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EC売上アップ術

◎第32回 【Instagram編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!

2010年にサービスがはじまったInstagramは、ユーザーの購買行動を刺激するさまざまな機能があります。上手に活用することでECサイトの売上アップが期待できます。この記事では、ECサイトで役立つInstagramの運用術をご紹介します。
◎ECサイトでInstagramを活用するメリット
Instagramを運営するMeta社は、日本国内のアクティブユーザーは2019年3月時点で3,300万人であると発表しています。若い女性に人気のアプリというイメージがありますが、近年では幅広い年齢層に浸透しています。
 
2018年からはショッピング機能が追加され、投稿画像にECサイトのリンクを貼れるようになりました。かつては日常のひとこまを友人とシェアするツールでしたが、今では企業やインフルエンサーが商品の販売促進をするプラットフォームの役割も果たしています。
 
投稿を見るユーザーも若い世代はInstagramで商品を検索し、レビューや口コミを読むことで商品購入の参考にしています。このようにInstagramは購買行動につながりやすいツールで、活用方法次第ではECサイトを運営する上で強力な販促ツールになります。

ECサイトでInstagramを活用するメリット
◎ECサイトにおけるInstagramの運用ポイント
〇  ECサイトまでの導線を整える
Instagramを用いる最終目標は、ECサイトへの誘導です。いかにECサイトへユーザーをスムーズに誘導できるかは、導線の設計が重要になります。
 
まずは、商品タグを活用してみましょう。投稿に商品タグをつけることで、InstagramのアカウントからECサイトへの遷移をワンストップで行うことができます。商品タグは、フィード投稿やInstagramストーリーズ、リール動画、Instagram TV内のあらゆる投稿につけることができます。
 
ただし商品タグを使うには、ショッピング機能を導入する必要があります。ショッピング機能を搭載するには、Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替え、Facebookアカウントとの連携をした後、審査を通さないといけません。
 
ショッピング機能がまだ使えない場合は、ECサイト側であらかじめInstagram掲載商品ページを作り、そのページをプロフィール欄に記載すると良いでしょう。プロフィール欄にECサイトのトップページを貼っているケースが見られますが、その方法ではInstagramに掲載した商品までたどり着くのに時間が掛かる、または見つけられないといった事態が起こります。せっかくECサイトに誘導できたものの、途中離脱を招く要因になってしまうので注意しましょう。
 
〇  Instagramを使ってECサイトを回遊する仕組みを作る
ECサイトを運営するにあたって、回遊性が高いとコンバージョン率が上がるとされています。回遊性が高いECサイトは、多くの商品を閲覧してもらうことで、衝動買いやついで買いを促します。回遊性を高めるには、ECサイト側にInstagramの投稿を埋め込んでおくことが有効です。特にスタッフやユーザー、インフルエンサーの投稿を埋め込むことで、商品イメージをより訴求できます。
 
アパレルブランドのECサイトを例にあげると、スタッフが自社ブランドの商品を着用した投稿が埋め込まれています。ただ単にスナップをECサイトに埋め込むのではなく、スタッフの身長や着用サイズを併せて表記しています。ユーザーは自分に近い体型のスタッフの投稿を閲覧することで、着用時のイメージがしやすくなります。さらに同じスタッフの別の投稿も閲覧してもらうことで回遊性が高まります。このような施策を打つことで、ユーザーが実際に商品を使用したイメージがしやすくなり購入につながるので、ECサイトのコンバーション率アップが期待できます。
 
〇洗練された投稿画面を作り込む
ユーザーはファーストビューと呼ばれる3秒という短い時間で、自分に必要な情報か否かを取捨選択しているといわれています。多くのユーザーはスマートフォンで閲覧しています。ユーザーの目を引きつつ、モバイルに最適化された投稿画面を作り込むことがECサイトへ誘導するためのポイントです。フィード投稿であれば、ギャラリーに統一感が出ていることが重要になります。ギャラリーとは、プロフィール欄に表示される最新9つの投稿のことで、写真の撮り方や加工の仕方を全て統一することで、ユーザーの目を引くギャラリーを作ることができます。
 
ストーリーの投稿であれば、動きのあるGIFスタンプでユーザーの注意を引くことができます。ここで気を付けておきたいのが、ストーリーは表示時間が限られている点です。情報は最低限に留めて読みやすい画面構成を心がけましょう。そのほか注意するべきポイントは、ストーリーの投稿画面の上部にはアカウント名、下部にはメッセージ欄が表示されるので、画面全てを文字やスタンプで埋めないようにしましょう。

ECサイトにおけるInstagramの運用ポイント
◎まとめ
ECサイトの集客にInstagramは欠かせないツールです。「ECサイトまでの導線を整える」、「ECサイトを回遊する仕組みを作る」、そして「洗練された投稿を作り込む」ことが重要です。上手にInstagramを活用して、ECサイトの売上アップを目指しましょう。
 
◎第32回 【Instagram編】ECサイト担当者のための使えるSNS運用術!