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EC売上アップ術

◎第39回 【Pinterest編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!

Pinterestは、画像を収集できるSNSサービスです。日本国内でもユーザー数が増えており、使い方次第ではECサイトへの誘導も可能です。この記事では、ECサイト事業者のための効果的なPinterestの使い方をご紹介します。
 
◎ECサイト運営にPinterestを取り入れるメリット
Pinterestとは、ピンと呼ばれる画像および動画の保存や、整理、共有ができるサービスです。ユーザーが画像や動画をアップして他者と共有するような従来のSNSの使い方とは少し異なります。
 
生活に役立つ、またはアイディアのインスピレーションとなるような画像をユーザー自身が検索し保存するのが主な使い方になります。Pinterestでは独自のアルゴリズムにより、ユーザーの興味関心に基づいたピンが表示されます。ユーザーがPinterestを使えば使うほど、よりパーソナライズされたピンが表示される仕組みとなっています。ECサイト事業者にとってはフォロワーの獲得に労力を割かずとも、ユーザーにリーチすることが可能です。
 
Pinterestのユーザーの行動には、ピンを発見するDiscover、保存するSave、ピンを参考に行動するDoの3ステップがあると言われています。ユーザー自身が能動的に情報収集をしていることから、 購買意欲の高いユーザーが多く、コンバージョンに至るまでの確率も高くなります。また、画像にURLを貼り付けるだけで簡単にECサイトに遷移できるため、ECサイトへの誘導が容易なのもメリットの1つです。

◎ECサイトを運営する上でのPinterestの活用ポイント
企業においても、Pinterestを活用することができます。アルゴリズムによって興味を持ったユーザーに閲覧されます。Pinterestの運用をはじめる際には、いくつかポイントがあります。
 
〇ビジネスアカウントを設定する
Pinterestには通常の個人アカウントとビジネスアカウントの2種類があり、ビジネスアカウントでも無料で設定できます。ビジネスアカウントにすることでECサイトの認証ができるようになり、アカウントのトップページにECサイトのURLを表示できます。1番手軽にECサイトへの誘導ができる方法なので、忘れずに設定を行いましょう。
 
ビジネスアカウントは、個人アカウントでは設定できないプロフィールカバーが設定できます。ECサイトで取り扱っているジャンルの商品が一目でわかるカバー画像を設定することで、ユーザーにアカウントを印象付けることができます。ほかにもビジネスアカウントでは、アナリティクスやリッチピンというECサイト事業者にとって便利な機能あります。
 
〇アナリティクスでアカウント分析を行う
アナリティクス機能では、ピンの保存率やクリック率が確認できます。ピンの保存率はピンの保存数をピンの表示数で割った値で、ピンごとに保存率を確認できます。保存率の高いピンの傾向から、ユーザーがどのようなピンを求めているのか分析ができます。
 
クリック率の高いピンは、ECサイトへ誘導数も比例して高くなります。クリック率の高いピンの傾向を分析し、どのようなピンがECサイトへの誘導につながっているのか検証を行いましょう。

 
〇リッチピンを使いこなす
リッチピンとは、画像にECサイトの情報を同期できる仕組みで3種類あります。リーディングリッチピンは、記事やブログの見出しを追加できるリッチピンです。埋め込まれたリンクから記事ページに遷移できるので、ECサイトにブログを掲載している事業者におすすめです。
 
プロダクトリッチピンは、在庫状況や価格、商品の詳細をリアルタイムで確認できます。ECサイトの商品ページに遷移できるので、積極的に使いたい機能です。レシピリッチピンは、料理のレシピを表示できます。飲食系や調理雑貨を扱うECサイトを展開している事業者におすすめです。
 
〇商品カテゴリ別にピンを分ける
多くのSNSでは投稿順にコンテンツが表示されるのに対し、Pinterestはボードと呼ばれる機能で商品のカテゴリを分類、表示させることができます。ボードの機能を活用することで、電子カタログのような使い方ができます。
 
ボードを作る際は単に商品別のカテゴリだけでなく、キャンペーンやセール商品、季節商品という分類にするのも有効です。ボード別のインプレッション数をアナリティクスで調べることができます。また、ボードの配置は自由に変更できるので、インプレッション数の多いボードをアカウントの上部に移動させることでユーザーを人気のあるボードに誘導させることができます。
 
ボードのタイトルや説明文を設定する際は、サジェストワードを意識してみましょう。サジェストワードを事前にリサーチし、検索結果に応じたワードをタイトルに盛り込むのがおすすめです。例えばインテリアを扱うECサイトを展開しているとして、間接照明のボードを作るとします。Pinterestで間接照明と調べると「1人暮らし」や「玄関」などのサジェストワードが出てきます。これらのワードをタイトルや説明文に組み込みながら、ボードのテーマに合う商品を選んでボードを作っていきましょう。
◎まとめ
Pinterestは、EC事業者も使えるツールです。画像や動画を有効活用して、ECサイトの売上アップを目指しましょう!
◎第39回 【Pinterest編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!