EC-CUBEコラム
オープンソースのECサイト構築サービスを比較! EC-CUBEが最適な理由
ECサイトを構築する際は、どのようなECサイトにしたいかだけでなく、スキルやコストなどもふまえて選択しなければなりません。オープンソースは、カスタマイズ性が高く、コストを抑えて作成できるECサイト構築です。この記事では、オープンソースを使っているECサイト構築サービスを比較して、サービスの選び方やEC-CUBEが最適な理由をご紹介します。
◎ECサイトを構築する方法
ECサイトを構築する方法は、大きく分けて5つあげられます。まずは、モール型というAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなど、複数のショップが集まる大きなモールに出店する方法です。ECサイトを立ち上げる必要がないため、誰でも簡単にネットショップを持つことができますが、手数料がかかることやカスタマイズ性が低い、価格競争が生じてしまうといった特徴があります。
次は、ASPカート型と呼ばれる方法です。ASPカートとは、ECサイトの運営に必要な機能が提供されているシステムのことをいいます。プラットフォームをレンタルしてECサイトを構築するため、サーバーが必要ありません。あらかじめ用意されたデザインや機能を選んで構築できるので手軽にはじめられますが、手数料や月額料が発生するサービスが多いです。
オープンソースは、公開されているソースコードをサーバーにインストールしてECサイトを構築する方法です。デザインや機能をカスタマイズしやすいという特徴があります。CMSとも呼ばれるパッケージ型という方法は、ECサイトのベースがパッケージ化されており、機能やデザインを追加してECサイトを構築していきます。
最後は、ゼロから開発を行うフルスクラッチ型という方法です。イチからECサイトを構築するため自由度は高いですが、プログラミングの知識やスキルが必要で、外部に委託する場合は高額になることがあります。
◎オープンソースでECサイトを構築するメリットデメリット
「デザインや機能などのオリジナル性が高いECサイトを作りたい」「ひと通り商品を出品できればいい」など、どんなECサイトを作りたいかによって、相性の良い構築方法が異なります。ECサイトを構築する際の初期費用や手数料などのランニングコストも検討しましょう。
オープンソースは、コストを抑えつつオリジナル性の高いECサイトを構築するのに最適な方法です。オープンソースでECサイトを構築するメリットとなるのがコスト面です。ソースコードが公開されているオープンソースは、無料でインストールできるサービスが多く、ECサイト構築のイニシャル費用を抑えられます。またオープンソースは、テンプレートではなくソースコードを使ってECサイトを構築するため、デザインや機能などの自由度が高く、ほかのECサイトとの差別化を図りやすい構築サービスです。さらにプラグインなどの拡張機能が多いため、幅広い商材や店舗に適用しやすく、必要に合わせて機能を加えられるという点もメリットとなります。
一方オープンソースには、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットのひとつは、ソースコードが公開されているため、ソースコードの脆弱性をついて攻撃されるというセキュリティ面のリスクです。ECサイトを構築する際は、セキュリティ対策の知識を持って正しい対策を行う必要があります。また、ソースコードを使ってECサイト構築を行うので、プログラミングに関する知識やスキルが必要になります。
◎主なECサイト構築サービスの比較
オープンソースのECサイト構築サービスには、日本国内向けや海外向け、また誰でも使用しやすいサービスからスキルがないと扱いにくいサービスまで、多種多様なサービスが揃っています。
日本国内でのシェア率がトップのオープンソースは、EC-CUBEです。EC-CUBEは、ECサイト特化型のサービスで、国産のオープンソースとして全国で35,000を超えるネットショップで使用されています。EC-CUBEの特徴は、日本発のサービスなので構築や開発のための環境が整っており、導入しやすいという点です。ECサイトを作るための決済やカート機能、会員機能、商品管理機能など必要な機能が揃っているため、設定を行うだけで実装することができます。機能を追加したいときは、800種類以上あるEC-CUBEプラグインを活用したり、デザインテンプレートを活用したりすることによって、オリジナル性の高いECサイトを構築することが可能です。
