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EC-CUBEコラム

EC-CUBEが選ばれる理由とは?ノーコードで構築されたECサイトとの違いに注目

ノーコードで構築されたECサイトや、オープンソースのEC-CUBEは、ECサイト構築ツールとして高い人気を誇ります。どちらもプログラミングの専門知識がなくてもECサイトが構築できるメリットがありますが、カスタマイズの自由度や運用サポートの内容には大きな違いがあります。この記事では、ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEの違いや、 EC-CUBEが選ばれる理由をご紹介します。

 

◎ノーコードで構築されたECサイトが注目される背景

近年、ノーコードで構築されたECサイトを構築する企業が増加しています。ノーコードとは、ソースコードを使わずにECサイトが構築できる手法のことです。これまでは、HTML・JavaScript・CSSなどのプログラミングの知識がなければECサイトの構築が行えませんでした。大企業では、内製によるECサイトの構築が可能な場合もありますが、中小企業では多くの場合、外部委託で一からECサイトを構築する以外に手段がなく、多くの時間やコストがかかることが課題とされてきました。ECサイトは、運用を開始した後に業界や自社の慣習・ビジネスの状況に合わせて機能の追加が必要となる場合があります。
 
ECサイトの構築を一から専門業者に委託する場合、機能の追加を行うことでコストがさらに膨らむ可能性も否めません。ノーコードで構築されたECサイトであれば、一からECサイトを構築するフルスクラッチ型と比べ、小規模かつ低コストでECサイトの構築が実現可能です。ノーコードで構築されたECサイトは、プログラミングなどの複雑な専門知識やソースコードを書く必要がなく、ブラウザ上で直感的な操作ができるため、最低限の人員でスピーディーなECサイトの開発ができる点も魅力といえます。社内にエンジニアがいない、ECサイト構築に多くの予算を立てることが難しい企業でも、気軽に小規模からECサイトを開始でき、ECサイト構築にかかるコストやリリースまでの時間も大幅に削減できます。
 
ビジネス環境の急速な変化やユーザーニーズの多様化により、ノーコード開発市場は拡大を続けており、その市場規模は今後も成長していくと予想されています。実は、日本でも知名度の高いShopifyやBASEもノーコードツールです。Shopifyは世界175ヵ国以上で利用され、BASEも日本国内で190万ものECサイトが開発されています。
 

ノーコードで構築されたECサイトが注目される背景

◎ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEの機能面の違い

ノーコードで構築されたECサイトと比較対象になりやすいECサイトの構築方法に、EC-CUBEがあります。EC-CUBEとは、ECサイト構築に特化したオープンソースのことです。EC-CUBEでは、ECサイト構築に必要なソースコードを一般公開しており、誰でも無料でダウンロードしECサイトの構築を行うことができます。EC-CUBEは、ソースコードの改変に制約がなく、自社のビジネスモデルに合わせて自由にカスタマイズできることから人気の高いツールです。ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEは、どちらも高度なプログラミングの知識がなくてもECサイトが構築できるツールですが、いくつか大きな違いもあります。
 
EC-CUBEは、日本市場に特化した国産のプラットフォームです。月商1,000万円以上のネットショップ利用数1位を獲得するなど、国内トップシェアを誇ります。EC-CUBEでは、決済画面やマイページを含め、管理画面・ショッピングカート・配送サービス・販促や分析機能など、ECサイトを構成するすべての要素を自由にカスタマイズすることが可能です。ECサイトのデザインに利用するデザインテンプレートが豊富なほか、カスタマイズに必要な拡張プラグインは1,100種類以上が用意されています。業界業種に関わらず、自社のこだわりに合わせてECサイトのデザインや機能を自由にカスタマイズできるため、特殊な販売形態であっても対応しやすい点が魅力です。
 
EC-CUBEとノーコードで構築されたECサイトの大きな違いのひとつに、カスタマイズの自由度があります。ノーコードで構築されたECサイトはプログラミングの知識がなくても簡単にECサイトが構築できる一方、EC-CUBEと比べてカスタマイズの自由度が低くなります。ノーコードで構築されたECサイトは、ある程度テンプレートの型が決まっており、既存機能の内容や後から追加できる機能に制限が多くあります。ECサイトは、自社商品やサービスの顔となる重要な要素です。ECサイトのデザインや、UIとなるデザインテンプレートの自由度の低さは、競合他社との差別化や自社ブランディングの効果を左右しかねません。季節やキャンペーンごとにECサイトのデザインを変更したり、ユーザーからUIについて改善の要望があっても、ノーコード製では対応できる範囲に限りが生じる可能性があります。EC市場の競争が激化している現在、UIの低いECサイトはすぐに離脱されてしまうほか、再訪問率の低下や売上の減少に直結する恐れがあります。ノーコードで構築されたECサイトのカスタマイズ性の高さは、選定するECサイトによって異なるため、自社サイトに必要な機能や、拡張が見込まれる機能を事前に考えておく必要があります。
 

ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEの機能面の違い

◎ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEのセキュリティ面の違い

ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEには、セキュリティや運用サポートに関する違いもあります。ノーコードで構築されたECサイトには、海外製のツールも多く存在します。日本で知名度の高いShopifyのようなサービスであっても、海外製ツールの公式情報は基本的に英語です。そのため、ノーコードで構築されたECサイトの構築時や利用時の不明点は、ECサイトの運用担当者がインターネットやYouTubeを使って英語で情報収集をしたり、マニュアルを翻訳して対応する必要があります。顧客情報も扱うECサイトでのトラブル発生時は迅速な対応が求められるため、EC運用担当者にとって大きな負担になりかねません。
 
EC-CUBEは、国産のオープンソースのため、公式情報を含め日本語での情報が充実しています。日本国内には、登録者8万人を越える開発コミュニティや、国内8地域でEC-CUBEを導入しているユーザーグループも存在し、情報交換が活発に行われています。EC-CUBEのよくある質問をまとめたWebサイトや利用者ブログも多く、セミナーやイベントも開催されています。必要な情報に日本語ですぐアクセスできる環境が整っている点は、ノーコードで構築されたECサイトとの違いといえるでしょう。EC-CUBEには、ECサイトの構築・運用サポートを専門に行うインテグレートパートナーが国内に約150社以上が存在しています。ソースコードが一般公開されているオープンソースは、セキュリティが脆弱になりやすいといわれることがありますが、運用サポートを専門家に外部委託することで高度なセキュリティを実現できます。
 
ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEの違いにはほかにも、プラットフォームへの依存度があります。ノーコードで構築されたECサイトは、対象のノーコードツール上にあらかじめ用意された機能を組み合わせてECサイトの構築を行います。構築したECサイトは、ノーコードを提供する企業のフォーマットに依存するほか、別のベンダーへの引継ぎができない場合がほとんどです。そのため、万が一ノーコードで構築されたECサイトのサービスが終了してしまった場合は、ECサイトを強制的に閉じ新たなサービスを探して一からサイト構築を行う必要があります。ECサイトの急な閉鎖は、ビジネスにとって大きな機会損失となりえます。EC-CUBEは、ECサイトの構築環境を外部ベンダーに依存しません。ECサイト運営において蓄積されたECデータや顧客データは、すべて自社の所有物であり資産となります。
 

ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEのセキュリティ面の違い

◎オリジナルのECサイト構築にはEC-CUBEが最適

EC-CUBEは、ノーコードで構築されたECサイトと比べて独自性が高く、自社のニーズに合わせてオリジナリティのあるECサイトを構築することができます。EC-CUBEは、プログラミングに関する高度な知識がなくてもECサイト構築が可能ですが、構築や運用サポートは専門業者に委託するのが最適です。自社のECサイト構築の目的や要望を洗い出してから専門業者に依頼することで、クオリティの高さだけでなく、自社の業務フローにあったECサイトが構築できます。EC-CUBEで構築したECサイトは、自社の資産となります。
 
EC-CUBEには、EC-CUBEに関する知識やノウハウを共有するパートナー制度が存在しています。YTC・PLUSは、神奈川県最上位ランクであるシルバーランクのEC-CUBE認定パートナーです。これまで業界業種を問わず、さまざまな企業のEC-CUBE構築に携わってきた実績があります。YTC・PLUSでは、対面による丁寧なヒアリングを大切にし、ECサイト構築の目的を把握した後、デザインや構築など、それぞれの専門家がお客さまのECサイト構築を行います。また、構築だけでなく、運用サポートが充実しているのも大きな特徴です。万が一のトラブル発生時だけでなく、日々ECサイトを運用するうえでの困りごとにも対応できる環境が整っており、安心してECサイト運用を行えます。ECサイトの構築から運用まで、徹底したサポートが受けられるのが魅力です。
 

オリジナルのECサイト構築にはEC-CUBEが最適

◎まとめ

ノーコードで構築されたECサイトとEC-CUBEの違いに、カスタマイズの自由度や運用サポートがあげられます。EC-CUBEは、ECサイトを構成するすべての要素を自由にカスタマイズすることが可能です。EC-CUBEを利用したECサイトの構築は、EC-CUBE認定パートナーであり、神奈川県最高ランクを保持する当社へ、お気軽にお問い合わせください。
EC-CUBEが選ばれる理由とは?ノーコードで構築されたECサイトとの違いに注目