EC-CUBEコラム
BASEとEC-CUBEの違いを徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由
BASEとEC-CUBEは、どちらも人気のあるECサイト構築プラットフォームですが、利用しているユーザーには異なる特徴があります。BASEは、気軽にECサイトを運用したいユーザーに人気です。EC-CUBEは、カスタマイズ性や拡張性に優れており、自社のニーズに合わせた自由なECサイト設計が可能なため、大規模ECサイトや売上が大きな企業に選ばれています。この記事では、BASEとEC-CUBEの特徴を比較し、なぜEC-CUBEが多くの企業に選ばれているのかご紹介します。
◎手軽でスピーディなECサイト開設ができるBASEとは
BASEとはBASE株式会社が運用する、SaaS型ECサイト構築サービスです。BASE以外のSaaS型ECサイト構築サービスと比較すると、初期費用の安さと手軽さが大きな特徴といえます。BASEには、いくつかの料金プランがありますが、人気のスタンダードプランであれば、初期費用が0円で月額費用も0円となっています。また、商品が売れたときの決済手数料が、3.6%+40円+サービス利用料3%という料金体系となっています。そのためBASEでは、商品の売れ行きが振るわなかった月でも、月額費用が売上の負担になってしまうことはありません。BASEの料金プランは、オンラインショップをはじめて開設する人や副業で小規模にはじめたい人にとって、安心感のあるプランであるといえます。またBASEでは、売上が増えてきた際に手数料やサービス利用料をおさえ、月額費用を支払うグロースプランも用意されています。展開する事業規模や成長度合いに応じてプランを選択できる点も、BASEの魅力のひとつです。
ECサイト開設まで最短30秒というスピード感も、BASEの大きな特徴となっています。また、ほかのSaaS型サービスでも提供されているお試し開設機能が、BASEにも備わっています。ECショップ運用の経験がなく不安に感じる方は、BASEのお試し開設からスタートしてみるのもひとつの方法です。BASEは、お試し開設に関しても最短30秒で登録が完了し、ほぼすべての機能が無料で試せます。
BASEでは、ECショップ開設初心者のためのBASE-Uというメディアを運用しています。「BASEでショップを開設するための4つのステップ」や「月商10万円までの道」など、ECサイト運用初心者向けの情報が数多く掲載されています。ECサイト運用の基本である集客方法やショップの管理方法、ユーザーとの間でトラブルが起こってしまった際の対処方法などの記事も掲載されています。手軽でスピーディなECサイト運用を考えている方は、BASE-Uの情報でBASEの基本的な情報収集が可能です。BASEは、簡単でスピーディという点が魅力のサービスですが、カスタマイズの自由度には制限があります。そのため、事業の拡大を考えている方や専門性の高いECサイト運用を目指す方にとっては、BASEのシンプルな機能が不向きな場合もあります。ほかのECサイト運用サービスとしっかりと比較をしたうえで、BASEの利用を検討しましょう。
◎BASEとEC-CUBEを徹底比較
BASEとEC-CUBEを比較すると、最適な事業規模や業態など、さまざまな点で違いが見られます。ECサイト運用にとって重要な、デザインテンプレートや機能のカスタマイズの自由度は、今後の事業展開やUXに大きく影響します。現在の事業規模や将来的な事業計画、専門性など、それぞれ幅広い視野を持ってBASEとEC-CUBEを比較し、最適なプラットフォームを選択することが重要です。
BASEでは、無料のテンプレートが22種類とさまざまなクリエイターが作成した有料のテンプレートが80種類以上用意されており、ある程度カスタマイズもできます。そのため、いちからデザインを考えて構築するコストをかけたくないと感じるECサイト運用者とって、BASEはスタートしやすいECサイト構築サービスといえます。BASEと比較をすると、EC-CUBEはオープンソースコードのプラットフォームなので、ブランドイメージにマッチしたデザインをいちから構築することが可能です。またデザインの構築までは考えていないというECサイト運用者であっても、気軽に使える1100以上のデザインテンプレートが用意されています。
アパレル、食品、家具、雑貨などさまざまなジャンルごとに、UIとデザイン性を備えたテンプレートがあり、そのなかから選択することができます。稼働店舗数が推定35,000店舗以上あるため、さまざまな業態にマッチしたデザインテンプレートが用意されており、選択肢は無限大です。EC-CUBEの公式サイトに2,000以上の導入事例も掲載されているため、実際に運用した際のイメージが付きやすく、安心感につながります。食品や美容、書籍などジャンル別の事例とともに、秀逸事例も掲載されています。これからの事業展開や現在のECサイト運用の改善点を洗い出したうえで、BASEとEC-CUBEを比較し、ECサイトのデザインをイメージしてみましょう。
