EC-CUBEコラム
MakeShopとEC-CUBEの違いを徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由
EC-CUBEとMakeShopは、ECサイト構築における人気のプラットフォームですが、比較をするとそれぞれに異なる強みがあります。とくにEC-CUBEは、オープンソース特有の高い自由度とカスタマイズ性が魅力で、独自のブランディングやデザインを追求する企業から支持されています。またEC-CUBEとMakeShopは、運用しているECサイトの売上規模にも大きな違いがあります。この記事では、ECサイトを運用するうえでのEC-CUBE とMakeShopの比較ポイントを検証し、EC-CUBEの強みをご紹介します。
◎コストパフォーマンスが高く手軽に利用できるMakeShopとは
MakeShopは、GMOインターネットグループが運営するECサイト構築サービスです。あらゆる業態・サービスのECビジネスのサポートが可能で、1分でお試し無料体験ができるなどの手軽さが、大きなセールスポイントとなっています。MakeShopの国内利用者数は12年連続NO.1で、初期費用や月額費用の安さもMakeShopの特徴です。MakeShopの初期費用は11,000円・月額費用は12,100円で、まとめての導入や長期の契約であれば、さらに費用の割引が適用されるお得な料金プランとなっています。また、ECサイトをオープンさせるまでのスピードも、MakeShopの強みといえるでしょう。SaaS型サービスを採用しており、インストールやサーバー管理の手間がかかりません。このようにMakeShopは、コストパフォーマンスと手軽さがセールスポイントの、ECサイト構築サービスとなっています。
MakeShopを利用しているショップの平均月商は、約233万円とされています。月商の傾向から見ると、スタートアップ企業や個人事業での小規模経営など、イニシャルコストや月額費用をおさえて運用したい事業者が多くなっています。はじめてのECサイト運用だからできるだけ簡単に管理したいなど、低コストでスピーディにECサイトの運用を開始したいというニーズに、MakeShopはマッチしています。デザインに関しても、独自のテンプレートが用意されているため、いちから構築する必要がありません。ほかのプラットフォームサービスと比較しても、MakeShopは初心者でも安心して直感的な操作で運用を開始できる点が、大きな特徴です。
一方、MakeShop を利用するうえで、SaaS型サービスならではの懸念点も把握しておく必要があります。MakeShopに限らず、SaaS型サービスはクラウド上にデータが保管されているため、外部からの攻撃や内部からの不正アクセスによる情報漏洩により注意を払う必要があります。また、組織内でのユーザーアクセス権の管理にも注意が必要です。組織内でアクセス権が適切に振り分けられていない場合、本来その情報にアクセスする必要のないユーザーがアクセスしてしまう可能性もあります。コストや手軽さがMakeShopの魅力ですが、情報漏洩やアクセス権の適切な管理など、運用するECの規模によっては、安全性への配慮に難しさを感じる一面もあるでしょう。
◎MakeShopとEC-CUBEを徹底比較
MakeShopとEC-CUBEは、同じECサイト構築プラットフォームでも大きな違いがあります。MakeShopはSaaS型で、EC-CUBEはオープンソースコードのプラットフォームである点が、各機能に大きく影響しています。カスタマイズ機能やセキュリティなどを比較したうえで、事業規模に見合ったプラットフォームを選択することがポイントです。
MakeShopでは、ビジネスの成長に伴いアプリストアでの機能拡張が可能です。プラットフォームはそのままで、必要な機能のみアプリストアで追加し連携すれば、ビジネスの成長度合いに応じて機能を拡張できるというサービスになります。とはいえ、SaaS型ということもあり、一部機能の拡張や改善には制限があります。EC-CUBEでは、理想のUI/UXを実現させる、自由自在なカスタマイズが可能です。具体的なカスタマイズの例では、決済画面やマイページなど、ECショップ運用に欠かせないベースとなるページをあげられます。決済画面やマイページ画面は、MakeShopなど多くのSaaS型ECショップやASP型のECショップでは、カスタマイズに制限がある分野です。一方で、ユーザーからの声があがりやすいのも、マイページ画面や決済画面のUIやデザイン性となっています。EC-CUBEは、MakeShopと比較をすると多様なプラグインの追加が可能です。オープンソースコードのプラットフォームならではの、自由でユーザー目線に立った柔軟なカスタマイズが実現できます。EC-CUBEが関わるすべてのページで自在なカスタマイズができるため、よりUXの高いECサイト運営ができることが大きな魅力です。
MakeShopは、GMOインターネットグループが運用しているサービスのため、決済やSSLなどをグループ内で完結できます。一方でMakeShop は、SaaS型サービス特有のセキュリティの懸念点があります。まずMakeShopをはじめとするSaaS型サービスでは、ユーザーのデータがクラウド上で保存されるため、データ漏洩や不正アクセスのリスクが高まります。また法規制や業界基準に準拠するために、追加のセキュリティ対策が必要な場合もあります。手軽にはじめられる一方で、セキュリティ対策に関しても自社ではなくMakeShop側に依存するため、業態によってはセキュリティ対策が不十分である可能性が出てくるのです。EC-CUBEは、セキュリティ面でもオープンソースコードのプラットフォームである特性をいかせます。MakeShopとEC-CUBE比較すると、EC-CUBEは各社のセキュリティ要件を満たしたECサイトの設計が可能である点が大きな違いです。また、無償から利用できるセキュリティサービスや関連ツールを提供するなど、EC-CUBEを利用するすべての場面でセキュアな運用ができる支援体制も充実しています。EC-CUBEでは、サイバーセキュリティのプロフェショナル集団「ECセキュアソリューションズ株式会社」とアドバイザリー契約を結んでいます。定期的に脆弱性チェックを行っており、発見された脆弱性はすべて公開されています。透明性が高く設計段階から徹底したセキュリティ対策ができます。
