフォワードとEC-CUBEを連携すると、EC-CUBEの売上データや取引データを自動でマネーフォワードに取り込むことが可能となります。手作業による別のシステムや帳簿へのデータ入力が不要となり、入力ミスや転記漏れといったリスクの削減につながります。万が一、ミスが起きた際の確認や修正に費やす時間も削減でき、会計データの正確性を向上させることが可能です。

マネーフォワードのクラウド会計とEC-CUBEの連携は、業務の大幅な効率化にもつながります。マネーフォワードのクラウド会計では、ワンクリックで簡単に決算書を自動作成することができます。クレジットカードや電子マネー、銀行など、2,300以上の金融サービスと連携しており、取引明細の自動取得が可能です。また、マネーフォワードのクラウド会計には人工知能（AI）が搭載されているため、利用するたびにAIが機械学習を行い、日々精度を上げながら自動取得した入出金明細の勘定項目を提案できるようになります。処理に多くの時間を要する銀行の残高照会も、作業担当者が最終確認や修正を行うだけでよく、業務時間を大幅に削減することが可能です。社内業務の効率化は残業時間など人件費の削減にも効果的です。空いた時間を営業戦略や売上分析、財務戦略にあてることができます。

マネーフォワードのクラウド会計とEC-CUBEの連携は、電子帳簿保存法にも対応しています。電子帳簿保存法とは、決算関係書類や取引書類など、国税関係の書類を紙媒体ではなく電子データで保存することを認める法律です。電子データによる保存を行い、効率的に書類を管理するために導入され、事業規模に関わらず、すべての事業者や個人事業主が電子帳簿保存法の対象となっています。マネーフォワードとEC-CUBEを連携するなら、取引記録や領収書をすべてクラウド会計上でデジタル保存して管理できます。EC-CUBE内のデジタルデータはすべて法的要件を満たした形式で保存されるため、そのまま税務監査などにも利用できるため便利です。

企業の経営状態を確認するには、売上増加率や営業利益率、自己資本比率などそれぞれの数値や関係性を見る必要があります。マネーフォワードとEC-CUBEを連携するなら、売上や利益率、経費といったデータをリアルタイムで把握することが可能です。マネーフォワードのクラウド会計では、入出金をグラフで確認できるキャッシュフローレポート機能を搭載しています。入出金や残高の推移を日・週・月・年単位で確認できるキャッシュフローチャートや、キャッシュフロー計算書に近い営業キャッシュフロー、投資キャッシュフローといったカテゴリーごとの表示も可能です。さらに、売上高の集計に役立つ収益レポートや費用レポート機能も搭載しています。マネーフォワードとEC-CUBEの連携により、収益性やコストパフォーマンスをリアルタイムでモニタリングし、必要に応じて戦略の見直しや資金の再配分を行いやすくなります。

◎まとめ