大手のレンタルサーバーでは、管理画面からEC-CUBEをインストールできるサービスもあるため、手軽に導入することができます。EC-CUBEによるEC構築を行っている制作会社は数多くあるため、外部にECサイト構築を依頼する際にも活用しやすい構築サービスです。
世界でのトップシェアを誇るオープンソースのサービスは、Adobe Commerce(Magento)です。もともとMagentoという名称で広く浸透していましたが、2021年にAdobe Commerceと名称を変更したオープンソースサービスになります。Adobe Commerce(Magento)は、アメリカ発のECサイト特化型サービスで、世界中のネットショップで利用されています。Adobe Commerce(Magento)は、グローバル対応しているオープンソースなので、日本から海外向けに商品を販売している越境ECに強いという点が特徴となっています。多言語対応や外貨対応が可能で、海外向けのデザインテンプレートやプラグインなどが充実しています。
また複数のサイトを運用できるマルチサイト機能やBtoB向けの機能もあるため、複数のターゲットへのビジネスや海外ビジネスを展開することも可能です。日本版の公式サイトはありませんが、日本語フォーラムによって日本語対応することができます。とはいえ、ECサイト構築や開発に関する情報は英語の方が多いため、サービスを利用する際はある程度英語力が必要となるでしょう。
ホームページやブログを構築するためのオープンソースWordPressを活用して、ECサイト構築を行うことができます。WordPress自体はECサイト用のオープンソースではないため、WelcartやWooCommerceなどのECサイト構築用のプラグインを追加してECサイトを構築します。
Welcartは、日本国内で人気の日本語対応しているプラグインです。WordPressにインストールすることで、カート機能や商品管理、在庫管理などECサイトに必要な機能を搭載することができます。すでにWordPressでホームページやブログを運営しているなら、Welcartを追加することでスムーズに導入でき、既存のアクセス数を維持したままECサイトを運営することが可能です。
ほかにも、世界中で使用されているオープンソースにはさまざまなサービスがあります。ECサイト特化型のPrestaShop やコンテンツ充実型のDrupal Commerce、一部日本語にも対応していて海外向けECの構築に向いているosCommerceなどがあります。またosCommerceから派生したZen Cartは、日本語対応していて販促機能が充実していますが、プログラミングの知識がないと設定が難しいサービスです。
◎オープンソースのECサイト構築はEC-CUBEが最適
オープンソースのECサイト構築サービスを選ぶ際は、カスタマイズ性の高さやコスト面だけでなく、トラブルが起きた時のサポート体制やセキュリティ対策なども考慮に入れて選ぶ必要があります。日本語対応のECサイト構築サービスを選べば時間をかけずに構築でき、ほかの人とサポートし合いながら運用することが可能です。
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発している国産のECサイト構築サービスです。日本語対応をしているので、日本向けのECサイトを構築する際におすすめのサービスです。日本国内でEC-CUBEを活用しているショップが多いため、使用者がブログやコミュニティなどで発信している情報が豊富にあります。そのため、構築時にトラブルが発生したときの解決方法など、情報を収集しやすい環境が整っています。EC-CUBE独自の制度としてあるのが、EC-CUBEでECサイトを構築している事業者とのパートナー制度です。最新情報やパートナーのみ知れる情報を得て、構築や開発、運用に活用することが可能です。
またEC-CUBEでは、セキュリティに関する情報を公開し、セキュリティを強化するための機能開発、安全性チェックツールやセキュリティサービスの提供といった対策を行っています。充実している基本機能や豊富なプラグインによるカスタマイズ性の高さだけでなく、サポート体制やセキュリティの点でも安心して利用できるサービスです。
◎まとめ
オープンソースのECサイト構築サービスは、それぞれに特徴があります。日本国内向けのECサイトを構築する場合は、日本でトップシェアを誇るEC-CUBEが安心です。YTC・PLUSでは、EC-CUBEを活用したECサイト構築を行なっています。神奈川県で最上位ランクのEC-CUBE認定パートナーとして、ECサイト構築から集客をアップさせるSEO対策まで行っています。EC-CUBEによるECサイト構築のご相談は、当社までお気軽にお問い合わせください。