EC-CUBEコラム
EC-CUBEの運用に欠かせないブランディング力を高めるポイント
ブランディングとは、企業や販売商品のイメージや付加価値を作り上げる活動全般を指します。ECサイトが乱立している現代において、ブランディングを高めるマーケティング戦略こそがECサイト運営成功の鍵となってきます。この記事では、オープンソースコードを利用したECサイトプラットフォームEC-CUBEの豊富なプラグインと自由度の高いカスタマイズで、ECサイトのブランディングのポイントをご紹介します。
目次
◎ECサイト運営におけるブランディングの重要性
ECサイト運営におけるブランディングとは、顧客が商品購入を考える際に自社で販売している商品やブランドを連想する機会を増加させるように、ECサイトや商品イメージをカスタマイズするマーケティング戦略です。このジャンルであればこのECサイト、このブランドと顧客がイメージできるECサイトのポジションを確立する活動全般がブランディングにあたります。販売商品やブランドそのものでいうと、機能や価格をPRするよりも、購入までに顧客が体験するストーリーや購入後の付加価値をより鮮明にアピールすることが、ブランディングを高めるポイントとなります。
2024年現在、ECサイト市場は需要が多いものの供給過多ともなっています。他社のECサイトをブランディングにより、いかに差別化できるかがECサイト運営を成功させる大切な第一歩となっています。2025年中には、BtoCのECサイト市場は25兆円を超えるともいわれています。ECサイト市場は規模が大きいだけあり参入企業も多く、良い商品を良いサービスで販売・提供するだけでは生き残ることはできません。類似商品を販売する競合他社が無数に存在することを念頭に置いた販売戦略が必須の時代です。その販売戦略の鍵がブランディングです。ECサイトのブランディングを高めることは、顧客の生活に販売商品やブランドストーリーを浸透させることができます。生活に浸透した販売商品やストーリーはECサイトのリピーター確保につながります。
大手ECサイトを含め、ブランディングによって競合他社といかに差別化するかがECサイト市場を生き残る第一歩であり、最重要ポイントといっても過言ではありません。ブランドストーリーの浸透には世界観が統一され、かつUIが優れていて管理がしやすいシステムの導入が必要です。EC-CUBEであればベンダー企業に依存せずともこれらの要素を叶えることができます。
◎ECサイト運営でブランディングを高める要素
ECサイト運営のブランディングを高めるためには、どのような要素が必要なのでしょうか。販売商品をターゲット層に届けるため、また継続的な顧客獲得とブランドイメージの拡散、定着のためにとくに重視しなければならい大切な要素が3点あります。
〇ブランドアイデンティティの設定
ブランドアイデンティティとは顧客に持って欲しいブランドイメージを指します。すでに顧客が持っているイメージではなく、このようなイメージを持って欲しいという明確な核を持ち、ECサイトのイメージを構築していくことが重要です。そのためには、ECサイトを訪問した顧客に受け取られるイメージがサイト全体を通して統一されている必要があります。販売商品やブランドにとって譲れない価値観はどこにあるのか、企業理念の顧客へのアピール方法など、ECサイトを一見した顧客にどのようなイメージを持って欲しいのか社内で認識合わせを行います。顧客に伝わるブランディングイメージを高めたECサイト運営に結びつけることが重要です。
〇競合他社と差別化するための分析
競合他社のECサイトと自社のECサイトの立ち位置をマッピングして明確にしましょう。まずは、自社のECサイトや販売商品が他社よりも優れている部分やウィークポイントを把握します。そのうえで、弱みを克服し強みをより効果的にアピールするストーリーを顧客に認知させるECサイト運営を目指します。価格帯、ターゲット層、流入経路など細部に渡る分析により、顧客が何を求めているのか、セグメントしたターゲット層にはどのようなブランディングが響くのかを認知度向上に関するアクションの前に設定する必要があります。競合他社よりも優れたカスタマーエクスペリエンスを目指したECサイト構築が、ブランディングを高める要素となります。
〇継続的なブランディングによるイメージの定着
継続的な市場の分析をブランディングに反映させるために、取扱商品や自社ブランドに最適なプラグインを選択し、ECサイトをカスタマイズできるシステムの導入が適しています。EC-CUBEであれば、オープンソースでサイト構築ができるため、ベンダーに依存せず自社の最適なペースでECサイトの更新が可能です。ブラグインは1,500以上にも及び、必要な機能を揃えたうえで自社ブランドやターゲット層に最適なブランディングを具体化できます。ECサイトの第一印象やUIはブランドイメージを決定づける重要なポイントです。顧客自身にマッチしている心地よい印象、ブランドストーリー、製品の理念など、受け取って欲しいメッセージやイメージをECサイトの構成を通じて伝えることは、ブランディングイメージを高める大切な要素です。