BASEでは、InstagramやYouTube、noteなどへの広告出稿に力を入れた集客体制をとっています。多くの人が利用しているSNSへの広告連携をシームレスに行うことにより、集客を強化するという、即時性に特化した集客方法がBASEの強みといえます。BASEと比較をすると、EC-CUBEではSNSプラグインをはじめとする、あらゆる業態に対応できる集客に役立つプラグインを販売している点が特徴です。リピーターの多いECサイトであれば、会員限定商品のプラグイン、値下げ・入荷通知のプラグインなどを、効果的に使用できます。初回のユーザーをターゲットにしたキャンペーンや割引商品の販促を行いたい場合は、初回ポイント付与プラグインなどの実装も可能です。
定期購入、ダウンロード販売や会員制サイトなど、さまざまな業態に合わせたプラグインも自在に選択してカスタマイズできます。このように、BASEでも可能なモノを作って売るというシンプルなECサイト運用の集客だけでなく、集客機会を拡大することが可能です。BASEと比較をすると、事業の方向性が変化した際にもプラグインをカスタマイズしてスピーディに対応できるという点も、EC-CUBEの大きな魅力となっています。
BASEでは、PayID後払いやコンビニ決済、クレジット決済など、7種類の決済方法から審査なしで自由に決済方法を選択することができます。手軽にECサイト運用をはじめたい場合、審査なしで即時スタートというBASEのシステムは、魅力的な特徴といえるでしょう。EC-CUBEでは、EC-CUBEペイメントプラスとAmazon Payプラグインを実装しています。EC-CUBEペイメントプラスは、GMOペイメントゲートウェイ株式会社のグループ会社として、EC事業の決済をサポートしています。個人事業主や大規模ECサイトをはじめ、40,000社以上が利用しています。
クレジット決済手数料は2.7%~で、19種類の豊富な決済方法を採用しているため、販売機会を逃しません。料金形態は事業規模により3種類設定されており、売上が大きくなるほどお得になるプランとなっています。初期費用やトランザクション処理費用は、完全無料で提供されています。EC-CUBEの公式サイトで用意されている、カード決済手数料率シミュレーターを利用し、最適なプランを探してください。
BASEは、個人事業主やスタートアップ企業がほとんどで、モノを作って売るというシンプルな業態であれば、直感的な操作で簡単にECサイト運用をできる点が特徴です。一方でEC-CUBEと比較すると、BASEの販売業態の多様性はやや自由度に欠けています。EC-CUBEは、個人事業主から大規模ECサイト運用まで、幅広い業態で活用できるような自由度の高いカスタマイズ機能が特徴です。BASEでの主な業態となっているBtoCをはじめ、BtoB、D2C、モール・マーケットプレイスやダウンロード販売、ライブコマースなどの業態でも活用されています。このように、やりたいことをくまなく実現できる自由度が大きな魅力です。
また、大規模ECサイトの運用にも適したEC-CUBEenterpriseというサービスも展開しています。そのため事業が急成長をしても、ユーザーにストレスをかけずに速やかにECサイトの改変をすることができます。事業規模が大きくなるほど、UIやUXを意識したECサイト運用が必須となります。必要最低限のシンプルな機能から無限大のカスタマイズまで、EC-CUBEではあらゆる販売業態に対応したUXの高いECサイト運用ができます。
◎機能・デザインともにカスタイマイズの自由度が高いEC-CUBEがおすすめ!
ECサイトの開設や運用をする際に忘れてはいけないのは、将来の事業展開とUXです。事業規模が大きくなればなるほどアクセス数は増加し、サーバー負担は大きくなります。EC-CUBEであれば、大規模ECサイトでもアクセス数でサーバーダウンするような事態を減らし、UXに影響しない運用が可能です。また、ユーザーから意見が出やすいマイページ画面や決済画面など、SaaS型サービスやASP型サービスではカスタマイズ制限あるページに関しても、自在なカスタマイズが可能です。EC-CUBEでは、EC-CUBEが関わる全ページで、デザイン・機能ともに自在なカスタマイズができる点が、大きな魅力となっています。
またシンプルにモノを作って販売するだけではなく、ダウンロード販売や買取・中古販売、大規模なBtoBのECサイト運用など、幅広い分野に対応できます。SaaS型サービスからほかのECサイト構築サービスに移行することもできますが、SaaS型サービスは自己資産として利用できる範囲が規約で限られています。そのため、大切なユーザーの販売データを移行できないなど、多くの障壁が出てくる場合がほとんどです。EC-CUBEでは、ECサイト構築をベンダーに依存しないため、構築したECサイトのソースコードやすべてのデータが自社の資産になります。
ユーザーの購買データなどは、事業の拡大や方向性を転換する際に分析が必要となる重要な要素です。ECサイト事業をするうえで、かけがえのない資産となります。ユーザーの声を吸い上げ、機能やデザインを改善するからこそECサイトは成長し、競合他社と差別化をした満足度の高いUXを提供することができます。ECサイト事業全盛期において、自社の独自性とUXを兼ね備えたECサイトを運用することは、企業の売上や成長を左右するといっても過言ではありません。UXの高いECサイトを運用するには、企業イメージにマッチしたデザイン性、UI、自由度の高い機能のカスタマイズが必須となってきます。そのすべてのニーズを満たすEC-CUBEで、最高のUXを備えたECサイト運用をかなえましょう。
◎まとめ
