◎リピート通販に特化したW2 Repeatとは

W2 Repeatは、W2株式会社が社内で一貫して開発を行っているECサイト構築プラットフォームです。W2 Repeatの大きな特徴は、定期通販やD2C、サブスクリプションコマースに特化した標準機能を多数搭載している点です。D2Cとは、仲介業者なしに商品の製造から販売までを自社で行うビジネスモデルを指します。従来のように小売店や卸売業者を介さず、自社のオンラインストアやSNSなどを活用し直接ユーザーとつながる仕組みです。サブスクリプションコマースは、顧客が一定の料金を支払うことで商品が定期的に届いたり、特定の期間サービスを継続的に利用できるビジネスモデルです。D2Cブランドは、サブスクリプションで商品やサービスを提供していることが多く、これらのビジネス形態に特化した機能を多数搭載しているのがW2 Repeatです。

W2 Repeatに搭載する機能は、顧客の属性や行動を点数で示すスコアリング管理や、定期購入、受注発注処理の自動化、マーケティング・分析機能など、1,000以上の標準機能を搭載しています。W2 Repeatに搭載されたこれらの機能により、リピート通販を主力とする企業の売上アップと業務効率化によるコスト削減を実現する仕組みです。

このリピート通販に特化したW2 Repeatを開発するW2株式会社は、社員の約70％以上がエンジニアであり、100％自社開発しています。その他、W2 Repeatの営業や導入、カスタマーアクセスも全て内製です。外部業者に頼ることなく、社内のリソースやノウハウを活用してW2 Repeatの開発から営業、導入まで遂行していることが特徴です。グループ会社にはコンサルティングやデザイン制作、EC運用代行なども揃い、W2 Repeatを利用したEC事業をトータルサポートする体制も整っています。

また、W2 Repeatは事業の成長に合わせ、SaaSモデルからカスタマイズができるプランにシームレスに移行できるのも特徴です。SaaSモデルは、事業者の専門性がなくてもECサイトの構築や運用が可能な一方で、自由度がやや低くカスタマイズ性に限界があります。W2 Repeatでは、企業の成長に合わせ事業を拡大したい場合、SaaSモデルから途切れることなくカスタマイズ可能なプランに移行可能です。そのため、W2 Repeatは大手企業だけでなく、事業拡大を視野に入れた中小企業や、化粧品、健康食品などリピート通販事業に焦点を当てた企業に幅広く利用され、売上向上や業務効率化に貢献しています。

◎W2 RepeatとEC-CUBEを徹底比較

W2 RepeatとEC-CUBEは同じECサイト構築パッケージであっても、導入のしやすさや機能、コスト、実績や評判まで異なります。ECサイト構築の目的や、製品・サービスのターゲット、自社の規模に合ったパッケージを選ぶことが重要です。

W2 Repeatを導入する場合、W2 Repeat公式サイトからお問い合わせと見積もりを行い、ビジネス状況や要望を踏まえ最適なプランを検討します。プランが決まれば契約と決済が行われ、W2 Repeatの担当者によってシステムが構築される流れです。W2 Repeatを利用しEC-サイト構築後は、受発注処理の自動化などの便利な機能を活用できますが、実際の活用前に細かな設定などが必要となります。

一方EC-CUBEは、独自サーバーを用意し、無料公開されているプログラムをインストールするだけでサイト構築が可能です。インストールの方法や、サーバーによって異なる設定方法などもEC-CUBE公式サイトで公開されているため、専門的な知識や技術は必要ありません。また、EC-CUBE公式サイトにて動作検証済みレンタルサーバーの情報も公開されており、サーバーの選択にも迷いません。その他にも、EC-CUBEは利用者数が多いため、Web上でインストール方法や設定などさまざまな情報を得ることができます。

SaaSモデルであるW2 Repeatを利用する場合、初期費用と運用費用は避けられません。W2 Repeatのプランは3つ、スタートアップから月商1,000万円規模の事業者向けスタンダードプラン、月商1億円規模の事業者向けプロフェッショナルプラン、月商10億円以上規模の企業向けエンタープライズプランから最適なものを選べます。W2 Repeatのスタンダードプランは初期費用49,800円、月額費用49,800円、プロフェッショナルプランは初期費用79,800円、月額費用79,800円で利用可能です。エンタープライズプランを利用する場合は、W2 Repeatの公式サイトに問い合わせが必要となります。また、W2 Repeatではプランにより利用できる機能に差があるため、契約前に担当者に確認しておくことも重要です。

