EC-CUBEコラム
無料ネットショップとEC-CUBEの違いを徹底比較!EC-CUBEが選ばれる理由
無料ネットショップと比較されるサービスに、オープンソース型のEC-CUBEがあります。どちらもネットショップ作成に特化した人気の高いサービスですが、特徴は大きく異なります。この記事では、無料ネットショップとEC-CUBEを比較し、EC-CUBEがネットショップ作成に選ばれる理由をご紹介します。
◎無料ネットショップとは?
◎無料ネットショップとEC-CUBEの違い
◯無料で利用できる基本機能の違い
EC-CUBEは、国産のオープンソースのため、日本の商習慣に合った運用が可能です。国内の運送業者との連携がしやすく、配送時間指定・代引き払いの物流機能や、販促機能がほかの無料ネットショップと比べて充実している点は、無料ネットショップとの違いのひとつです。EC-CUBEでは、商品管理・受注管理・出荷管理・会員情報管理など、日本国内でネットショップを運営する上で必要な機能がはじめから揃っており、すべて無料で利用ができます。ポイント機能・割引クーポンなど、日本のネットショップで利用される販促機能も充実しているほか、メールマガジンの配信も可能です。基本機能にないものは、無料・有料合わせて1,500種類以上のプラグインから選択し、追加することができます。
EC-CUBEでは、BtoCだけでなく、BtoB向けのネットショップ運営にも対応できる機能も備えています。請求書のインボイス対応が可能なほか、頻繁に発注を行う商品をお気に入り登録しておくこともできるため、取引先企業の発注作業における負担が軽減されるというメリットもあります。EC-CUBEは、BtoCだけでなく、BtoB取引としてネットショップを運営したい企業にも向いているネットショップ構築サービスです。
無料ネットショップでも、運営に必要な基本機能はひと通り揃っています。海外発の無料ネットショップには、基本機能として多言語・多通貨への対応や海外発送が備わっているものもあり有用です。SNSやSEOとの連携を強化した機能や、分析レポート機能が充実しており、マーケティング戦略が立てやすいものもあります。EC-CUBEでは、プラグインを用いることで越境ECへの対応が可能です。
EC-CUBEと無料のネットショップの機能の違いにはほかにも、利用できる決済手段の豊富さがあります。EC-CUBEでは、決済手段をクレジットカード・電子マネー・キャリア決済・コンビニ決済・バーコード決済・代引き払いから選択が可能です。決済手段が多様化している近年、ネットショップ運営において、幅広い決済手段を揃えておくことは非常に重要です。決済手段の選択肢が少ないと、決済画面まで進んだものの、購入に至らないというケースになりかねません。無料ネットショップでは、選択できる決済手段に制限があることが多く、代引き払いは利用不可な点がEC-CUBEとの違いです。
◯カスタマイズの自由度の違い
EC-CUBEと無料ネットショップのもっとも大きな違いは、拡張性の高さやカスタマイズの自由度の高さにあります。無料ネットショップのデザインは、基本機能である無料や有料のデザインテンプレートのなかから気に入ったものを選び、ドラッグ&ドロップで直感的にカスタマイズすることができます。HTML・CSSの編集が可能なものもある一方で、オリジナリティの高いカスタマイズはできません。
EC-CUBEでは、各ページのHTML・CSS・JSの編集が可能なほか、商品ページだけでなく、カート周り・問い合わせページ・マイページや管理画面まですべてカスタマイズが可能です。既存のテンプレート以外にオリジナルのテンプレートも作成できるため、一定の知識や技術があれば、ネットショップ運営におけるあらゆる機能をカスタマイズできる点は、無料のネットショップとの違いです。EC-CUBEには、ネットショップ構築や運用保守を請け負うインテグレートパートナーが全国に存在しています。そのため、自社でネットショップ構築に関する専門知識に不安がある場合でも、自社ニーズに合わせたオリジナルのネットショップを作りこむことが可能です。EC-CUBEでは、社内の基幹システムなど外部システムと連携させることもできるため、BtoBのネットショップを運営する企業の場合、ネットショップの構築と合わせて社内の業務効率化を行うことができます。必要最低限の機能でネットショップを開始し、事業の成長に合わせて必要機能を随時カスタマイズしていくこともできる点は、EC-CUBE利用の大きなメリットといえるでしょう。
◯運用サポートの手厚さの違い
EC-CUBEは、純国産のサービスであり、日本でトップシェアを誇るネットショップ構築サービスです。公式情報も日本語で利用者同士の運用コミュニティも充実しているため、ネットショップ運用開始後の情報収集や問い合わせをスムーズに行うことができます。EC-CUBEはオープンソースのため、構築したネットショップは自社の資産となります。顧客の個人情報なども扱うネットショップ運営には、充分なセキュリティ対策が必要不可欠です。情報漏洩やサイバー攻撃は、信用問題につながりかねず、企業の存続にも大きな影響を与えかねません。EC-CUBEの開発・運用サポートを行うインテグレートパートナーは国内に約150社以上あり、EC-CUBEと提携して重要なアナウンスなどを先行して受け取っているほか、セキュリティ対策に関する講習も受講しています。セキュリティ対策や万が一のシステムトラブルの際にも、手厚いサポートが受けられるため、安心してネットショップ運営を行うことができます。
無料ネットショップでは、サーバーを用意する必要がなく、アプリ上で簡単にネットショップの構築や運営ができるため、使いやすい点が魅力です。一方で、大手の無料ネットショップなどは海外発のものも多く、公式情報が英語であったり、翻訳がしてあっても日本語の情報と比べてわかりにくいこともあります。社内のネットショップ運用担当者に英語への苦手意識がある場合は、とくに問い合わせや情報収集が行いにくく、システムトラブル発生時は解決までに時間がかかる恐れもあります。無料ネットショップの問い合わせ対応は、チャットボットやメールが基本で電話窓口がない場合がほとんどです。無料ネットショップは、ネットショップの構築・運用が行いやすい設計となっている反面、万が一の際に自力で解決を求められることが多い点は、利用前に認識しておく必要があります。
EC-CUBEでは、構築したネットショップが自社の資産になる点も、無料ネットショップとの違いです。無料ネットショップでは、サービスが終了した場合はネットショップを強制的に閉鎖し、ほかのサービスで一から構築をし直す必要があります。また、無料ネットショップは、売上の規模に応じて販売手数料が引かれるため、売上規模が小さな間は、コストが少なくメリットも大きいですが、事業や売上規模の拡大に応じて、乗り換えの検討が必要となる場合もあります。ネットショップの乗り換えには、予想以上の手間や負担がかかるため、ネットショップ引っ越しサービスが利用されるケースも少なくありません。EC-CUBEであれば、標準機能だけでネットショップを開始し、事業の拡大に応じて必要な機能を追加していくことが可能です。ネットショップの乗り換えが不要な点は、将来的な運用コストの削減に大きなメリットがあります。