ホームページ制作やWebマーケティングを行っているWeb制作会社の新たな事業展開として、ECサイト構築を検討する場合があります。ECサイト構築では、構築に利用するプラットフォームがWeb制作会社の特徴や強みとなるため、プラットフォームの選定が重要です。この記事では、ECサイト構築にEC-CUBE導入が最適な理由や、EC-CUBEのパートナー制度に参加するメリットをご紹介します。

 

Web制作会社は、企業や個人のホームページ、コーポレートサイトなどWeb制作を主体の事業として行っています。またマーケティングやブランディングなどのサポート、SNS運用、Web広告の出稿など、Webに付随した提供サービスは多岐に渡ります。近年では、ネットショッピングの需要に伴い、EC事業に参入する企業も増加傾向にあるため、クライアントから「ECサイトを構築したい」と相談を受けることもあるでしょう。

 

EC市場規模は拡大傾向にあるため、これまでECサイト構築を行っていなかったWeb制作会社でも、新たなサービスとしてECサイト構築を行うことにより、新たな事業展開が期待できます。ECサイトの運営は、実店舗よりも気軽にはじめられます。ECサイトは、家賃や人件費などのランニングコストを削減できるなど、多くのメリットがある事業です。制作方法としては、Amazonや楽天といったECモールに出店する場合と自社独自のECサイトを構築する場合があり、ECモールへの出店支援をサービスとして提供することが可能です。

 

しかしECモールへの出店は、手数料などコストがかかる、ライバル店との価格競争などが発生するといったデメリットがあります。そのためECモールに出店しても、新たに自社ECサイトを構築する場合が多いです。このような理由から、ECサイト構築の需要は増大しているため、Web制作会社がECサイト構築を行行うと、新規事業として業務の幅が拡大するでしょう。

 

ECサイト構築に利用できるプラットフォームにはいくつかの種類があり、構築に導入するプラットフォームを選定する必要があります。ASP型は、ECサイトを構築することなく、すぐにECサイトを開設できる方法です。ASPの代表的なサービスには、カラーミーショップやMakeShop、Syopifyなどをあげられます。ASP型は、気軽にはじめられて保守管理などの運用も不要な一方、利用料などのコストが発生するほか、拡張性にも限界があるプラットフォームです。

 

オープンソースは、公開されているソースコードを利用して構築する方法です。オープンソースの代表的なサービスには、EC-CUBEやmagento、WelCartなどがあります。カスタマイズができるため拡張性が高いプラットフォームですが、構築や開発に関する知識が必要です。パッケージは、ECサイトの基本機能がパッケージ化されているプラットフォームです。コマース21やecbeingなどの代表的なサービスがあります。カスタマイズできるため拡張性が高い方法ですが、初期費用やカスタマイズにかかるコストが高いといったデメリットがあります。

 

ECサイト構築には、既存のプラットフォームを利用せずに、ゼロから独自開発を行うフルスクラッチと呼ばれる方法があります。機能やデザイン、すべて自由に設計することが可能ですが、構築に時間がかかることや高いコストが発生する点を覚えておきましょう。

 

Web制作会社でECサイト構築による事業展開を検討する場合、どのプラットフォームを用いてECサイト構築を行うか悩まれるかもしれません。クライアントがECサイト構築を外部業者に依頼するのは、EC構築のスキルや知識を満たしていない、自社の特徴を活かしたオリジナル性が高いECサイトを制作したいなど、自社で制作するのが難しい理由があげられます。ASP型といった個人が使いやすいプラットフォームやコストがかかるフルスクラッチなどよりも、オープンソースやパッケージなど、カスタマイズ性の高いプラットフォームを利用したECサイト構築がおすすめです。クライアントのニーズに合わせたECサイトに仕上がることで、売上アップが見込めます。

 

数多くあるECプラットフォームのなかでも、ECサイト構築による事業展開に最適なのがEC-CUBEです。EC-CUBEは17年の歴史がある、国産のECオープンソースです。EC-CUBEは国内トップシェアを誇るオープンソースで、月商1,000万円以上のネットショップのなかでも1番利用されています。EC-CUBEが高い人気を誇るのには理由があります。EC-CUBEの特徴は、オープンソースとパッケージのハイブリッド型により、カスタマイズ性の高さと低コストを実現している点です。EC-CUBEは、ECサイト構築に必要なショッピングカート機能や会員機能、商品管理機能などが搭載されているパッケージをオープンソースとして提供しています。EC-CUBEのダウンロード版は無料でインストールできるため、コストを抑えて構築することが可能です。基本的な機能は始めから実装されているため、EC-CUBEを利用することでEC構築にかかる時間やコストを抑えられます。

