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EC売上アップ術

◎第34回 【Facebook編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!

GAFAの一角であるFacebookは、原則として実名でアカウント登録を行い、居住地や年齢、性別を細かく設定するため、ECサイト事業者としてはターゲットを狙いやすい傾向にあります。この記事では、ECサイトを運営する上でのFacebookの上手な活用術をご紹介します。
◎ECサイト運営にFacebookを取り入れるメリット
日本国内のメインユーザーは30~50代がボリューム層で、働くビジネスパーソンが仕事相手とのコミュニケーションツールに利用しているのがFacebookの特徴です。こうしたビジネス層をターゲットにしているECサイトとは相性がよいと言えます。投稿は写真や動画はもちろん、最大6万字もの文章を書くことができ、文字数の制限にとらわれることなく商品やサービスを惜しみなくアピールできます。メッセンジャーと呼ばれるチャット機能を使うことで、ECサイト事業者とユーザーで1対1のコミュニケーションを取ることができるのも特徴です。
 
ユーザーからするとその都度ECサイトの問い合わせページに行き、氏名やメールアドレスなどの情報を打ち込む必要がありません。これにより、気軽に問い合わせや質問を行うことができ、ECサイト事業者とユーザーの円滑なコミュニケーションを可能とします。そのほかにもユーザーが実名登録をする仕様上、商品やサービスのレビューやいいね!に信頼性が高いのもECサイト事業者がFacebookを取り入れるメリットです。コメントやいいね!、投稿のシェアなど、ECサイト単体にはない拡散方法があります。

ECサイト運営にFacebookを取り入れるメリット
◎ECサイトにおけるFacebookの運用ポイント
〇Facebookページを活用する
Facebookページとは企業用のページのことで、個人が持つページとは異なります。Facebookページは予約投稿や管理者を複数指定できたりと個人ページと異なる特徴がいくつかあります。まず、商品情報や入荷情報はこまめに更新をしましょう。プロフィール欄も常に最新の情報しておくことで、検索上位に入りやすくなります。
 
そのほか、長文を投稿できるメリットを活かしてスタッフ紹介や創業エピソード、商品の豆知識など商品のプロモーションとは直接的には関係のない投稿も適宜するのもポイントです。宣伝ばかりの投稿はユーザー離れの一因となります。一見、直接的には購買につながらないような投稿でも、ユーザーと顔を合わせることのないECサイトだからこそ、会社の裏話やユーザーとのエピソードの投稿は、親近感を持ってもらえるよい機会です。投稿には文章だけでなく写真も添付することを意識しましょう。
 
画像を添付することでユーザーからの反応率が上がると言われています。ECサイト側にもFacebookページのリンクを貼ることでユーザーの周知を促しましょう。一方ページを運営する上で注意しておきたいのが、カバー画像で営利目的や宣伝と取られる文言および価格情報を載せることです。これらは規約違反と見なされるので、画像設定は慎重に行う必要があります。
 
ページの分析ができる「インサイト」という機能も存分に使っていきましょう。インサイトでは、フォロワー数の推移やページビュー数、競合ページのエンゲージメントを見ることができます。特に「ファンがオンラインの時間帯」はその名の通りフォロワーがFacebookを使っている時間帯がわかるので、投稿時間のタイミングを図ることができます。

ECサイトにおけるFacebookの運用ポイント
 
〇Facebookショップを利用する
Facebookショップとは、Facebookページ内でECサイト内の商品を閲覧できる機能です。現在は、Facebookページ上の商品リンクをクリックすることでECサイトへ遷移する仕組みですが、今後はFacebook上で決済までをシームレスに行える見込みです。ECサイト運用をする時にも悩みの種となるカゴ落ち対策の面において更なる効果が期待できます。
 
ショップ機能も前項で説明したインサイトと同様に、コマースマネージャというプラットフォーム上でインプレッション数やユーザーの行動などのデータ収集ができるので、どのような人が商品ページを見たのか、購入したのかなどECサイトのマーケティング戦略を考える上での分析、情報収集に役立てることができます。ショップページは背景色やカバー画像の変更が可能です。ECサイトにおいてウェブページのデザインが売上を左右すると言っても過言ではありません。取り扱う商品やブランドイメージ、ECサイトのデザインに合わせたカスタマイズをしましょう。

ECサイトにおけるFacebookの運用ポイント
〇Instagramと連携する
FacebookとInstagramはMeta社という企業が運営しており、両SNSは投稿を連携できます。これにより、片方のSNSアカウントしか持っていないユーザーにも商品のアプローチができます。連携する投稿は選ぶことができるので、一方のSNSユーザーには響かなさそうな内容の投稿であれば、あえて連携させないのもユーザー離れを防ぐ施策のひとつです。
 
投稿の連携のほかにも両SNSアカウントに届いたコメントを一元管理することができます。個別にアプリを開いてコメントやダイレクトメッセージの確認をしなくて済むので、タイムリーにユーザーの反応を確認できたり、コミュニケーションを取ったりできます。同じ投稿に寄せられたコメントやダイレクトメッセージは比較することで、今後のECサイトの運営戦略やSNS戦略を考慮する材料となります。
ECサイトにおけるFacebookの運用ポイント
◎まとめ
Facebookは、文字数の制限を気にせず商品やサービスをPRできるツールです。トライアンドエラーを繰り返しながら、ECサイトの売上アップを狙いましょう!
 
◎第34回 【Facebook編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!