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EC売上アップ術

◎第38回 【note編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!

noteは、文章や音声を配信するメディアプラットフォームです。最近においては、企業の公式アカウントも登場し、ECサイトへの誘導する機能も搭載されました。この記事では、noteを活用した運用術をご紹介します。
◎ECサイト運営にnoteを取り入れるメリット
2014年にサービスを開始したnoteは、ブログのように文章や画像、動画などを個人スペースに投稿できます。ワードプレスでブログを制作するとサーバー代が掛かるのに対し、noteはアメブロなどと同じく、基本的に無料で情報発信ができるのが特徴です。
 
noteでは、発信者を個人や法人に関わらず「クリエイター」と呼び、ユーザーは気に入ったクリエイターをフォローしたり、TwitterやFacebookなどに拡散できたりと、SNSのような機能も持ち合わせています。また、広告の掲載やランキングがないので、ユーザーが純粋に創作コンテンツを楽しめることから、文章を読むのに集中できるサイト設計になっています。
 
サイトの特性上、長文を読むことに慣れているユーザーが多いため、ECサイト事業者の思いを惜しみなく伝えられる場として適しています。そのため、会社の創業ストーリーや商品のこだわりといった長文よりになるコンテンツを発信するのに向いています。

ECサイト運営にnoteを取り入れるメリット
 
◎ECサイトを運営する上でのnoteの活用ポイント
noteは、文章を活用して商品の魅力や購入を訴求できるツールです。そのため、ECで取り扱っている商品を、どうライティングに落とし込んでいくかが、活用のポイントになります。
 
〇商品やECサイト運営会社の裏側を伝える
noteの特性である長い文章を発信できるのを最大限に活かすため、単なる宣伝ばかりではなく、商品が生まれた経緯や、開発者のストーリー、作り手のこだわりなど商品の裏にあるストーリーを発信してみましょう。企業理念やECサイト事業者の思いなどを知ってもらうことで親近感を持ってもらい販売促進につなげられます。
 
ただ商品を紹介するのではなく、ECサイトを運営している企業や働いているスタッフのストーリーを発信することで、他社との差別化を図ることもできます。
 
ECサイトビジネスでは事業者とユーザーが直接顔を合わせることがないからこそ、ECサイトの魅力や武器を言語化して伝えることが大切です。

ECサイトを運営する上でのnoteの活用ポイント
 
〇ストーリーテリングの手法を取り入れる
ECサイトの運営会社の紹介や開発ストーリーの裏側、商品の魅力を発信する際に効果的な手法に、ストーリーテリングがあります。
 
ストーリーテリングとは、語り手が聞き手に何かを伝えるテクニックのひとつで、ビジネスシーンでは開発ストーリーや商品のコンセプトを物語仕立てで語ります。ストーリーテリングは、ユーザーが商品に対して具体的なイメージを持ちやすくなります。
 
スティーブ・ジョブズ氏は、ストーリーテリングの手法を巧みに用いたことで有名です。「1,000曲をポケットに」というフレーズとともに、初代iPodがある暮らしを物語仕立てでプレゼンしたのは有名な例です。
 
ストーリーテリングを実践するポイントとして、ユーザーが共感できる点を作ります。ECサイトのターゲットとなるユーザー像を設定したうえで、日々の暮らしのなかでのターゲットの悩みを提示します。
 
この悩みが共感となり、ECサイトで紹介している商品がいかにこの悩みを解決し、ユーザーの暮らしを良くするかを語ることで商品がより魅力的に伝わります。また、開発者やメーカーがその商品を通して何を実現させたいのか、社会や人々の生活をどのように良くしたいかというビジョンを盛り込むのも、共感を得られる要素です。

ECサイトを運営する上でのnoteの活用ポイント
〇アクセス数を上げる方策をとる
どんなに良質な記事を作っても、アクセス数がないことにはユーザーの元へ商品の魅力は届かず、ECサイトへの誘導にもつながりません。記事を量産していくのと同時に、アクセス数を伸ばす方策も取りましょう。
 
まずは、ハッシュタグをつけて投稿するのが、初心者の方でも簡単にできるおすすめの方法です。人気やトレンドになっているハッシュタグをつけることで、ユーザーが検索で記事を見つけやすく、閲覧数が上がりやすくなります。note編集部がハッシュタグをつけたお題やコンテストを常に開催しているので、積極的に参加してみるのも良いでしょう。
 
記事を書く際には、似たような商品記事など、関連する記事を埋めこみましょう。記事内にECサイトのURLを埋め込むことも、ECサイトへ誘導するのに重要なポイントになります。ECサイトへの誘導は、記事内に商品ページの埋め込みをするほかにも、ストア機能を活用する方法も有効です。
 
ストア機能とはnote上で販売する商品を一覧にできるページで、商品をタップ(クリック)することで外部のECサイトへ遷移できる仕組みとなっています。掲載商品は一覧になっているので、ある商品を探しにきたユーザーにほかの商品にも興味を持ってもらいやすくなり、結果的にECサイトへの誘導がスムーズになります。
 
ほかにも、記事を投稿する時間帯にも気を付けてみましょう。noteの記事はタイムラインのようなフィード式になっているので、ユーザーの利用が少ない時間帯に投稿すると記事が流れてしまう可能性があります。ターゲットとしているユーザー層の生活リズムを想定して、noteを閲覧していそうな時間帯に記事を投稿しましょう。

ECサイトを運営する上でのnoteの活用ポイント
◎まとめ
noteは、文章がメインの新しい形のプラットフォームです。読みやすい、読まれやすい記事を増やしていきながら、ECサイトの売上アップを目指しましょう!
 
◎第38回 【note編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!