MakeShopは、1分から無料のお試し体験ができるなど、手軽さとスピーディさが特徴となっています。そのため、スタートアップ企業や個人事業主などの小規模なECサイト運用に適したハードルの低さがあり、MakeShopを利用しているショップの平均月商は約233万円です。MakeShop とEC-CUBEで月商の比較をすると、EC-CUBEは月商1,000万円以上のショップ利用数No.1となっています。大規模なBtoB向けECサイトの運用やライブコマース、LP型カートなど多様な業態に適したカスタマイズが可能です。高アクセス時にもサーバーがダウンしない、EC-CUBE Enterpriseというサービスも提供しています。事業規模や業態に連動し、運用するECサイトの規模は変化します。MakeShopと比較をすると、EC-CUBEは事業の成長に伴うECサイトの拡張や、アクセス数の安定的な増加が見込まれる場合にも対応できる、大規模ECサイトの運用が可能です。事業の規模感は、ECサイト構築のプラットフォームを比較するうえで、最初に検討が必要なテーマとなります。事業成長や商品展開など未来のビジネスモデルを見据えたうえで各サービスを比較検討し、自社の商品にマッチしたプラットフォームを選択することが重要です。
MakeShopはSaaS型サービスのため、EC-CUBEと比較すると開発や構築のコストがかからず、すぐにECサイト運用をはじめられるのが大きな特徴です。しかし、ECサイト運用では、コストや手軽さだけでなく資産価値の比較も重要になります。MakeShopをはじめとする SaaS型サービスは、すべてクラウド上で管理されているため、自社運用のECサイトでも資産価値には規約によって一定の制限がある場合がほとんどです。資産価値に一定の制限があるということは、サービスをMakeShopからほかのプラットフォームに移行する場合、スムーズに移行できない可能性があります。MakeShopとEC-CUBEで資産価値の比較をすると、EC-CUBEはECの構築環境を外部に依存しないため、蓄積されたECデータやコードはすべて自社の資産価値となります。ECサイトをオープンしてから改変や移行を行い、ユーザーの購買履歴などが正しく分析できない事態になると、企業として大きな損失となる可能性があります。EC-CUBEでは、ユーザーの情報に基づくデータ分析に関して、ユーザーの流入からLTVまでを一貫して活用することが可能です。MakeShopをはじめとするパッケージで構築されたECサイトでは、特定のベンダーに依存しなくては改修やメンテナンスができない、「ベンダーロックイン」となってしまうため、自在なカスタマイズやメンテナンスが不可能な状況に陥ります。全データを運用側が保持しているEC-CUBEでは、適材適所で複数のベンダーに委託することが可能なので、ベンダーロックインの心配がなく安定したECサイト運用が実現できます。
◎ECサイトの構築は唯一無二のブランディングが叶うEC-CUBEがおすすめ!
EC-CUBEでは、改変や再使用をサードパーティーが自由に行えるうえ、多数の店舗が利用しているため、EC-CUBEの構築実績があるパートナーが150社にも及びます。そのため、ECサイトの構築業務を委託する際も、多様な選択肢から自社のブランディングイメージにマッチした会社に委託することができます。これはMakeShopなどのSaaS型サービスやASP型サービスでは実現できないカスタマイズ性です。また登録者数8万名を超える開発コミュニティが運用されており、日本全国のエンジニアやクリエイターにより活発な情報交流が行われています。このように開発者支援が整備されているEC-CUBEでは、自社のブランディングイメージをプロデュースする際にも選択肢が広がります。
自社で編集や改変をする場合もソースコードの編集が自由自在のため、どこかで見たようなECサイトではなく、唯一無二のブランディングイメージを確立することができます。気軽に利用できる1,100以上のデザインテンプレートが容易されているため、カスタマイズに手間をかけなくないというニーズにも対応しています。妥協のないデザインやカスタマイズで、自社ブランドの顔となるECサイトをユーザーの印象に残るUXにつなげたい場合、EC-CUBEは最適な選択肢といえます。
ECサイトを運用するうえで必須ともいえるOMO、オムニチャネル化にもEC-CUBEならではの自在なカスタマイズ機能で対応できます。また、BtoC事業とBtoB事業を同じ商品で行っている場合、ひとつのECサイトでどちらにも対応できるような機能を構築することも可能です。このように各業態にマッチしたカスタマイズをすることにより、課題改善や目標とする事業拡大が実現できた企業は多数あります。どのような機能を備えているか、ユーザーにとってエフォートレスなUIとなっているかは、企業のイメージを左右する重要なポイントです。機能拡大やデザイン性にこだわり、唯一無二のUXを提供することができるEC-CUBEで、独自性の高いブランディングを実現させましょう。
◎まとめ
