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EC売上アップ術

◎第43回 Googleショッピング広告とは?ECサイト事業者のための広告運用活用術

ECサイトの認知度向上や潜在顧客の獲得には広告配信が有効です。この記事では、ECサイトの売上をアップさせるGoogleショッピング広告の活用術をご紹介します。
◎画像や価格が検索結果に表示されるGoogleショッピング広告
Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果画面に表示される広告のことを言います。検索結果画面の最上部に商品の画像や価格が表示され、広告をクリックするとECサイトに遷移できる仕組みになっています。広告の掲載優先度は、検索ワードとの関連度の高さや広告主であるECサイト事業者の入札額に応じて決まります。
 
ECサイト事業者からGoogleへの支払い方法は、PPC(Pay Par Click)方式を採用しています。PPC方式では、ユーザーがクリックした分だけ広告主に支払いが発生します。クリック単価は広告主が決めることができ、Googleショッピング広告では最低1円からでも入札できます。しかし実際には、商品の種類や価格帯によって異なりますが、1クリックあたり10~30円の入札が相場とされています。

画像や価格が検索結果に表示されるGoogleショッピング広告
◎ECサイト事業者がGoogleショッピング広告を掲載するメリット
Googleショッピング広告は、検索画面の最上部に広告が表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいのが最大のメリットと言えるでしょう。また、広告は特定のキーワードで検索したユーザーに向けて表示されるため、元から購買意欲の高い層にリーチしやすい特徴があります。
 
Googleショッピング広告には、画像や値段が表示されています。それを閲覧した上でクリックしECサイトに移動しているため、ユーザーは購入意欲が高いことが見込まれます。そのため高いコンバージョン率が期待でき、ECサイトの売上アップにつながりやすいと言えます。

ECサイト事業者がGoogleショッピング広告を掲載するメリット
◎ECサイトの売上アップにつながるGoogleショッピング広告の活用法
ECサイトの売上アップのためには、基礎となるGoogleショッピング広告のフィード設定やタイトルの決め方がポイントになります。
 
〇フィード情報の設定を工夫する
フィードとは価格や画像、在庫情報などの商品情報が含まれるファイルを指します。ECサイトの売上アップにあたり、フィードをいかに細かく作り込むかが重要となります。まずフィードの内容は、ECサイトの内容に即した常に最新情報に設定しておきましょう。例えば、広告では「在庫あり」と表示されていたのにECサイト側では在庫なしとなっていた場合、ユーザーのECサイトに対する信頼を損ないかねません。Googleショッピング広告では、フィードのデータを30日ごとに更新する必要があり、30日を越えると有効期限が切れたと見なされ広告の配信が停止されます。
 
Googleショッピング広告に掲載する画像にもひと工夫が必要です。ユーザーは広告の画像をじっくりと丁寧に見ることはありません。ひと目でユーザーが欲しい商品だとわかるよう、余計な撮影小物や背景を入れない商品のみのシンプルな画像がおすすめです。フィードの商品情報は、必ず登録しなければならい必須項目と任意で登録できる推奨項目にわかれます。検索結果に表示されやすくなるよう、推奨項目もできるだけ設定するようにしましょう。
 
フィードの設定項目のなかでも、特に商品タイトルは配信ロジックへの影響が大きく、ほかの競合ECサイトと比較して差別化を図りやすい項目です。ECサイトの売上アップのためには、フィードの内容を常に更新、細かく設定する必要があります。しかし、数多くの商品を取り扱うECサイトにおいて1つひとつ商品のフィード管理を手作業で行うのは工数と労力がかかります。そこでフィード管理サービスの導入を検討するのも1つの手です。広告運用を知り尽くした会社が、フィードの作成や運用を代行しています。
 
〇効果的な商品タイトルの付け方
商品タイトルの冒頭15文字に、1番入れたい情報を入れましょう。これは検索結果の表示画面ではタイトルの冒頭の15文字までしか表示されないためです。また、商品に関連するすべての属性をタイトルに入れてください。属性ごとに半角スペースを入れることで読みやすいタイトルになります。
 
例えば、ひとり暮らしに適したプロジェクターであれば〇〇(メーカー名、製品名)ひとり暮らし 小型 安い 」など、ひとり暮らしという、もっとも重要な属性を製品名の次に持ってきつつ、そのほかの「小型」や「安い」など細かい属性を入れていきます。一般的に細かなキーワードで検索をかけているユーザーほど、購入したい商品が既に具体的に決まっているのでコンバージョン率が高いと言われています。
 
商品タイトルは、全角75文字まで設定できます。検索画面での表示回数を増やすために、できるだけ属性を追加しましょう。どのような属性で商品が検索されているのかを調べる場合、Googleキーワードプランナーなどの検索キーワード選定ツールが役に立ちます。一方で注意しておきたいのが、「50%オフ」や「送料無料」など、直接の商品説明と関係のない宣伝は、Googleの規約違反と見なされるので、タイトルにこれらの文言は入れないようにしましょう。
ECサイトの売上アップにつながるGoogleショッピング広告の活用法
◎まとめ
Googleショッピング広告は、検索結果画面の最上部に商品の画像や価格が表示されるため、フィード設定やタイトル付けがポイントになります。Googleショッピング広告を有効活用してECサイトの売上アップに役立てましょう!
 
◎第43回 Googleショッピング広告とは?ECサイト事業者のための広告運用活用術