 

EC-CUBEは、豊富なプラグインやデザインテンプレートが揃っているため、機能やデザインを容易にカスタマイズすることが可能です。EC-CUBEのプラグインにはない機能やオリジナルのデザインを実装したい場合は、ソースコードをカスタマイズすることで実装ができます。理想通りのECサイト構築を行えるカスタマイズ性の高さは、EC-CUBEが多くのネットショップに選ばれている理由のひとつです。EC-CUBEは、国産のオープンソースなので国内の利用者が多いため、EC-CUBEで構築していく際の疑問点や問題の解決方法を探すことが可能です。EC-CUBEの開発コミュニティやパートナー制度を用いて、EC-CUBEの開発や構築に関する情報を得られます。

 

EC-CUBEには、開発元の株式会社イーシーキューブが行っているパートナー制度があります。EC-CUBEを利用するEC関連サービス事業者とパートナー契約を結ぶことで、開発元と事業者の双方にメリットを生み出すパートナーシッププログラムです。EC-CUBEパートナーへの登録は無料で、1,700社以上の企業がパートナー企業として登録しています。EC-CUBEパートナーに登録すると、パートナー限定の情報を得られたり、セミナーやイベントに参加できたりといった特典があります。またEC-CUBE公式サイトの構築事例一覧ページに、構築したECサイトの事例を掲載できるため、実績をアピールすることが可能です。またEC-CUBEのオフィシャルストアでプラグインを販売することもできます。

 

EC-CUBEパートナーには、EC-CUBEの構築や開発を支援するインテグレートパートナー、EC-CUBEをインストールする環境やサーバーを提供するホスティングパートナー、EC-CUBEと連携するプラグインを提供するアライアンスパートナーという3つのパートナー制度があります。EC-CUBEの構築や開発を行うWeb制作会社は、インテグレートパートナーに参加することで、さらにビジネスの幅を広げることが可能です。現在約170社がインテグレートパートナーとして登録しています。インテグレートパートナーに登録するには、EC-CUBEパートナーへの登録後パートナーサイトから申し込みする必要があります。初回は登録料が発生しますが、更新料は必要ありません。

 

EC-CUBEのインテグレートパートナーに参加するなら、ビジネスの拡大につながるさまざまなメリットが得られます。インテグレートパートナー限定のセミナーやイベントに参加したり、補助金や助成金などの導入診断チェックツールといった限定特典を利用できます。これらの特典やパートナー限定の情報を活用して、EC-CUBEの構築や開発に役立てることが可能です。インテグレートパートナーに登録すると、EC-CUBE公式サイトに専用パートナーページを設置でき、EC-CUBE構築の実績や得意分野、受注金額の目安などを紹介して、自社のアピールできます。EC-CUBEの公式サイト訪問者は、専用のお問い合わせフォームから直接インテグレートパートナーへ相談できるため、案件の受注にも効果的です。株式会社イーシーキューブが受けた相談やお問い合わせの案件を紹介される場合もあります。

 

EC-CUBEのインテグレートパートナーには、パートナーランクシステムがあり、EC-CUBEの普及や促進につながる活動に応じたランクが適用されます。EC-CUBEの構築実績やデザインカスタマイズ、機能カスタマイズ、プラグインカスタマイズ、コミュニティの発展への貢献など、EC-CUBEに関する実績や活動に応じてバッジが付与されます。バッジの数が増えるとランクアップするシステムです。ランクシステムを活用することにより、EC-CUBEに関する自社の実績をアピールし、クライアントへの信頼度向上につながります。

 

Web制作会社が新たな事業展開としてECサイト構築を検討しているなら、国内で1番選ばれているECプラットフォームEC-CUBEが最適です。EC-CUBEパートナーに登録することで、ビジネスの幅が広がります。YTC・PLUSは、EC-CUBEの登録パートナー企業として、EC-CUBEの構築や開発を行っています。EC-CUBEに関するお問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。