一方EC-CUBEは、オープンソースのECサイト構築パッケージのため、誰でも無料でダウンロードし利用できます。独自サーバーは必要ですが、SaaSモデルのW2 Repeatと比較し初期費用を抑えられるだけでなく、総合的な開発・運用費用も削減可能です。そのため、スタートアップや小規模な企業も安心して利用できます。

W2 Repeatはリピート通販に特化した機能が特徴です。カート（フォーム）一体型LPや、定期特典、クーポン、ポイント、受注管理オートメーション化、出荷後フォローメールなど、1,000以上の機能があります。ただし選択するプランにより使える機能に差があるため、W2 Repeat導入前に自社のイメージ通りのサイト構築が可能か確認しておく必要があります。また、W2 RepeatのスタンダードプランやプロフェッショナルプランはSaaSモデルのため、手軽に利用できる一方で高度なカスタマイズには限界があります。自由なカスタマイズが可能なプランもありますが、その分初期費用、運用費用も高額になるため注意が必要です。

EC-CUBEは、ECサイトの運用に必要とされる商品管理や顧客管理といった基本的な機能は標準装備されているため、シンプルなECサイトであればすぐに作成できます。標準機能に加え、1,700点以上の豊富なプラグインにより機能拡張もでき、運営の負荷軽減やUX改善など業務効率化も可能です。また、EC-CUBEはソースコードの改変に制約がないため、自社のビジネスモデルや運営に合わせて自由にカスタマイズできます。競合と差をつける独自性あるECサイトの構築が可能です。

W2 Repeat、EC-CUBE共に多様な決済方法の選択ができ、かご落ちを防止できます。W2 Repeatは10社以上の決済会社と連携し、携帯キャリア決済やWEBコンビニ決済、後払い決済、PayPayやAmazonペイなどよく利用される決済サービスの使用が可能です。EC-CUBEの決済機能は、公式サービスであるあEC-CUBE Payment Plusを導入することで利用できます。3つの月額プランを選択でき、2,980円～9,980円で利用可能です。人気の決済手段に幅広く対応しているため、販売機会を逃しません。

また、便利な決済オプションとして、分割・リボルビングや楽々送金、決済承認通知メールなども利用できます。初期費用・処理料無料のEC-CUBE公式決済なので安心です。導入後は、EC-CUBEの管理画面から手軽に操作できます。

W2 Repeatでは、W2株式会社の専任チームが初期設定から高度な設定まで有料でサポートします。W2 Repeatのサポートプランは2種、オンボーディングサポート10万円/月、プレミアムサポート25万円/月で利用可能です。また、W2 Repeat導入後の日常的な困りごとや疑問はカスタマーサポートで相談できます。難易度の高い課題解決や、業者ごとの細かいニーズに関しては、新機能やパートナー企業の活用が必要です。

一方EC-CUBEは、日本で一番選ばれているEC構築パッケージであるため、ユーザーコミュニティが活発です。80,000名以上が開発コミュニティに登録しており、開発支援や機能追加などの情報も得ることができます。契約パートナーは1,700社以上存在し、実績と信頼あるパートナーに構築・運用の委託や相談も可能です。各種お問い合わせフォームも用意されていて、EC‐CUBE公式アドバイザーにより課題を解決する業者の紹介などサポートを行ってもらえます。

◎ECサイト成功の鍵はEC-CUBEの高いカスタマイズ性

EC市場が拡大する近年、突出した商品力やブランド力はもちろん、いかに「自社らしさ」を具現化し顧客ニーズに答えるかが重要です。それを叶えるのが、EC-CUBEが提供する自由度の高いカスタマイズ性です。EC-CUBEでは自社のイメージやアイディアを自由に具現化できるため、競合と差別化できます。この自由なカスタマイズ性こそが、拡大するEC市場で成功するために多くの企業がEC-CUBEを選ぶ理由のひとつです。EC-CUBEを利用すれば、初期費用や運用コストも抑えられるため、スタートアップや小規模企業にも最適です。

柔軟性、拡張性の高さでどのような企業にも幅広く対応し、売上アップや事業拡大にも貢献します。また、はじめてECサイトを構築する方や、専門知識のあるエンジニアがいない企業であっても、EC-CUBE公式パートナー企業にサイト構築や運用など依頼することもできるので安心です。

◎まとめ