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EC売上アップ術

◎第16回 ヤフーショッピングで売り上げアップ!売れるページの作り方

EC市場が拡大するなか、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングの3強は依然として存在感をだしています。今後もさらに事業規模が拡大することが予測され、大手ECモールはより注目を浴びていくでしょう。
今回はそのなかでもヤフーショッピングについて、どのようなページが売れるのかご紹介していきます。
◎ヤフーショッピングとは
ヤフーショッピングとは、ヤフー株式会社のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」が運営するショッピングモール型ECサイトで、巨大なECモールに店舗を出店するテナント型に該当します。
現実世界で例えると、ショッピングモールでテナントを借りて出店する形態のECバージョンと言えるでしょう。

ヤフーショッピングは1999年にオープンし、2013年第4四半期を境にEC店舗数を急増させました。その背景には、2013年10月に「インターネットで買えないものはない世界を作る」という考えのもとに発表されたビジネスモデルの変革、称してEC革命の実施があります。
EC革命とは、従来EC店舗管理者から徴収していたテナント料および売上ロイヤリティを無料化し、顧客へのメール配信や外部リンクへの誘導を自由にすることで、ECにおける摩擦係数ゼロを目指したビジネスモデルの変革です。その変革によって、2013年第4四半期にヤフーショッピングのEC店舗数は3倍に膨れ上がり、国内ECモールにおいて最多のEC店舗数となりました。

さらに、その後もEC店舗数は増加し続け、現在も国内ECモールにおいて最多のEC店舗数を保持しています。では、数多くの企業がEC店舗を出店しているヤフーショッピングには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
◎ヤフーショッピングとは
◎ヤフーショッピングのメリット
ヤフーショッピングのメリットと一口に言っても、EC店舗で取り扱う商品やビジネスモデルによってそれは異なるでしょう。そのため、ここでは費用・集客・ユーザー層の3つの観点から、それぞれひとつずつメリットをご紹介します。

◇ 費 用
まず、費用についてです。
ヤフーショッピングはテナント料金および売上ロイヤリティといった固定費用がかかりません。また、通常必要とされるEC出店する際の初期登録費用は不要です。
しかし実際のEC店舗経営では、成約ごとに原資負担や決済サービス手数料などの費用が発生します。

とはいえ、ヤフーショッピングの場合、1成約あたりの原子負担と手数料を併せて平均7%前後であり、大手ECモールであるAmazonや楽天市場と比較すると半額程度です。
よって、ヤフーショッピングのEC店舗経営は低いコストおよびリスクでできるため、大手ECモールの中でも新規参入をしやすいと言えます。

◇ 集 客
続いて集客です。
ヤフーショッピングは、日間PV数10億以上を誇る、日本最大級のポータルサイトYahoo! JAPANにリンクが設置されています。
そのため、Yahoo! JAPANの優れた集客力が、ヤフーショッピングへの外部流入を増加させるなど、強い導線として活用されていると言えるでしょう。

また、Yahoo! JAPANからWeb検索を実施した際のキーワードに応じて、検索結果ウィンドウ内にキーワードに関連する商品とそのリンクが表示されます。それよって、検索結果ウィンドウ内への露出による流入が期待できるでしょう。

◇ ユーザー層
最後にユーザー層です。
フーショッピングは、提供主である株式会社ヤフーがソフトバンク連結子会社化したことによって、ソフトバンクユーザー限定イベントの展開やPayPayと連動した決済が可能になりました。それによりソフトバンクユーザーを限定的に囲い、従来シニア層がメインであったユーザー層に、若年層を引き込んでいると考えられます。

このように、ヤフーショッピングは売上アップやアクセス数アップなどが期待できる大手ECモールのひとつですが、EC店舗を経営するだけではなかなか商品は売れません。
ではヤフーショッピングで売れるページを作るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
◎ヤフーショッピングのメリット
◎ヤフーショッピングで売れるページを作るには?
まず、商品ページにおける売上アップのためのポイントのひとつめは、商品画像です。
商品画像とは、検索結果として商品一覧が表示された際、サムネイルとして表示される画像を指します。検索結果には多数の商品が表示されるため、商品画像は見やすくわかりやすいものにしましょう。
また、EC店舗が謳っているアピールポイントやキャッチコピーを含めることも、売上アップのために効果的と言えます。
商品画像に注力し、多くの検索結果のなかからアクセスされる商品にしましょう。

続いて、商品ページにおける売上アップのためのポイントふたつめは、商品ページ内に設置する画像です。
そこに設置する画像は、使用感をイメージしやすく、その商品の特徴を理解しやすいものにすることで、ユーザーにとって商品の魅力がより伝わりやすくなり、購買率および売上アップが期待できます。
商品画像次にトップページ内における回遊性アップのためのポイントひとつは、レフトナビゲーションメニューを設置することです。
レフトナビゲーションメニューとは、読んで字のごとく左側に表示されているナビゲーションメニューを指します。レフトナビゲーションメニューを設置することによって、ユーザーは必要とする商品をカテゴリ別・商品別などで探すことが可能です。
レフトナビゲーションメニュー
続いて、2つ目のポイントは「ランキングパーツを設置する」です。ランキングパーツとは、EC店舗で取り扱っている商品をランキング形式で掲載するパーツを指します。ランキングパーツがあることで、何を買うか迷っているユーザーに購買行動を促せることが期待できるでしょう。また、ランキングによって他の商品ページへのアクセス数も上がるでしょう。
ランキングパーツ
また、ページを作成していくにあたり、ターゲットユーザーが欲しい情報は何か、魅力的に感じるモノは何かなど、ユーザーを1番に考えてページ設計することも重要です。
◎まとめ
ヤフーショッピングは低いリスクとコストでEC店舗経営ができるため、大手ECモールへの新規参入を試みるのであれば、有益なECモールではないでしょうか。
ヤフーショッピングへEC出店するのであれば、紹介したポイントを参考に、売上アップを目指していきましょう!
◎第16回 ヤフーショッピングで売り上げアップ!売れるページの作り方