◎ブランドロイヤリティで差別化の促進
ブランドロイヤリティとは顧客から見たそのブランドの特別性を現すものです。類似商品を販売している競合他社のECサイトよりもこのECサイトから購入したいと思える心理、同一ジャンルの商品でもこのブランドの商品が欲しいと感じる心理を指します。ブランディングによるイメージを定着させつつ、更なる価値向上のために、競合他社と比べてどの程度浸透しているのかの定点ウォッチは欠かせません。認知度が高いのであれば競合他社より需要が多く、売上アップにつながる可能性が高くなります。認知度が低くても差異が際立つブランディング戦略ができていれば、コアで高単価なリピーターの獲得につながります。ECサイトを訪れる顧客や販売商品が、競合他社と比較してどのような拡散や認知のされかたをしているのか傾向を細かく分析し、顧客のニーズやトレンドに合わせた素早いブランディング戦略の練り直しが、継続的な売上アップやECサイトの認知度向上につながります。
◎ECサイト構築はカスタマイズに強いEC-CUBE
自社の理念やブランドストーリーが表現できる自由度の高いECサイト構築と、継続的に最適なタイミングでECサイトのカスタマイズが可能なEC-CUBEであれば、高度かつタイムリーなブランディングが実現できます。EC-CUBEには多彩なテンプレートが用意されています。幅広い顧客層に響くカスタマイズや、自社が獲得しているコアな顧客に適したデザインなど、多様なブランディング戦略にマッチしたECサイト構築が可能です。
販売形態の自由度が高いこともEC-CUBEの特徴です。具体的には、LP型カート、予約システム、ECモールや社内販売、オムニチャネル等実装されており、多種多様な業態と顧客のニーズにマッチしたECサイト構築が可能です。EC-CUBEには豊富なプラグインが用意されており、かつ外部APIとの連携ができます。自社ですでに構築されている基幹システムとの併用で顧客データや実店舗とのデータ連携を可能にし、競合他社の強みを抜くUIの構築や分析、カスタマイズの選択肢が無限大です。このように、EC-CUBEであれば多彩なテンプレートとプラグインにより、競合他社と差別化を実現することができます。
また、管理のしやすさもEC-CUBEの大きな魅力のひとつです。EC-CUBEは日本発のプラットフォームなので、管理画面も日本語で構成されおり操作しやすい画面構成になっています。管理をする側のユーザビリティの高さは業務負荷軽減とコストカットにもつながります。EC-CUBEで作成したシステムは自社で知財化された管理ができるため、ECサイト運営における大きな資産となります。より専門的なECサイト構築をしたい場合は、パートナー企業との連携を視野に入れたECサイト構築にも対応できます。EC-CUBEでのECサイト構築は、オープンソースコードという共通言語を使用している特性上、パートナー企業と連携するハードルが通常のプラットフォームよりも低い状態からスタートすることができます。EC-CUBEのパートナー企業数は150社以上あります。新規ECサイトの立ち上げを自社スタッフだけで担う余裕がない場合はパートナー企業との連携や、公式構築相談サポート「EC-CUBEアドバイザー」を活用できます。ECサイトの運営に何が必要で、どのような会社がパートナーとして最適なのか、さまざまな問題の解決につながる提案が可能です。
自社のECサイト運営においてブランディングと同様に重要視される点がセキュリティ対策です。ブランディング要素を高めて顧客満足度の高いUIが実現できたECサイト構築をしても、安全性が担保できない運営では顧客の信頼を失いかねません。株式会社イーシーキューブではISMS(ISO27001)認証取得済みで、セキュアな運営が可能です。徹底した情報開示をモットーとし、本体開発セキュリティ対応ノウハウ、脆弱性情報はすべて公開されています。オープンソースコードを使用しつつセキュアな運営を実現できるEC-CUBEは、ブランディングを高めるためのカスタマイズと、自社のセキュリティ基準にフィットしたECサイト構築の両立が叶います。
安全性を保ちつつ自在なカスタマイズでブランディングを高めるECサイト運営ができるのは、日本で1番選ばれていて、サポート体制が厚いEC-CUBEならではの強みです。2006年にEC-CUBEが誕生して以降、35,000店舗以上のECサイトを作り出しています。実績数が豊富なオープンソースプラットフォームならではの安心感とセキュアな環境で自社のブランディングを最大限に高め、顧客満足度の高い安定的なECサイト運営が実現できます。
◎まとめ
ECサイト運営において安定的な売上を確保するためには、ブランディングによる認知度の向上とコアな顧客を獲得する戦略が欠かせません。豊富なプラグインから機能選択可能なプラットフォームサービスであるEC-CUBEで、安全性を保ちつつブランディングが確立されたサイト運営を実現できます。当社は、神奈川県で最高ランクのゴールドランクのEC-CUBEインテグレートパートナーです。ECサイト構築に関することは、お気軽にお問い合わせください。